コミュニティを活性化する情報交流基盤

地域の活性化を進める一つの手段として私はコミュニティの情報交流基盤の整備が重要だと考えています。情報交流基盤の上に、活力ある市民が集まり様々な分野で市民活動を進めていきます。 活動を進めながら様々な課題の解決をはかりその情報やノーハウを蓄積していくことにより、その知識が新たな市民活動のベースとなっていくイメージです。この状況を次々に市民に情報発信していく過程で、新たな活力ある市民の参加を促し、更なるコミュニティの活性化を図るものです。

情報交流基盤の要素

コミュニティの情報交流基盤の技術要素はITすなわち、インターネット、電子メールそしてブログ(日記風簡易ホームページ)です。更に情報交流基盤を支える要素として、1)人的要素、2)設備的要 素、3)情報・知識的要素があります。

1)人的要素は、コミュニティにおいて市民活動をリードしていく人材であることに加えて情報発信リテラシーを持ち合わせた活力ある人材を指します。 2)設備的要素は、人材が集まり共にITを学び、利用し、ITリテラシーの向上を促進できる場を指します。市民が活動のために自由に利用できる非営利のITルームがこれに相当します。 3)情報・知識的要素は、コミュニティ活動において得られる知見を蓄積していく情報・知識ベースに相当します。どこかセンターに情報・知識ベースを一元的/集中的に管理するのではなく、むしろ各活動のHPや、ブログの中に自然に組み込まれていくような分散型の情報・知識ベースが必要と考えます。