PMF2008応援日記! その4


2008年7月14日 19:50 Massa-'s Home

お〜さっそく公式HPに昨日の写真がアップされたね。
昨日のトークコンサートの様子は・・・。
おや?なんだい!前半は3列目、後半は通路の右。
われわれ親子の座った席から写真がカットされてるよ
(-_-;)


2008年7月15日 20:50 Massa-'s Home

さーて、坊主!こんどの日曜日は芸森行く?
曲はたぶん全部知らない曲ばっかりだよ。

行くの?(食い物目当てだろ、どうせ・・・(ー。ー)
ん!わかったよ〜。

手元のチケット引換証は6枚、
日曜日のトークコンサートに2枚、ピクニック・コンサートの椅子席に4枚。
ぴったりなくなるね。

ということは26日のKitaraはあきらめようか・・・。


2008年7月20日  9:55  札幌芸術の森 アートホール

8時半に出発、ガソリンスタンドで車に、コンビニに寄って息子にそれぞれご飯を用意。
ほぼ時間通りに到着した芸森はなんと霧雨!
「今日は朝練やってないね」
「そりゃ、そうだ!楽器がこわれちゃうよ!!」
さすがに芝生の上で朝ごはんというわけにもいかない。

開演が遅いためか、アリーナ前にはすでに20人ほどが列を作っている。
開演1時間前ということで考えれば、先週より出足は早いことになる。


2008年7月20日 11:00 札幌芸術の森 アートホール 
   アリーナ PMFベルリンのトーク・コンサート T

先週と同じく3列目センターを確保。
プログラムはこのシリーズらしい?ごった煮風だ。
しいて言えば、あえて独墺系の古典作品を控え、ラテン系?を志向した内容。

チャベス:打楽器のためのトッカータから
カヴァルコス:グレーの詩
ヘンツェ:メヌエットとタンゴ
グラナドス:「ゴェイカス」間奏曲
シビルス:コントラバスのための「アイランド」
シューマン:アダージョとアレグロ
デュティユー:ザッハーの名による3つのストローフェ
ロッシーニ:チェロとコントラバスのための二重奏曲
ニ長調

最初は打楽器。ゼーガースは指揮だけだったのは残念。
学生達の演奏は切れ味が今ひとつ。
2番手期待のシュトールはコンテンポラリーの小曲が中心で昨年に比べてちょとさびしい。
オーボエのヴォレンヴェーバーのシューマンは以前に他の楽器でやるのを何度か聴いたもの。
「クララに捧げた作品です。愛を語るにはオリジナルのホルンよりオーボエのほうが相応しい。」
そんな自負が伝わるような堂々たる演奏。
チェロのマインツはベルリンの芸大の教授。
「『ザッハー』はウィーンのケーキではありません。指揮者のザッハーです。」
パウル・ザッハーね、いたいた。
たくさんの技巧をこらした作品はザッハーの誕生日の記念に寄せられた作品とか。
最後にシュトールとロッシーニの二重奏。
先週はウィーン・フィルの2人が、第3楽章を取り上げたが、こちらはちょっと重いかしら・・・。
しかし第2楽章のおおらかで美しい歌が素敵だ。
最後は体を大いに揺らしての熱演に、先週と同様、さらに盛大なフライングの拍手。
曲がそうだから、しゃーないか・・・。
終演は12時15分、PMFウィーンより長かったか?


2008年7月20日  13:00 札幌芸術の森 アートホール 
   アリーナ PMFベルリンのトーク・コンサート U

午前中と同じ席に陣取る。
息子曰く、「このくらいが落ち着く」
お父さんとしては、かぶりつきで奏者の息遣いを感じたいのだが・・・。

エラート:フルートソナタ
モーツァルト:「ケーゲルシュタット」トリオ
ブラームス:4つの厳粛な歌から第1から第3曲
グリンカ:悲愴三重奏曲
R=シュトラウス:ホルンとピアノのためのアンダンテ
プッチーニ:「誰も寝てはならぬ」

ブラウがなんとも色彩豊かなシャツで登場。
音楽は骨太で味わい豊かな音。
シュルツはブラームスの最晩年の歌曲をその内容にふさわしい響きで歌い上げた。
イェジェルスキのホルンは先週のウィーンの「若造」に比べればなんとも立派。
ホルンの音はこうでなくてはいけない。
難しかったのはクラリネットの参加した二つのトリオ。
立派な演奏で、単独で聴けば文句のつけようがないのだが、
シュミードルの魅力にかなわない。

今日の進行はPMFスタッフのT氏が務めた。
先日のKitaraでもプレ・トークに登場していたが、氏の声はマイクに乗りにくいようだ。
司会としても登場するメンバーや曲目についての予習などかなり役不足。
期間中は多忙と思われる氏、別な司会が必要だったろう。
こちらも1時間では収まらず、終演は14:10を少しまわった。

坊主はロッシーニが気に入ったようで、
しばらくニコニコしながら、第三楽章のフレーズを口ずさんでいた。


2008年7月20日 14:15 札幌芸術の森
  野外ステージ前

おい!雨だよ!!
霧雨とはいいにくい雨だよ!!!
15:00の予報 曇り気温22度はどした?
しかし行列は先週の数倍の長さ!
スタッフがレインコートを配っている。

坊主だけを芝生に置くわけに行かず、想定外の1800円の出費(^^;
ランチBOXを買って列に戻る。
今日も硬くてぼそぼそかな〜。


2008年7月20日 14:40 札幌芸術の森
  野外ステージ

ブラックモアさんと合流、吉例の談笑。
間にはさまれた坊主はひたすら喰う・・・。
ステーキを一切れいただく。
やっぱり硬い・・・。
ポテトは?いらないの?
では・・・。
・・・やっぱりぼそぼそ・・・。


2008年7月20日 15:00  札幌芸術の森
  野外ステージ PMFO演奏会

生誕90年のオール・バーンスタイン・プログラム
「ガラ」と銘打って3人の指揮者、3人のソリストが競演。

最初は「キャンディード」序曲。
指揮はビアヴァ。
音楽はやや鈍重。

2曲目は「不安の時代」
たしか、PMFで取り上げられたのを聴いた記憶がある。
ここでは札響メンバーが参加。
オケのトップには大平まゆみさんが着席。
大きな身振りで貫禄を示した。
ピアノ独奏は小曽根真。
先週のエマールに負けない熱のこもった音楽。
アンコールに即興演奏。
オケのメンバーに聴衆も巻き込んでのパフォーマンスは無茶苦茶楽しい。

休憩をはさんで、芸術主幹の登場。
セッティングはジャスバンドを意識した並び。
見た目には威勢のいい川瀬の指揮、
後半をリードするシュミードルのパフォーマンスに大いに沸いた。
アンコールに後半部をリピート。
シュミードルのパフォーマンスはさら熱が入っていたように感じた。

続いて個人的には今日のメイン・イヴェント、「セレナード」。
第1回PMFオープニングの衝撃は今も残る曲だ。
アン・アキコ・マイヤースの真っ赤なドレスでの登場に演奏前から期待が高まる。
(ペディキュアも赤だったのはおじさんは見逃さないぞっ!)
マイヤースは期待以上の演奏を聴かせてくれた。
演奏中のなんともアグレッシブな表情に合間に見せるチャーミングな表情。
魅せられた30分だった。
アンコールに「サマータイム」
前説は日本語、なんとも可愛い・・・。
こぶしの利いた演歌調?のガーシュインは彼女には日本の血が流れているのを思い出させた。

最後に名作「ウエスト・サイド・ストーリー」のシンフォニック・ダンス。
尾高さんの指揮は前半なんとも重い、テンポも音楽だ。
こんな演奏あり得ないと思われたが、演奏はしり上がりに盛り上がった。
マンボではさすがにヒート・アップして、レニーさながら?飛び上がる尾高さん。
それでも「Mambo!」の掛け声のリードは恥ずかしそう。

最後にバーンスタイン90歳を祝って、「ハッピー・バースデイ」
やや重たい弦楽器の前奏に続いて観客の歌でお開き。

終演18:10!


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