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1994年11月(ナナ4歳)

ナナも4歳となり、人間で言うと30歳過ぎた頃となっていました。

やはりお気に入りのベンチがあるんですよ。

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秋深くなった11月。でも暖かな一日。気持ち良さそうにしています。

ベンチのナナは何を思っているのでしょう・・・


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さて、月は替わってクリスマスで〜す♪
ベランダのクチナシの鉢植えを、お部屋に入れてクリスマスツリーにしてみました。
ハイビスカスやら、クジャクサボテンを、ツリー代わりにした年もあるんですよ♪

あれ〜?ナナはどこ見てるのかしら?フラッシュが眩しかったのかな・・
お目目までキラキラしちゃったね。

あまり病気もせず、元気いっぱいに生活をしていたナナに変化がみられたのは、1997年11月末頃からでした。

いつものようにお散歩をしていると、途中で立ち止まる事があって・・ ただ普通でもある事なので、その時の私はあまり気にしてはいませんでした。いつもコロコロの便だったけど、少しだけ軟らかくなっていた。ただし、下痢まではいってない位。

しかし、いつまでも同じような状態が続き、なかなか健康な便には戻らないのです。

初めはあまり気にしていなかった私も、さすがに心配になり獣医さんに診て貰いに行きました。獣医さんで頂いたお薬を飲ませても、目立った変化はなかったのですが、下痢するわけでもなく食欲もあり元気だったので、多少気になりながらも、そのまま翌年を迎えていました。


1998年1月、新年を迎えてもナナの便の状態に変化はありませんでした。

本当なら、頂いた薬やら診察など治療の効果が思わしくなかった時点で、病院を変えるべきでした。しかし当時の私は、仕事でもプライベートでも、抱えている問題が多過ぎた・・・そんな私にとって、徒歩5分とかからない、この動物病院は便利でもあったのです。ナナが亡くなって4年経つ今も、この事を思うと私の心は痛み・・とても後悔の念でいっぱいです。

一年に一度のワクチンの時期でもあるけど・・・

でもこの状態では注射は無理、様子を見ながら延ばしていました。

そんな時、お薬ではなくてご飯を変えてみては?と言われ、胃腸の弱いコ用のドライフードを試してみました。

その結果・・・

それだけで、ナナの便が元通り健康な状態になったのです!あれだけ続いた軟便が、お薬を飲んでも治らなかったというのに、フードを変えただけで元通りになったのです。

私は、ほっとした気持ちと喜びでいっぱいでした。なにしろ、延び延びになっていたワクチン接種の事も気になっていましたし・・

ところが、ワクチンを打った翌日から、ナナの様子が急変したのです。今度は軟便どころか、下痢が始まり、嘔吐、後ろ足の麻痺など、最悪の状態になってしまったのです

血液検査の結果、肝臓の機能の低下、白血球の数が極端に少ないということが分かりました。そして、自分の赤血球に対する抗体が出来ていて、赤血球が出来るとそれを破壊してしまう状態とも・・・

簡単に言えば、常に貧血状態なわけです。(後々、この病気を調べてみたところ、溶血性貧血という病名のようです)

原因不明の病気とか・・・

前年の11月頃、散歩の途中で立ち止まっていたのも、貧血の症状が出ていたのです。ナナごめんなさい・・そんなに大変な病気にかかっていたなんて、もっと早く気づいてあげられなかった自分を責めました。

この時点で、獣医を変えることを考えました。もう近い遠いの問題ではありませんから・・

ところが、奇跡が起こったのです。ステロイドの薬がナナに良く効き、後ろ足の麻痺も治り、食欲旺盛(薬の副作用でもありますが)下痢もなく、元気いっぱいでお散歩まで行けるようになったのです。強い薬ですので、様子を見ながら少しずつ減らしていく方法でした。(もちろん、肝臓のお薬も併用です)

体重も少しずつ戻り、薬も少しずつ減らせる事が出来て、ナナは順調に回復しているようでした。

しかし、そんな幸せも長くは続きませんでした。様態は急変したのです・・

1998年4月11日、ナナは7歳5ヶ月で天国へ行ってしまいました。もっと早くナナの病気に気づいてあげられなかった自分、もっと早く病院を変えれば良かった。私の心は、悲しさと後悔と自分を責める思いで、はちきれそうでした。

いわゆるペットロス状態になっていた私は、もう絶対に犬は飼わないと心に決めました。たまたま出会ったシーズーを見ると、ナナを思い出してしまい、涙ぐむ日々を過ごしていました。

1998年5月15日、まだ重症のペットロス状態の私を「返品された犬、ルナ」との、運命の出会いが待っていたのです。(この後は、ルナとの出会いに続きます)

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天国の入り口の近くに、虹の橋と呼ばれる場所があります。

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天国の入り口近くに「虹の橋」と呼ばれる場所があります
      誰かと、特に親しくしていた動物たちは、死ぬとその「虹の橋」へ行きます。
      そこには、草地や丘が広がり、動物たちは一緒になって、
      走ったり、遊んだりすることができます。
      たっぷりの食べ物と水、そして日の光に恵まれて快適に過ごしています。
      病気にかかっていたり、歳をとったりしていた動物たちはここに来て、
      健康と活力を取り戻します。
      傷ついたり、不自由な体になったりした動物たちも、元の体を取り戻します。
      …まるで過ぎた夢のように。。

      動物たちは幸せに暮らしているけれど、ひとつだけ不満があります。
      それは、自分にとって大切な誰かを残してきたことを、悲しく思うのです。

      動物たちはみんな一緒に走り、遊んで、時を過ごしています。
      しかし、ついにある日、そのうちの一匹が突然立ち止まり、遠くを見つめています。
      その瞳はキラキラ輝き、体は喜びに震え始めています。
      突然、彼はみんなから離れ、緑の草地を走って行きます。

      「あなたを見つけた…!」

      とうとう出会えたあなたたちは、抱き合って再会を喜びあいます。
      そして、もう二度と離れたりしないのです。
      喜びのキスがあなたの顔に降り注ぎ、あなたは両手で愛する友を優しく愛撫します。
      そして、あなたは信頼にあふれるその瞳を、もう一度のぞきこみます。
      あなたの人生から、長い間失われていたけれど、
      その心からは、一日たりとも消えたことのなかったその瞳を。

      それからあなたたちは、一緒に「虹の橋」を渡るでしょう。
      原作者不詳/翻訳 ぷちゃまる
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この詩は、シーズーのHPを持つ、ぷちゃまるさんが翻訳したものです。

まるこちゃんを亡くした事がきっかけで、「ぷちゃまるとひな」を立ち上げたそうです。

その時、「まるこの最後」を読んでくれた方から、この「虹の橋」を紹介して頂いたそうです。

私もナナを7歳で亡くした時、やはりある方からこの詩を教えて頂きました。

ぷちゃまるさん同様、とても救われる思いがしました。

既にご存知の方も、初めての方も。

同じように悲しい別れを経験した方も・・

動物は人間に比べると、とても短い生涯です。
いつか必ず来るその日、この詩を思い出して欲しいと思います。

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