PMF2010の記憶〜その3
ピクニック・コンサートは応援日記風に・・・
2010年8月1日 朝 Massa-'s Home
朝8時過ぎ。
今日の天気予報は・・・。
「南の風 やや強く 後 北西の風 海上 では 南西の風 強く
くもり 昼前 から 夕方 雨 後 晴れ
所により 昼前 から 昼過ぎ 雷を伴い 激しく 降る
波 3メートル 後 1.5メートル」
降水確率
06-12 60%
12-18 70%
18-24 10%
ちょっときびしいかな・・・。
公式HPによれば、
「ピクニックコンサート」の開催決定時期について
2010/07/30
「ピクニックコンサート」
(8月1日(日)12時開演、11時30分開場 札幌芸術の森・野外ステージ)
は、 雨天決行を基本としておりますが、
悪天候による中止の場合があります。
開催の可否については、8月1日(日)9時に決定し、
当ウェブサイト等にて発表いたします。
とのこと。
途中1時間ほどかけての道のり、少し待機して様子を見ようか。
9時過ぎ、公式HPにて
ピクニックコンサートの開催決定について
2010/08/01
本日12時開演(11時30分開場)予定の「ピクニックコンサート」は、
予定どおりの開催が決定いたしました。
当日券は、入場ゲート脇の当日券売場にて、11時から販売いたします。
たくさんの方のご来場、お待ちしております!
大丈夫かな・・・。
息子は練習試合で今日もパス。
今年は完全欠席。
一人で気楽だから出かけようか!
2010年8月1日 10:30 札幌芸術の森・野外ステージ前
芸森は時折小雨がぱらつく空模様。
この程度なら傘も差さずに済みそうだ。
しかし雨を嫌ったのか、開場1時間ほど前のゲートには行列ができていない。
ゲート前のスピーカーからショパンのリハーサルの様子が聴こえる。
「雨音はショパンの調べ」だっけ・・・。
家にいる息子にメールで現場報告。
一人ですることもないので、携帯からBlogへの書き込みへ挑戦。
出店の準備も整って、次第に札響の方の姿もちらほら。
ブルックナーのアダージョ、シンバルの響きにカレー屋さんの呼び声が重なる。
帰りのおみやげは決まりかな・・・。
2010年8月1日 11:25〜 札幌芸術の森・野外ステージ
〜ピクニック・コンサート〜
5分早い開場で予定通り芝生席最前列に着席。
天気予報通り、雨の降り方が小雨とは言えない強さになってきた。
行列でもらった雨合羽を羽織って、傘でかばんを隠し、やや窮屈な状態だ。
ステージ上では昨年と同じ地元FMの局アナ氏が進行役を務めた。
12:00 PMF青少年のための音楽会
高関健指揮札幌交響楽団
チャイコフスキー:3大バレエ音楽より抜粋
高関指揮の札響はお約束通り、ヴァイオリン両翼配置。
最近はこちらのほうが見て、聴いて安心するのはなぜかしら?
ルイジはヴァイオリンは右側に揃えるからPMFでは両翼配置は減ることになる。
毎度ながらPMFOと比べるとオーケストラの総合力としてはさすがプロである。
トークを交えての高関の指揮は堅軟自在で見ていて楽しい。
時に重すぎるかなと思うほど充実した演奏。
アンコールに「くるみ割り人形」からあし笛の踊り。
13:20 休憩
雨合羽を中途半端に羽織ったのがいけなかった。
ふともものあたりがかなり濡れて冷たい。
手持ちのハンドタオルだけでは拭いきれそうにない。
13:40 PMFアンサンブル演奏会
プログラムを見るまでファカルティのコンサートと勘違いしていた。
いずれも先のマラソン・コンサートで聴いた曲ばかりである。
最初のコントラバス4本は予定が変わっておなじみ?「カルメン」。
楽しいけれど、3週間過ぎたのだからもう少しこなれていてもいいのでは?
続くはドビュッシー。
しっとりした演奏を聴かせたのだが、
ヴィオラが楽譜を風にあおられるシーンが続いて緊張感が切れてしまったのが気の毒。
赤堀さんのピアノを加えたプーランクが見事。
特にオーボエの女性はアート・ホールで聴いた時より格段に高い仕上がりと感じた。
最後のベートーヴェンの管楽五重奏はアンダンテとロンドだけ、
野外でやるにはちょっと気勢があがらない様子。
ここで雨もやや強くなってきた。
15:00 PMFシンガーズ演奏会
かつて声楽部門隆盛?の頃、PMFOがバックについてオペラアリアをやったこともあったが、今回はピアノ伴奏。
司会のトークをはさんで以下の10曲。
黒田 まさき(バリトン) ロッシーニ:「セヴィリアの理髪師」〜「私は町のなんでも屋」
伊藤 真矢子(ソプラノ) マスネ:「マノン」〜「私も優雅かしら?・・・」
小笠原 一規(テノール) チレア:「アルルの女」〜「フェデリーコの嘆き」
斉藤 園子(ソプラノ) バーンスタイン:「キャンディード」〜「着飾って、きらびやかに」
安藤 玄人(バス) ロッシーニ:「シンデレラ」〜「お前たちのどちらかが・・・」
下司 貴大(バリトン) ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」〜「酷して不吉な不安を」
千恵・リー・サダヤマ(ソプラノ) プッチーニ:「蝶々夫人」から「ある晴れた日に」
岡 昭宏(バリトン) ヴェルディ:「ファルスタッフ」〜「夢か?まことか?」
カンジュン・ユ(ソプラノ) プッチーニ:「マノン・レスコー」〜「一人寂しく捨てられて」
コスミン・イフリム(テノール) プッチーニ:「ラ・ボエーム」〜「冷たい手を」
アレクサンダー・ビューロー(ピアノ)
縄手 文子(ピアノ)
トップの黒田がやや不調だったが、あとはどれも堅実な歌唱。
終盤には音楽監督ルイジも客席に姿を見せた。
そのせいもあったのか、最後のゲスト二人はさすがに格の違いを見せつけた。
オーディション組ではコミカルさも見せた斉藤のバーンスタイン、安藤のロッシーニが楽しめた。
最後に(ピアノの縄手も譜面を持ち)全員で「ふるさと」を歌って幕。
16:50
続くはトリのPMFO。
天気も回復し、この時間にして空が明るくなってきた。
だが前日の演奏がやや期待はずれだった上に、
ショパンを前座に聴くのは冷えた身体にちょっとつらい。
ブルックナーはあきらめて今年はここで終了にしよう。
ナンとカレーをおみやげに、芸森出発は17:00。