第5部 魔法少女大決戦!



第1話 決戦の扉


ナレーター:
…ただいま、先輩。
「お帰り、さくら。」
久しぶりに、おなか一杯です。
「ははは。ずいぶん派手にやったみたいだね。」
そうでもないですよ。
「で、美緒ちゃんは?」
…これ以上『シキ』に出て来られると…さすがに笑って済ませられないから…
「そうだね…」
薫さんと真雪さんも、同様の理由で…
「…なるほど…でも、まぁいいか。ななせには怪我もなかったようだし…」
…七瀬さんには危害は加えませんよ…
「……そう願うよ…だが…もし、ななせに何等かの危害を与えるなら…例えさくらでも……」
その際は…御隋に…

唯子's view:
さって、じゃ、ここからは別行動だね。
「えっ? 鷹城さん? みんなと合流しないの?」
唯子はしんいちろうに恩を売りに来ただけだもん。
だから、唯子はしんいちろうのところにいくの♪
「行くって言ったって…どこにいるか解るの?」
だてに幼馴染ぢゃないんだなぁ♪
「…解ったわ。それじゃ、またね。」
はい、瞳さんもお気をつけて。リスティ、無理しちゃダメだからね。
「はいはい。せいぜい気を付けますよ。じゃ!!」
うん♪

ななせ's view:
…ついにここまで来た…って訳じゃない見たいね…
「そう!! ここが最後の関門……そして、あなた達の最後の場所よ!!」
「ちっ、知佳さん…」
「あっ♪ なのはちゃん、こんにちわ♪」
…普通じゃないわね…わかってたけど…
「リターンマッチの場は、容易されたって、事ね…」
「…アリサちゃん、容易ぢゃなくて用意…」
なのは…こんな時でも相変わらずねぇ…
「あら? また負けるために戦うの?」
「…言ってくれるじゃない…今度はさっきの様にはイカナイワヨ…クックック…」
…アリサ……やめて、それ…怖いから…とっても……
「無駄無駄…いくらやっても結果はお・ん・な・じ(はぁと)」
「そうはいかないよ…ボクが君を倒すからネ…知佳…」
リスティ? ここまでどうやって?
「あらあら? 結構早く合流しちゃったみたいね…もっと理想的な場面で来たかったわぁ。」
瞳まで…どうやって?
「話は後…ここはリスティに任せて先に進んだ方がいいみたいよ…」
えっ? これは結界? …リスティが? でも何故?
「巻きこまないように…よ。」
「全力を出すためでもあるけどね…いくよ、知佳…」
「…フフフフフ…いいわよ…リスティ…今度は……間違いなく…滅ぼしてあげる…」

瞳's view:
さて、屋敷の中に入れたのは良いけど真一郎達は何処にいるのかしら?
「忍さん達、きっとお部屋に居ると思います。ついて来て下さい。」
なのはちゃん、気を付けてね。まだ何があるか分からないから…
「は〜い♪」
ふ〜、何事もなく進んでるけど…それが逆に気になるのよね〜
「ここを曲がれば忍さんのお部屋です。」
「くぅ〜ん。」
あれ、キツネの鳴き声?
「く、くーちゃん!?」
「なんで九音が?」
「アリサ、あんた遂に友達の名前まで…」
「くーちゃん、どうしてここに?」

ポンッ

「なのは、来ちゃダメ。」
はっ、危ない。なのはちゃん止まって!
「にゃ〜、床が〜!」
お願い、間に合って!(脱兎!)
「お〜ち〜る〜!!」
届いた! 七瀬、アリサちゃん、受け止めて!
「キャッチ!」
「瞳!!」
フ、どうやら私はここまでのようね…
七瀬、悔しいけど真一郎の事、頼んだわよぉぉぉぉ…
「ひとみーーー!!」

ななせ's view:
「とうとう私達だけになっちゃたね…」
許さない、許さないわよ!月村忍!!
「瞳さんの堅きは私達の手で必ず!」
「アリサちゃん、締まらないから…」

瞳's view:
最後までには絶対帰ってくるんだから〜!!!
あいる・びぃ・ばっく、よぉ〜!!!



戻ることなく次へ行け