PMF応援日記っ!その4
2001年7月14日 07:10 北海道新聞朝刊第1面
夕べだったんですね!大通でのPMFウィーン!!
全く情報なしでした。札響のメンバーも参加したそうで、素晴らしいことです。
今年で3回目の大通野外コンサート、来年はなんとか聴きに行きたいものです。
2001年7月14日 17:10 PMF組織委員会
約束の時間に遅れること10分、会期中の委員会の事務室はとても忙しそうでした。
やっと21日のミニトーク・コンサートのチケットを引き取りました。
それからこれもやっとのことで公式プログラムの引き換え。今年の表紙はエメラルド・グリーン(でしたっけこの色?) 今まで多かったブルー系に比べてちょっと押し出しが弱い感じがします。
それから今回はじめてPMFのオリジナルのチケットケースをゲット!
こんなのあったんですね。
2001年7月14日 18:00 札幌コンサートホール
PMFオケの初日です。
前半2曲はウィーンのメンバーはステージに上りませんでした。
今年のオケの印象として2点。
金管楽器はいままでのPMFの中で特筆されるべきものでしょう。
イメージとして若さにまかせた音量の大きさで勝負という感じが強かったのですが。
今回は大音量でも音がよごれる事なく、品位を保ったものでした。
弦楽器は充分な音量でしたが、第2ヴァイオリンが出すぎて、響きを濁していたように思います。
パート分けのオーディションで力量を平均に分けてしまったのでしょうか?
古典の曲でない前半のプログラムではちょっと問題があったようです。
独奏のハフは出だしはピリッとしませんでしたが、しだいに柔軟なフレーズィングと力強さで、聴き手を魅了しました。
後半はウィーン・フィルメンバーを加えた「幻想」です。
毎回思うのですが、100人のうち数人の影響でこれほど集団のもたらす成果が変わるというのは驚きです。
もちろん古典に近い「幻想」という曲の特性もあるのでしょうが、特に弦楽器の仕上がりには目を見はります。
これに先に述べた金管、それにシュルツ、ガブリエル、シュミードル、トゥルノフスキーがトップをつとめる木管、
アルトマンがほとんど演奏に加わらず、腕を組んでにらみを利かせる?打楽器パート。
すばらしい演奏でした。全体の仕上がりは昨年末に聴いたハンガリーのオケにはやはりかなわないと思いますが。
熱気に満ちたこの曲にふさわしい演奏でした。
2001年7月15日 11:10〜 札幌芸術の森アートホール
今日は、PMFウィーンによるミニ・コンサート二日目です。
出かける直前になって休みが確定した家内が同伴することになりました。
ホール前で今日の出演者のひとり、フルートのシュルツの姿を見かけました。
「肩幅広い、がっちりした体格」(家内談)。
12:15〜 シュルツ&吉野直子
先週より人の入りはよい様で、長蛇の列ができ5分前に開場。開演前には補助椅子が出されました。
素晴らしかったのは吉野のハープ。正直言ってこの楽器間近に見るのは初めてのことでしたが、
ハープと聞いて浮かぶイメージとは随分違って演奏振りはとても動的なものです。そしてその音楽ですが、
正直言いまして、私自身比較対照、あるいは基準となるものがほとんどないとはいえ、すっかり魅了されました。
特に印象に残ったのは、最初のシュポアのソナタ特に立派な第1楽章、それと最後のドップラーとザマーラによる
オペラの幻想曲。力強さ、繊細さを併せ持った音楽を満喫した1時間でした。
さて次のコンサートの列に並びます。ふと振り向くと首席教授のシュミードルがやってきます。気づかない家内を肩をだいて
振り向かせると、シュミードル氏と目が合いまして、「How are you!」と声をかけてもらいました。感激、感激!!
その他にも、アリーナ前はウィーン・フィルのメンバーがぞろぞろと?いたりします。
ガブリエルはシュルツのコンサート開演前の会場をのぞきにきていました。ティンパ二のアルトマンは私たちの目の前で
アカデミーのメンバーとコーヒーを飲みながら語り合っていますし、今回は聴けなかったドレツァル、クロイザマーが列のそばを
通りすぎたり、コンサート会場にはシュー、マイヤーの顔も見つけられました。
会場間近、前方に音楽監督シャルル・デユトワ発見!首席教授シュミードルとのツー・ショットも目の前で繰り広げられました。
13:25〜 ガブリエル&ヘーグナー
R=シュトラウスの管楽器のための協奏曲二本立てです。
二人とも2時間ほど後に「幻想」の本番を控えていることを感じさせない演奏振りでした。
ガブリエルの繊細な響き、ヘーグナーの屈託のない演奏が魅力的でした。
14:25 二つのコンサートを終え駐車場に向かう途中、ゆったりと歩むヒンク氏を見かけました。
さすがコンマス!重役出勤であります。