一子
「お姉さまお姉さまお姉さま〜!
 聞きました。聞きました。一子はたしかに聞きました!
 お姉さまがモデルさんになるって!」

瑞穂
「あのね。一子ちゃん
 それは」

まりや
「そう! 突如決まった瑞穂ちゃんモデルへの道
 私のデザイナー人生の幕開けは瑞穂ちゃんと言うモデルを得て
 今!
 羽ばたく!」

由香里
「まりやお姉さまのコーディネートは素晴らしいですからね
 これは世間の流行を独占かも」

まりや
「由香里〜
 良くわかってるじゃない
 瑞穂ちゃんの魅力を引き出しつつ
 あんたも可愛くなれるそんな服を作るわ」

由香里
「それ
 私が物凄く可愛くないみたいじゃないですか」

まりや
「すねるなすねるな。
 あんただってまさか瑞穂ちゃん『並』に可愛いなんて思ってないでしょ?」

由香里
「それはたしかにそうですけど……」


「ですが
 そんなお姉さまがいなくなってしまったのですよ〜」

まりや
「モデルやったくらいで退学なんて聞いた事ないわよ!」

一子
「お姉さまは無事にモデルへの階段を登れるのか!
 そして、まりやさんのデザイナーへの道は!」

瑞穂
「だから違うんだけどな……
 ともかく
 次回、処女はお姉さまに恋してる
 番外編〜新しい妹達へ〜」

まりや
「それは、早春に咲いた花が香るような物語」


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