椅子の下の直管型白熱電球(60W)を除けば、すべて10Wの電球を使用しています。小さな光だからこそ、光自身が優しく輝くとともに、見せたくないものを闇へ隠し、見せたいものを効果的に見せることができます。
歩く人にとっても、遠くからは誘導灯のような、連続した点としての光が、近づくにつれて、小さな花であったり、窓辺のステンドグラスであったり、そこに住む人を感じられるような光であると再認識・再発見することは、とても楽しいことだと思います。
毎日安定している一方、機械的・効率的な光を発する街灯とは異なり、こうして皆が関わってできる光は、やはり素朴な美しさや自由な楽しさがあると思います。庭いじりをするように、日常的に、みんなで「光いじり」をするのもいいのではないでしょうか。
また、今回の実験は、皆様の協力や理解、地区内のつながりなくしては到底できなかったものであり、多大な感謝と共に、人の気持ちやつながりの大切さを再認識させられたように思います。