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■「吾妻橋ダンスクロッシング」、たくさんのご来場どうもありがとうございました。お陰様で盛況の内に、幕を閉めることが出来ました。感謝いたします。
■「言いたいことがないんです」ということを聞いてもらうには、辺境に行くのが、手っ取早いと思っていたが、今回の「吾妻橋DX」のメンツは全員、辺境の人なので、それが伝わるのかどうか分からないことが、ここ数日、胃を痛くさせていた。■で、迎えた本番。これまでの「蟹ダンサー多喜二」は、両手に持った2杯の蟹をシェイクしていたのだが、今回は夏祭りなので、ボク松本に特殊ヘッドギアを作ってもらい、3杯目を頭に乗せ、ヘッドバンキングしてみた。その練習が、ここ数日、首を痛くさせていた。(ちなみに、この案は、ルクセンブルグで思いつき、6月21日付けの滞在記にも、ヒントがあったりする。)で、マチネでは力み過ぎて蟹が「ひでぶ」してしまったり(一瞬、ロフトプラスワンの惨劇が頭をよぎったが、蟹ヌンチャクで誤魔化す)、バンキングし過ぎでギアがずり落ち、蟹ネックレスみたいになってしまった。で、夜は少しセーブ。■心臓が痛かったのは、「河童次郎の早く帰りたい」のせいだったが、客席からのプレッシャーに完全に負けた。心を折る前に、つい着地点を見つけてしまい、そこに降りてしまった。ゲネプロではやったネタを半分以上削ったが、あれ、8時間くらいブッ通しでやってこそのものかもしれない。まあ、もうやんないけど。■そういえば、別方面の話ですが、マチネに使ったキューリを、ソワレのときに物販のテーブルに置いてみたら、完売したらしく、ビビッた。聞けば、あるギャラリーの方が購入し食べてたと聞き、アート界ってそういうとこなの?もしかしたら行ける?とも思ったりして。■あと、個人的なことだけど、(贔屓ナシに)矢内原美邦と佐川智香のデュオは素晴らしく、回りからの反応も高く、そのことが自分ごと以上に嬉しい。良いことなのか悪いことなのか、まだ分からないけど、こんな気分になったのは、初めてで、何か誇らしげな不思議な気分になった自分がいた。■で、胃も心臓も首もボロボロボロボロのボクデスに話を戻すと、見に来てくれた宮崎吐夢に言われた、誰も言ってくれない一言に救われた気分になったのです。その一言とは、これ。
「ダンスじゃ、ないじゃん〜。」
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