青藏鉄道で行くチベットの旅‐V
永久凍土帯を行く‐1  (9月10日)

青海省の省都の西寧駅は18時30分、夕食の頃で下車しない。ここの海抜は2200mを超えている。15分の停車後発車次の停車駅はゴルムド駅、列車での第2日目の夜を迎える。更に高標高の地帯に入っていくにつれて備え付けられている酸素吸入が必要になるのかどうか、若干の不安感も脳裏をよぎるが10時消灯を待たずに就寝。
夜が明ければゴルムド駅、ゴルムドとはモンゴル語で「河川が集まる土地」を意味するという。黄河や長江(揚子江)、ミャンマー、ラオス、ベトナム、タイやカンボジヤに通ずる東南アジアの大河メコン河等大河の流れはこの青海・チベット高原に発して、3大河川の水源地帯である。ゴルムドから終点ラサまでは約1142km、20時到着予定である。
途中の崑崙山脈、ココシリ国家自然保護区,タングラ山脈、ネンチンタングラ山脈など初めて見る車窓の風景を飽かず眺めカメラを向けると長時間の車内も苦にならない。
朝6時、外はまだ暗い
が列車は平原の真っ
ただ中を走っている。
夜の間閉じていた通
路のカーテンを車掌さ
んが開けて丁寧に畳
んで納めていく。
5時の頃外気は9℃
と表示があった。

7月12日、6時20分真
っ平らな地平線の先
に日の出の瞬間を見
られた。青海湖も広
大な柴達木(ツァンダ
ム)盆地も夜中眠って
いる間に通過してい
た。


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ゴルムド駅かと思ったらゴルムド東駅
表示があった。通過
駅であった。駅につ
ながる道路の周辺は
建設工事や建築工事
で街づくりが進行中
の様に見える。
6時44分ゴルムド駅
到着、海抜2,829mの

高地。列車は時刻表
より1時間20分ほど
の遅れであるが、
20分の停車の後7時
5分発車。
新疆ウイグル自治区へは省道で連絡している。
ゴルムドの駅を抜け
ると左側には広大な
用地造成地が広がる
。送電線の下には石
油の貯蔵施設か、工
事中の箇所も散見す
る。この地でも資源開発が進展中か?
崑崙山脈の主峰玉珠
は海抜6178m、ゴ
ルムドを出発して1時
間余列車の左手に雪
を頂いた純白の山容
が見えてきた。
国家登山チームの訓
練基地があるという。
鉄道地図で見ると珠
玉峰の麓の三岔河
(サンチャ河)大橋

動物保護のための
通路
らしい。
河だけでなく海抜
4000m以上の永久凍
土地帯では「道の代
わりに橋
」を架けるこ
とで鉄路と環境の保
全の問題も解決した
とも聞いた。
氷河を擁した崑崙山
脈、
アジアの背骨とも
云われ、山脈全長は
2500km、平均海抜
5500〜6000m
、最高
峰は青海省と新彊ウ
イグル自治区境の布
喀逹坂峰という山で
海抜6860mであると
いう。