第3話 そして、お星様へ…
しんいちろう's view:
「そう……まだまだ教育がたりないみたいね…」
…ごめんさい、許して下さい、ドウスレバユルシテクレマスカ…
「(小さく戻って)ちゃんと誕生日の御祝いして(はぁと)」
うぉっ!! その、コクッ、って感じで首を傾げるその仕草ぁ!!
可愛いぞ、ななせぇ!!!!
「(じぃぃぃぃと上目遣いで)…仕草だけ?」
うぐぅ!! 可愛すぎるぞななせ!!
違った意味で殺されるぅぅぅ
「(ふふふふふふ…作戦の勝利よ!)」
またしても、どっかの誰かさん's view:
「ふぅ、お腹一杯♪」
七瀬が、あくまで可愛らしくそう言うと、真一郎は笑みを浮かべる。
なんにしろ、自分の作ったものを喜んでもらえるのは嬉しい事である。
「一杯、食べたね♪」
「だってぇ、し・ん・い・ち・ろ・の・ご・は・ん・だもん♪」
「嬉しいよ……ななせ……」
「しんいちろう……」
見詰め合う2人…端から見てると、かなりヤバイが、まぁ当事同士には関係のない事だろう。
そして…二人の唇がゆっくり合わさる。
「ねぇ、向こうで……」
「何が?」
「もう、女の口から言わせるだけでも重罪なのに……」
「(可愛いよぅ)俺のロリ(魂)が光って唸るぅぅぅぅ、愛(欲望)を示せと輝き叫ぶぅ。」
真一郎暴走開始。ななせを抱きかかえて『目指せジョキャニーニャ(理想郷)』!!
「(大人バージョン)って、あんたは小学生の私に何しようとしたぁ!」
しんいちろう's view:
なにをそんなに慌てているんだい?
「そっちこそ、なんでそんなに冷静なのよ?」
(くすっ)ひょっとして、何かイケナイことでも考えていたのかい?
「(真っ赤になって)そっ、そんなことはないわよ…」
七瀬のえっち。
「(小さくなってしまい、焦ってばたばたしている)」
ばかだなぁ。可愛いななせにする事なんて…
「(上目遣い)…する事なんて?」
(くすっ)さぁ、こっちにおいで…
「(おずおす)うっ、うん…」
(やっぱ可愛すぎるぅぅぅ!!)さぁななせ、コレを着るんだ!!
「こっ、これわ!!」
さぁ、着てみせてくれ。そして叫んでくれ!!
「(ぴくぴく)お星様になってしまえぇぇぇぇ!!」
うひゃぁぁっぁあぁぁぁぁあぁ………(ふぇーどあうと)
ななせの中のしんいちろうの声曰く:
夜空に空けの明星が輝く時、一つの光が宇宙に向かって飛んでいく……
それが僕だよ……
更に、どっかの誰かさん's view:
「しんいちろう〜…」
自業自得だというのに、七瀬は窓際にてそう叫ぶ…
あまつさえ、涙すら流して…
一体なにが彼女をそうさせるのか…まぁ、どうでもいい事だが…
ななせ's view というより、語りななせ:
こうして、私の恋は終わりを告げました……
でも、奇跡は……
「昨夜未明、初の『生身』の人間が大気圏突破に成功しました。これは、その貴重な映像です。」
私は、慌ててそのニュース画面を見つめました。すると…
「ななせぇ〜、俺はお星様になるぞ〜」
しんいちろうの元気な姿が…
本当に……馬鹿なんだから(はぁと)♪
戻ることなく次へ行け