病気の時、家庭での対処

こどもが急に病気になったら・・・・・
こどもの病気の多くは、カゼ、嘔吐下痢症、水痘、麻疹などに
代表される感染症がほとんどです。
そのためこどもの病気は急に発症することが多く、
こどもが病気になるとご両親を含め、回りの方は大変不安になります。

またこどもの多くは自分の病状を人に話すことができません。
そこでどんな症状があるか、身体はつらいか、
食欲はあるか、など
お子さんの状態はまずはお母さんが判断しなければなりません。

その時に大切なのは
「あっ、変だなぁ?」とお子さんの様子を判断できることです。
つまり 
@普段の様子と比べてどうかということ、
A慌てないで気持ちを入れ替えてもう一度よく見て観察する。
    ことです。

観察のポイント
@食欲がいつもどおりあるか?
A眠れるか?
B笑ったり、大きな声で泣いたり、機嫌はどうか?

ということです。

そしてその時に
熱、咳など気になる症状があっても
「わが子は元気かどうか」という視点でみることが大切
です。

ただ初めてのお子さんの場合やお母さんの経験によって心配に差はあります。
病気の診断をするのは医者の役目です。
これは心配だと思ったら受診されることはまちがいではありません。
気になることがあれば早めに病院に行って
「家でどうしたらいいか?」「どのようなことに注意すべきか?」など目の前の
お子さんを見ながら、ひとつひとつ相談してください。

日頃からかかりつけ医に尋ね不安なことを解決しておきましょう。

育児やこどもの病気に関する情報はあふれていますが、
実際の場面ではあまり役に立たないことがほとんどです。
こどもの具合が悪くなった時に、情報に惑わされないよう、
普段から親の目を養い、親としての堪を磨いておくことも大切です。

「こどもが最初に出会う医者はお母さんです」