4月8日
昨年、前作業として地拵えを行ってきた山火事跡地に今年は本格的に造林作業が
始められた。8.71ヘクタールの面積に植林を行う計画で、長野森林組合の手で進めら
れている。植栽の樹種は、コナラ、クヌギ、ヤマザクラなどで山火事跡地の残存木のコナ
ラやカシワなどとともに広葉樹林の育成を図る計画あるが、現場の作業は、足場も悪く
細心の安全注意と蓄積された造林技術の経験が求められる。
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ポット苗木の利点と欠点 苗木の根に土を付けず裸状態にして山まで移動する裸苗と違って、ポットの中で育てて、鉢ごと植栽地まで運び、土を付けたまま植えるので、根が乾いたり痛むこともなく活着がよい、また季節を選ばないで植栽が出来るが、苗木がかさばり重くなるのが欠点である。 苗木の内訳
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作業中の人に尋ねた この仕事何年やってますか:40年になるよ、方々の山に植えてきたよ。 自分たちで植えた山を見るのはどんな気持ちですか:育ているのを見るのは楽しいよ。 40年もたてば伐採の時期に入っているはずだったのに:国の偉い人や政治家に頼みたいよ、もう外材の輸入はやめてほしい。 鍬を振るう手をやめずに話した、国産材の利用の再興は現場の切実な思いだ。 |