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■本番5日目の開演時間は15時。で、朝からソフィー先生のクラス。穏やかな表情から早口の英語に豹変する姿はビンス・マクマホンを連想させる。あと、クラス中、「ブワッファーア」「ブワッファーア」と大きな呼吸を常に要求させられるが、僕は体に力が入り、つい肩が上がってしまう。「それだと、肺と心臓を圧迫して、あなたは死ぬ」と言われる。死ぬのか、俺。DANCE or DIEなのか!
■本番。昼公演ということで子供の客が多かった。冒頭の挨拶では「ピカチュー!」とサービス。それはサービスと言えるのか分からないけど。で、「家」のベットに寝てる間、「グレート・カブキ問題」についてまた少し考えた。で、Tという何年か前、アメリカのTV番組か何かで売れた日本人の女性コメディアン(ヌ)のことを思い出した。彼女は全米で受けたネタというのを持って帰国。それを日本でやった。内容ははっきり覚えてないが、大昔の笑いというか、時代錯誤の「古典」だった。えーと、好みの問題もあると思うが、はっきり言うと、面白くなーい。で、これを自身の問題として考えると、トンデモ・ジャパニーズも外国人だけでなく、日本人が見ても面白いかどうかが問題なわけで、「誰に向けての表現」問題というより、個人的な倫理に重きがある気がしてきた。「世界標準」という罠を横目に、また考える。
■終演後、フィリップたちと劇場近くのカフェに行く。フランスのオールド・スタイルだという「ピトン」という飲み物を飲む。ビールに混ぜるとそれは、フルーティーな味になり、美味しかった。そのあと、ホテルの前の店で初めてパリのスシを食べる。日本と同じ味でこちらも美味しかった。
■脚立が腕に激突したり、「ウルトラ影絵」で腰を打ったりで、体のあちこちが痛く、痣にもなってる。見た目よりハードで、徒花がちょっと咲きかかっているが、明日から二連休。ゆっくり休ませる。
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