若人的エロゲベスト2006

   さてさて!お待ちどおさまでした!予定よりちょっとだけ遅くなりましたが若人的エロゲベスト2006を発表したいと思います!

   今回は年間を通してコンスタントにエロゲを消化できましたからね、前回とは違って今回はほぼ予定通りに発表することが出来ました。若人さんはやれば出来る子なんですよ?みんなはこの頑張りに惚れるといいんじゃないかな!

   なお、いつものことながらこのランキングは独断と偏見と趣味が入りまくっているので世間での評価と異なる部分も多いと思います。また、個人で購入してプレイできる本数も限られているわけで、2006年に発売になったタイトルから個人的に購入した数十本のタイトルの中のランキングであることを付け加えておきます。


   それでは発表したいと思います。


   第10位 東京封鎖 〜キミが隣にいた昨日〜(C-side
   タイトルの通り東京が封鎖されて東京にいる恋人と音信不通になるという物語。設定自体はもの凄く面白そうなのに、その設定を全く生かし切れていないのが残念なところ。ところで封鎖の原因となったあの中枢塔は一体なんだったんですか?


   第9位 波の間に間に〜さざなみ診療所〜(ブルームハンドル
   いつもとメーカこそ違うものの田舎シリーズでお馴染みの北側寒囲氏のシナリオ。小さな孤島で医師を目指すヘッポコ研修医の成長物語。いわゆるマンネリな展開だけどそこがまたいい。システムがちょっとお粗末なのが残念なところ。


   第8位 PP-ピアニッシモ- 操リ人形ノ輪舞(Innocent Grey
   雰囲気は良いんですよ。音楽も統一感があって良いんですよ。でもねえ、シナリオがちょっとねえ。物足りないんですよねえ。余談ですが、物語は昭和初期の設定なのに背景から登場人物に至るまで全くそう見えないのはどうなんでしょうか?


   第7位 キミの声がきこえる(AXL
   田舎シリーズなら何でもよかった。今は反省している。えぇと、正確に言うと舞台は都会と田舎という構成で、田舎シリーズと呼ぶにはちょっと無理があるんですよねえ。いや、俺が勝手に呼んでるだけなんですけど。だって仕方ないじゃん!田舎シリーズが好きなんだから!


   第6位 ef - the first tale.(minori
   デビュー作「BITTERSWEET FOOLS」と同じように別々の視点で進行する物語の構成もさることながら、クオリティの高い演出の細かさが素晴らしい!ただ、発売を延期した上に二部構成に変更され、その第二部が2007年の発売になってしまったのが残念なところ。


   第5位 StarTRain(mixed up
   幼馴染みであり先輩でもあるヒロインと長い年月を経て恋人となり、そして迎えた別れ。先輩との別れを引きづった先にある新しい出会い。この物語の雰囲気は他のエロゲとはひと味違うんですよ。この独特の雰囲気が心地いいんですねえ。


   第4位 Scarlett〜スカーレット〜(ねこねこソフト
   ねこねこソフト最後のタイトルとなったスカーレット。非日常の世界に憧れる主人公がヒロインと出会い、非日常の世界への一線を越える課程を描いた物語。シナリオ的にはちょっと物足りなさを感じるものの、漫画雑誌を読んでいるかのようにサクサクと消費するCGが気持ちいいね!


   第3位 青空の見える丘(feng
   ソフトツンデレの幼馴染みと天然系の幼馴染み。その他にもひと癖もふた癖もある美少女達に囲まれて過ごす主人公の物語。合間に入るそれぞれの登場人物から見た視点のサイドストーリーは新鮮で面白かった。っていうか、やっぱりソフトツンデレは最高だと思うの。


   第2位 もしも明日が晴れならば(ぱれっと
   小さい頃からずっと一緒に暮らしていた居候のヒロインとがこの世を去ってしまった状態から始まる物語。そんな彼女がふとこの世に舞い戻ってくるんですけど、届いているようで届かない2人の物理的な距離がなんとも切ないね。いや、それよりもこの作品がlightの「DearMyFriend」に見えるのはどうなんでしょうか。


   第1位 この青空に約束を―(戯画
   通称「こんにゃく」(KONoaozoraNIYAKUsokuwo)。企業の撤退と共に人口が減少しつつある離島での物語。いわば戯画版田舎シリーズ。名作「ショコラ」、「パルフェ」のスタッフが手がけたこのタイトルはさすがに安定感がありますね。全力で頑張る主人公とそれを支えるヒロイン達の物語が熱いね!年末に発売になった「フォセット」のサイドシナリオを合わせてプレイするともっと楽しめますよ!



   若人的エロゲベスト2006はいかがでしたか?毎年のように今年は不作だと言い続けているんですが、今年も不作でした。本当に不作でした。
   そんな凶作と言っても過言ではない今年の1位が「この青空に約束を―」ですから、どれだけ不作だったのかが解るかと思います。もちろんこの作品が劣っているわけではありませんよ。10位以内に確実にランクインする良い作品だと思うんですが、これよりも楽しめた作品が他に無かったんですよ。いつもだとインパクトの強いタイトルが数本必ずあるんですけど、今回はそれが全くなかったということで10本どれをランクインさせればいいのかを考えてしまうような感じでした。

   2007年は始まったばかりですが、今年の年末には逆にどれを10本選ぶか悩むくらいたくさんの良作で溢れかえっていることを切に願いたいですね。