信州に木で住みよい家造り

3月30日

前回触れたように、3月、20、19日の二日間、長野県木造住宅協会により
「信州の木の家住宅展示会」が開催された。今回は会員が各地区で手
がけている5戸の住宅が出展された。在来軸組工法を主体として、県産木
材を50%以上使用する、優良木造住宅の普及を図ることを目的に開催し
ているもので、新築の完成住宅と完成間近の建築途上の構造見学の住宅
が見られた。  

     展示住宅の概要

所在地 区分 建築内容等 規模  (u) 県産材 (立法b) 県産材率
丸子町 新築 木造ガルベリウム鋼板葺二階建   128.60 17.5 70%
茅野市 構造 木造瓦葺二階建 188.67 18 60
穂高町 新築 木造瓦葺二階建 84.0 15 50
塩尻市 新築 木造瓦葺二階建 263.04 38 69
松本市 構造 木造瓦葺二階建 199.56 50

構造見学住宅
松本市入山辺での展示住宅は4月下旬を完
成目標に工事が進められている構造の展示
である。住宅の完成後には見えなくなる部分
の構造や使用している木材、工法などを見る
ことが出来る。
木造瓦葺2階建て造り、建築面積 199.56u
小屋組みの様子 小屋組みの一部、太い小屋梁がしっかりと
屋根の重量を受け止め支えている、束や
野地板にもスギ、ヒノキを使って完成後も天
井板は貼らず、あらわしとして県産材のよさ
を身近に豊かな空間を演出する。

  〜県産材の利用をすすめて林業に活力を〜
県産材を使用する住宅造りへの助成制度

 長野県住宅部は、県産材を使用した住宅の新築や増改築に対して一定の要件を満たすものについて助成制度を実施しています。対象となるのは、一定の基準を満たす良好な木造住宅でかつ県産材を50パーセント以上使用していること等の要件があるのでマイホーム計画のあるかたは活用を研究してはいかがですか。
前ページへ 次ページへ 関連リンク