月姫〜GR計画〜第2話『赤い月……』
時は、秋が近づく夕暮れ時……
場所は海が近い岩肌
ここから、外に出られると
先生の言葉を信じて
遠野志貴は旅に出る。
でも……
埋葬機間と言う場所は
そんなに甘くは無く……
黒い影が……
赤い瞳を連れて遣って来た……
月姫〜GR計画〜
第2話『赤い月……』
「ほう……ここから、逃げると言うのか七夜くん」
追っ手のセルバンデスが赤い月をつれて言う。
志貴が埋葬機間に嫌気がさして逃げ出したから。
それは……
きっと……
志貴が……
アルクエィド・ブリュンスタッドに魅せられた為に……
「俺は七夜なんかじゃ無い
遠野だ」
志貴は言う
自分が七夜と言う
異端殺し
つまり、アルクエィドを殺す物では無いと言いたいが為に……
秋葉を……
自分の妹を……
押し無き日に見た……あの少女を守る為に……
志貴は……
七夜を否定する。
「戯言を……
しかし、そのブリュンスタッドは置いて行ってもらおう!」
セルバンデスは知らない
遠野か七夜を超えた事を……
「断る!」
志貴は吼える。
屈せず自分の理想を叶える為に……
「志貴、私に任せて♪」
純白の吸血鬼は言う……
自分を救ってくれた人を助けたいと。
「……」
赤い月は何も語らない……
そして……
2つはぶつかり合う!
ガシと、組み合う
アルクエィドと赤い月
アルクエィドが押しきり
志貴が殺した……
「何故だ、同じブリュンスタッドだと言うのに!」
晶かに脅えた表情でセルバンデスは言う。
「簡単な答えよセルバンデス」
純白の吸血鬼の美しさでアルクエィドが勝ち誇る。
「なんだと?!」
狼狽し後ず去る、セルバンデス。
その仕草は……
もはや……
七大天王ではなかった……
「赤い月は水中型
私は陸型……そのままの結果ね……」
アルクエィドが一歩前に出る。
「おのれ!」
セルバンデスも一歩前にでる。
それは、虚勢か
プライドか……
「死になさい!」
アルクエィドのその言葉と共に
吹きあがる赤は血の色に……
海は……血にそまる……
それは……
志貴と……
アルクエィドが……
埋葬機間の檻から出たと言う事だ。
「先生……」
志貴は思い出す
自分を救ってくれたもう1人の人
「あなたの瞳は死を見れる。
でも、脅えては駄目
あなたの瞳は……
きっと……
あなたに希望をくれるから♪」
そう言って、青子
プルーはさって行った……
極上のウインクを残して……
続く
次回予告
埋葬機間は七大天王であるセルバンデスを失った
しかし!
何時も通りにする埋葬期間が参謀長。
その時シエルは……
次回、月姫〜GR計画〜
第3話
「ナルバレック」
ご覧……あれ……
後書き 水中型と言うのは、GR対GR2の設定ですm(_ _)m