第3話 クイズ、それは紳士淑女の嗜み…なの?


忍's view:
ふふふふ…この調子なら魔法少女2号…あれ1号だっけ? まぁいいや、とにかくアリサ以外は脱落見たいね…さっすが忍ちゃんの集めた難問奇問。
1人だけなら…量産型ノエルIIと指揮官専用高起動型ノエルIIの1個小隊を使うのも楽しいかも…
そう言えば、イレインの修理も終わったんだっけ。それも使っちゃおうかな?
夢が膨らむなぁ…楽しいなぁ…

ななせ's view:
じっ、ジリ貧…なんなのよこの怪しい問題達は…
「まゆぅ〜、もうボロボロなのだぁ〜…」
「言うな猫…気が滅入るだろ…せめてあの壁さえ砕ければ…」
それが出来てれば、こんなに苦労してないって…
もうアリサ1人に頼るしかないのかしら…

唯子's view:
うわーん…またなんか降って来たぁ…
「鷹城さん…それって、タライ?!」
がーん!!
「精神にダメージを与えてくるとは…恐るべし月村忍…」
「そう言う薫はバケツ被ってるしねぇ…」
「…石灰被って真っ白になってる瞳に言われる筋合いなかよ…」
ぐすぐす…って、あれ? アレは…漬物石? 美緒ちゃん!! 危ない!!
「へっ?」

真雪's view:
ねっ、猫!? お前何こんなモノに当たってんだ!! いつものお前なら簡単に避けるだろうが!!
「…美緒を寝かせるため、敢えてぶつかった…心配させてしまったようだな…」
だっ、誰だお前は!? 神咲!!
「…なにかが憑いたわけではないようです…」
じゃぁ、なんだよ、こいつは!!
「わたしも美緒…であるのだが…そうだな、今はシキとでも呼んでもらおうか…」
シキ…だと?
「まぁなんせよ、私の時間も少ないのでな…仕事だけ、終わらせてもらう…」
なっ、なに言って……なに!?

忍's view:
あれ? なにやら様子が変だけど…えっ?? なっ、なんで超合金『鈴木さんの茶碗』が斬れるの!!
それもただの爪で!!
どう言うことなのぉ〜??

ななせ's view:
直死の魔眼…シキ、だっけ? 貴女は一体…
「…私は美緒の中に眠る緊急回避用の人格だ…まぁ、今回は多少その役目を逸脱しているがね…」
そう…と言う事は…
「もう帰る時間、って事よね。」
「…アリサ君の言う通りだ…それではまたいずれ…」
「おっ、おいちょっとマテ!!」
もう遅いわ…
「はにゃ? うわっ!! なっ、なにかあたしが悪い事でも!?」
「いや…いい…」
とりあえず、壁もなくなったし…レッツゴー!! ってとこよね?
行くわよ!!
「「「「「「「おう!!」」」」」」」

忍's view
あ〜ん、あの『鈴木さんの茶碗』結構自信作だったのに〜
「まさか、あんな手があるなんてね♪」
ま、いっか。あれだけじゃ終わらないもんね…
「忍ちゃん? 他にはどんな罠を?」
それは見てのお楽しみ〜♪ あ、那美。みんなにお茶をお願いね。
「は〜い♪」

美緒's view:
なんだか良くかわかんないけど、どうやら先に進めるようになったみたいなのだ。
…なんかあたしを見る目が、どことなく余所余所しいのは気のせいかな?
……気のせいだ。うん、そうに決まったのだ。
「みなさぁ〜ん♪ お茶ですよぉ〜♪」
那美? あっ、転びそう…おぉ、耐えた…すごいぞ、那美。
「ふぅ……危なかったぁ…あっ、皆さんにお茶が行き渡りましたね?」
うむ、なかなか美味しいお茶なのだ。耕介のお茶には負けるけど…
「あははは。それじゃ、私は失礼しますね(はぁと) また後でお会いしましょう。」
あっ、那美…はっ、速いのだ…まるで、那美じゃないみたいなのだ…
「…腕上げたのか? …違うか…」
薫…恐いのだ…

ななせ's view
やっと、屋敷の玄関が見えてきたわね。
ちょっと手間取ったけど、しんいちろう、すぐに行くから待っててね(はーと)
「なにやってんの、ななせ! 遅れてるわよ?」
ゴ、ゴメン。
「あ〜二人共、前、まえ〜!!」
なのはが何か言ってるみたいだけど…ん、あれは?
「そこまでよ! お前達の運命もこのイレインの前に…」
邪魔よ!
「吹き飛べ!」

ドガッ、ドガガッ、キラーン☆

ふん、あんたみたいな再生怪人に手間取ってる暇はないのよ!
「再生怪人って、あんた…」
だって、そうぢゃない。
「…ひっ、否定はしないでおくわ…」
とにかく…ここからが本番よ…いくわよ、みんな!!
「「「「「「「おうっ!!」」」」」」」


戻ることなく次へ行け