ATOK16 for Mac OS X

   MacOSXに標準で付属しているIMの「ことえり」。一方、IMの代名詞と言っても過言ではない「ATOK」。そのATOKは、ことえりがことえり4にバージョンアップしたのと時を同じくしてATOK16へとバージョンアップ。ATOK大好き!ATOK激ラヴ!な俺は当然発売日に購入してきたので今回はATOK15からどの辺が変わったのかレビュってみたいと思います。

   まず一番の改善点は、ヒラギノフォント20000文字に対応した点。ことえりにしろEGBRIDGEにしろMacOSX対応のIMでは当たり前のようにヒラギノフォントに対応していただけに、やっと追いついたと言うか、むしろ、なんで今まで対応してなかったの?ってくらい不思議だったんですが、これで絶対使わないであろう第三水準や第四水準などの難しい漢字も変換できるようになったわけです。いや、本当にこんな難しい漢字なんか変換しないんですけどね。
   そして、動作速度もかなり改善してまして。以前のATOK15だと文字を入力してスペースキーで変換して変換候補が表示される時にもたつきと言うか、なんかこう一呼吸あるような感じだったんですよね。それがほとんど感じなくなったんですよ。これが個人的には嬉しかったなと。と言うのも、こういったレビューを書いている時なんかは、思いついたフレーズをとっさに打ち込んで変換していくわけですよ。そして、すぐに次のフレーズを入力していくって時点で、この一呼吸が入力のリズムを崩してしまうんですよね。せっかく思いついたフレーズが一瞬の待ち時間で頭の中から消えてしまう事があるんですから。特に入力速度が速ければ速いほど顕著に表れてイライラするものなんです。これで何度悶えた事か!今、このレビューをATOK16で入力しているんですけど、以前のようなもたつきがほとんどなく、非常に快適に文章を入力出来ちゃってるわけで、思わず嬉しくなっちゃうわけで、テンションも上がっちゃうわけで!
   もちろん安定度もかなり向上してるので、ATOK15のように特定のアプリで文字を入力しようとするとそのアプリごとフリーズしてしまう、なんてことも少なくなったわけですよ。いやぁ、MacOSXのATOKもやっと使えるレベルになったんですねぇ。


結論:
   ヒラギノフォント対応、動作速度と安定性の向上など、ATOK15を使ってるなら乗り換える価値は十分あり。しかも、ジャストシステムのオンラインショップだとバージョンアップ版もあるので定価の半額近い値段で買えるのが嬉しい。