お む つ か ぶ れ


原 因
おしっこやうんちの中のアンモニアなどの化学物質、うんちの成分の働きで皮膚をいためてしまいます。とくに胃腸炎などで下痢が続くと、うんちの成分が刺激になって、かぶれを起こしてしまいます。また、皮膚がおむつですれるのも原因になります。
予 防 が 大 切
@おむつはこまめにとりかえましょう。
 おしっこやうんちがついたままにしていると、むれてしまいます。
Aおしりをぬるま湯でしっかり洗って乾かしましょう。
 おむつをかえるたびにおしりをぬるま湯で洗って、よく乾かしておむつをすれば、おむつ かぶれにはなりませんし、なったとしてもすぐ治ってしまいます。おしりふきもよいです が、おしりの皮膚をいためることもあります。時々、おむつをはずしておしりを乾かすの もよいでしょう。
B紙おむつだからと安心しすぎないように。
 紙おむつでも布おむつでも、まめにとりかえるのであれば、どちらを使っても構いません 。紙おむつでも長時間使用して汚れたままにしていると、おむつかぶれの原因になります
Cパウダーは止めましょう。
 粉がおしっこやうんちの成分を吸って皮膚についたままになるので、皮膚が悪化すること があります。
治 療

手持ちの薬を自己流で塗るのはおすすめできません。おむつをかえるたびに洗ってもおむつかぶれがよくならないときは、かかりつけの小児科医を受診し、症状にあった塗り薬を処方してもらうのがよいでしょう。また1ヶ月未満の赤ちゃんや、胃腸炎で下痢の回数が多い場合は、うんちのたびにおしりをきれいに洗うのも忘れずに。

なかなかよくならないとき
おむつかぶれが長引いたり、安易に市販の薬やステロイド入りの薬を塗り続けると、おしりが真っ赤になり、皮膚が薄くむけてくることがあります。こんな時は必ず受診してください。カビの一種によるカンジダ皮膚炎かもしれません。一般的なおむつかぶれの薬は効きません。かびに効く塗り薬をつけることでよくなります。