の ど が 赤 く な る 病 気


のどが赤くなると言っても、その赤みは様々ですし、原因も様々です。
全身の合併症や後遺症がおこる
こともあります。のどが赤い時でも全身チェック
および注意深く経過をみる必要があります。



溶連菌感染症

溶連菌がのどの粘膜に付着して起こります。発熱、咽頭痛で発症し、発疹が出現することもあります。のどが赤いだけでなく、化膿しているのが特徴です。
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日間程度の抗生剤の内服が必要で、きちんと
除菌しないと菌の毒素により、急性腎炎を起こすことがあります。

急性咽頭炎

夏場はアデノウイルスによる感染が流行します。高熱、咽頭痛、全身倦怠感が主症状です。目が赤くなり結膜炎を起こすこともあり、この場合「プール熱」とも呼ばれ、登園・登校が中止になります。

ヘルパンギーナ

  乳幼児の間で流行する夏かぜの一種です。コクサッキーウイルスが原因です。
高熱が出て、のどに
水ぶくれができるので、痛くて食べられなくなることがあります。
また髄膜炎を起こすことがあります。

手足口病

手のひら、足のうら、口の中に水ぶくれができるウイルスの病気です。
のどの赤みは軽度ですが、
口の中に水ぶくれができて痛くて食べられなくなることもあります。髄膜炎をおこし、熱が続いたり、吐いたりすることもあります。

ヘルペス口内炎・歯肉炎

単純ヘルペスウイルスの感染で起こります。高熱が続き、口の中に潰瘍ができて、痛みがあります。そのため食べられず、よだれが多くなります。のどの赤みは中程度ですが、歯ぐきが赤く腫れ出血しやすくなります。

はしか

麻疹ウイルスによって起こる病気です。はじめ23日は熱、咳、鼻水が出て、カゼと
区別がつきません。しかし一旦熱が下がり、再び高熱がでると同時に、全身に発疹が
出現し、のどが赤くなり、はしか特有のコップリック斑が出現します。はしかは肺炎などの合併症を引き起こすこともあり感染力が非常に強い病気です。