ぎりギリLOVE (たろんなーどさんのレビュー) | 評価: 6.5 |
▼ タイトル | ぎりギリLOVE |
▼ ブランド | 林組 |
▼ 対応OS | Win98/XP/Me/2000 |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \8,800 |
▼ 発売日 | 2002/12/27 |
▼ 購入 | あり |
【CG観賞モード 】 | |
【 シーン観賞モード 】 | あり |
【 BGM観賞モード 】 | あり |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読既読判別あり) |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり |
【 選択肢リターン機能 】 | なし |
【 オートモード 】 | あり |
【 ヒント機能 】 | なし |
【 セーブ数 】 | 30個 |
【 エンディング数 】 | 13個+BAD END |
<ストーリー>
若くしてロボット工学の博士として大学講師を勤める主人公。
そんな彼の過去には両親の離婚、父親の再婚、義理の家族との生活、それに幼なじみの少女の死・・・と辛い出来事が数多く存在した。
月日が過ぎ、義理の家族とも打ち解けて何とか平穏な生活を送っていたが、ある日を境に次々と意外な出会いをすることに・・・。
<キャラクター紹介>
日下部 七海 cv:長崎<ヤング>みなみ
父親の再婚相手の娘。義理の妹。
人前では恥ずかしがり屋であるが、主人公の前では甘えん坊。
結城 香奈 cv:吉川 華生
10年前に死んだ幼馴染と同じ名前、面影を持つ少女。
自分が死んだはずの幼馴染だと言って昔と同じように接してくる。
日下部 涼子 cv:歌織
父親の再婚相手。義理の母。どこか他人行儀な主人公の態度に心を痛めている。
父親とは若い頃恋人同士だったらしい。
波原 瑠璃子 cv:中瀬<パンチ>ひな
主人公の教え子の一人。口が悪くて主人公のいうことに何かと絡んでくる。
人には言えない趣味があるらしい。
皆川 理恵 cv:鮎川 ひなた
ある日突然「わたしの恋人になって!!」と包丁を構えながら告白してきた少女。
見た目はかわいいのであるが性格は・・・。
柊 cv:???
「人間の肉体に代わり、脳の器になりうる機械の体」・・・を持つロボットの試作機。
謎の少女 cv:???
街で偶然出会った女の子。
どこにすんでいて何をしているかはまったくもって不明。
マイク・ウエルズ cv:ルネッサンス山田
昌人の助手として来日。共に研究をしている。
成績優秀でいい奴だが趣味がアレな彼。
北条 圭一 cv:坂本 薫
昌人の教え子の一人。
女好きでどうしようもない奴。
日下部 昌人(主人公:リネーム不可)
アメリカでロボットの研究をしていた新進気鋭の学者。
かつて住んでいた町の大学に講師として招聘される。
<音声>
キャストは上記の通り。皆さん標準以上のレベルだと思います。
特筆すべきはマイクのテンションの高さ!
叫び系の台詞が多く、「ノォーーーーッ!!」とかの台詞はかなり気合入ってると思います。と、いうか入りすぎ(w
あと、女性陣の皆様は「ギリギリバトル」(後述)の際には結構キてますね。
「くやしぃぃぃっ!」とかの叫び系のせりふはえらくテンションを上げてます^^;
<音楽>
全20曲、うち2曲がOP、EDの2曲はI've謹製のボーカル曲です。
OP曲「Just as time is running out」、ED曲「unsymmetry」ともボーカルはKOTOKO。
定番のI'veな曲調だと思います。
それ以外の曲は特筆するほどの曲はないですが、お約束的な安定感はあります。
林組作品としては初のI'veボーカル曲使用ですが、プレイし始めの頃はOP、ED曲はなんだか全体から浮いているような、カラーが微妙に違うという感じを受けました。
それから、このゲーム以外で見たこと無いんですが、通常画面の左上にゲーム内の日付などを表示してある部分があるんですが(ココまでは良くある話)、そこに現在流れているBGMタイトルを表示してあるのは、面白い試みだと思います。
<システム周り>(ver.1.00)
テキスト選択型のアドベンチャー。
やや誤字及び変換ミスがちょっと気になりました(つД`)、目に付いただけでも二桁以上あったので。
システム周りは林組スタンダード。
自動送りや画面サイズなどでもいろいろと細かい設定があり、特に問題はなく高レベルで安定していると思います。
CDレスでプレイも出来て快適です!
ネット上では音声がインストできないという不具合があるというのを見ましたが、当方では確認できず。
<CG>
原画は大泉だいさく氏。
立ち絵、CG共に統一感はあり、標準以上のレベルといえると思います。
また、絵柄自体、比較的2002年現在のエロゲ的スタンダードなので、違和感を感じる人も少ないかと思われます。
<感想>
アドベンチャー部分の特徴としては「みずいろ」と同じく過去編(プロローグ)で現在の設定が変化するスタイルを採用していることと、攻略ルートが2人1セットで確定すること。
つまり過去編の行動で分岐するルートは七海×涼子ルート、七海×香奈ルートといった感じで2人1ルートの分岐になっています。
同じキャラでも通るルートによっては設定が結構変わっている場合もあるので、そういった点ではバリエーションがあります。
また、「ギリギリバトル」というモードがあり(各ルート2〜3回)、攻略対象の二人が同時に投げかけてゆく質問にそれぞれ向きの回答を選んでいくという、いわば修羅場モード搭載。
選択自体はどの選択肢がどちら向けか明示されており、時間制限がある以外は普通の選択肢と同じ感じで選んでOKです。
このモード、システム自体はそれほど面白くないですが、このモード前後の台詞はかなり面白いです^^;
虫も殺さないような義母が負けると「くやしぃぃぃぃっ!」とか言ってしまうのはなんとも…。
修羅場をシステム化しているかどうかは少し疑問ですが、修羅場の雰囲気としてはいい感じだと思います。
シナリオ自体の内容に関しては、比較的オーソドックスなコメディタッチの恋愛モノですが、時々意表を衝かれる展開があります。
ま、林組ユーザーならなんとなく予想がつくかもという感じですが^^;
ただ、伏線とか前フリが無いので意表を衝くと言うよりは唐突なだけともいえるかもしれません。
何でそうなる?という理不尽度はかなり高いのでそう言う(理不尽な)展開がダメな人には向かないシナリオだと思いますが。
(ネタバレ)
奴隷っぽいEDや親子丼もあります。
いきなり主人公が脈絡なく鬼畜に走るのはシナリオ的にどうかと思いますが…。
本当に唐突過ぎておいていかれる感じがあります。
(ネタバレ終わり)
あ〜、あと、これは非常に個人的になんですが、どのキャラも非攻略ルートで脇役として出ている方が萌えるような気がします(w
特に、非攻略ルートの七海…。
<10点満点での総合評価>
6.5点。
突出した特徴は無いもののシステム、シナリオとも安定した出来。
ラブコメな修羅場を楽しみたい方にはお勧めできます。
<お気に入りのキャラ>
マイク・ウェルズ(w
声優さんの熱演が性格とあいまってサイコーのキャラと化してます。
「義理の妹と一緒にお風呂…ハァ…ハァ…」
…そのうち逮捕されるぞ…お前…(w
攻略キャラでは日下部 涼子。
最後に一言:「長崎みなみさんのミドルネーム…。これはどう突っ込んだらいいのでしょうか(w」
Rumble (たろんなーどさんのレビュー) | 評価: 5.5 |
▼ タイトル | Rumble 〜バンカラ夜叉姫〜 |
▼ ブランド | ペンギンワークス |
▼ 対応OS | Win98/XP/Me/2000 |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \8,800 |
▼ 発売日 | 2000/04/14 |
▼ 購入 | なし |
【CG観賞モード 】 | |
【 シーン観賞モード 】 | なし |
【 BGM観賞モード 】 | なし |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読既読判別あり) |
【 メッセージ履歴機能 】 | なし |
【 選択肢リターン機能 】 | なし |
【 オートモード 】 | なし |
【 ヒント機能 】 | なし |
【 セーブ数 】 | 5個 |
【 エンディング数 】 | 9個+戦闘ゲームオーバー |
<あ・ら・す・じ>
富嶽学園に新入生として入学した主人公。
しかし彼は、伝説の侠「鋼鉄番長」の名を継ぎ、戦乱に満ち満ちた混迷の世を鎮める星の下に生まれた。
友への信頼とそして愛は、彼の運命を如何なる道へと誘うのであろうか…。
<キャラクター紹介>
“鋼鉄番長”丈夫 鋼(名前変更可能)
主人公。覇王星の下に生まれ、戦いを楽しむ根っからの武人。
富嶽学園入学まで誰にも遅れをとったことはなかったが、富嶽学園の長、猪乃に初めての敗北を喫する。
そこで出会った狭霧とともに学園における学生らしい生活を取り戻すべく立ち上がる。
“神鬼軍師”月夜御名 狭霧(つくよみな さぎり)
鋼鉄番長の軍師とも参謀とも言うべき智将。
占星術をよくし、鋼鉄番長の素質と運命を見出したのも彼女である。
闘姫星の星の下に生まれ、詭計・姦計を好んで用いる。
そしてそれは大富豪の一人娘として生を受けながらも家族を事故によって失った彼女の、生存術でもあった。
主人公いわく「見た目プリティ中身ガッデム」なステキな性格の持ち主。
“斬腕乙女”金剛多華女(こんごう たがめ)
南亜高校総番、金剛玄五郎の実の妹にして南亜高校の参謀格も努める才女。
明晰な頭脳と判断力による作戦立案能力は狭霧にも匹敵する。
また、腕っ節はからっきしだが、そのニールキックの切れ味はするどく、人間の腕をも切り落とすと言う。
闘娘星の宿星を持つ。
“妖艶夜叉”星北 凛奈(ほしきた りな)
北の勇、聖バルチック女学院を治める“粛清番長”。
自らの宿願である「不登校」の合法化のために、全校統一へと立ち上がる。
180cmを超える長身をラフに着こなした軍服で包み、気に食わない者や楯突く者を次々に強制収容所へ送り込むという。
核露星の宿星を持つ。
“斬鉄巫女”江里弓子(えざと ゆみこ)
聖バルチック女学院の誇る江里ツインの片割れにして絶対的な攻撃力を持つ切り込み隊長。
守備力は人並みだが、野生の直観力と、双子のコンビネーションであらゆる敵を打ち破る。
ただし、頭脳労働のほうはダメダメで作戦立案能力は皆無に等しい。
凛奈を敬愛している。巫刃星の宿星を持つ。
“護法巫女”江里 盾子(えざと じゅんこ)
江里ツインの妹にして、特殊な磁場で相手の物理攻撃を無効化する能力の持ち主。
攻撃力は皆無に等しいが、情報収集能力に優れ、凛奈の参謀格も勤める。
ただし、突発的なアクシデントには弱く、むしろ地道な内政向きなタイプである。
双子の姉弓子と同じく凛奈を敬愛している。巫護星の宿星を持つ。
“豪腕大聖”金剛 玄五郎(こんごう げんごろう)
金剛多華女の兄にして南亜高校の総番。
基本的には豪放磊落な好漢であるが、残念ながら知性のほうは今ひとつである。
金剛星の宿星を持つ彼の体は一切の攻撃に対して高い耐性を持ち、「ダイヤモンド番長」と渾名される肉体と、強靭な筋力によって放たれる攻撃は彼の勇名を天下に轟かせている。
“大道芸人”猪乃 健(いの たけし)
ワープ番長の異名を取り、分厚い脂肪の鎧に纏われたともいえる肉体と、驚異的な移動能力で知られる富嶽学園の番長。
“混世帝王”ビリィ ゲイチュ
突如アメリカから来日しシステムフアンテー高校に君臨した「舶来番長」。
微米星の宿星を持ち、日本に対して並々ならぬ敵意をもって格学校の統一を図る野望の持ち主。
必殺の「Window渦」は、彼のブラインドタッチによって鍛えた指の筋力が生む強力な飛び道具である。
“怪僧”俺羽邪 威庵(おれはじゃ いあん)
謎の虚無僧といった風体の人物。
その尺八を用いた技「俺羽邪威庵地獄のリサイタル」を聞いたものは悶絶すると言う。
“四次元大家”墨土 羅ェ門(ぼくど らえもん)
主人公、猪乃の師に当る四次元流格闘術の師範。
町外れの廃神社に居住し、隠遁していたが、狭霧の説得によって主人公の師となる。好物はドラ焼き。
<音声>
主人公以外男性もフルボイス。
Hシーンは割と淡白ですが、戦闘シーンや日常会話はかなり気合が入ってるようで、なかなか上手で安定してます。
キャストもなかなかはまってると思います。
<音楽>
取り立てて特徴は無いのですが、そこかしこでどこかで聴いたような(パクリっぽい)フレーズが混ざってることがあります。
まぁ、テキスト自体がネタ的なのでその意味ではゲームの雰囲気に合っていると思います。
ゲームのオープニングテーマ(歌ではなく音楽)だけでおもわずコケそうになったのはこのゲームが初めてでした。
…むちゃくちゃパクリっぽい…^^;
ボーカル曲はありません。
<システム周り>(ver.1.00)
いわゆるごく普通のADV。
ゲームを進行するのに困る不具合は無いのですが、CG閲覧、イベント再生、音楽再生などがまったくありません。
また基本的に選択肢を選ぶAVGなのに決まったところでしかセーブできない(ロードはどこでもOK)と言うのは、そのセーブポイントの配置とあわせて実用度を低くしています。
バックログや自動再生の機能もまったくなく、良く言えばシンプル、でも今となってはさみしい作りです。
いいトコ探しをすれば、フルインストールでCDレスでの起動が出来ることですかね?
<CG>
立ち絵、イベント絵ともに全体に印象が古臭いです(2000年当時においても)。
少し昔のアニメ風とでも形容しましょうか…。
ただ、キャラクターそのものは比較的オーソドックスで受け入れやすい絵柄だと思います。
塗りや構図なども、決して雑ではないですし、粗くも無いんですがやはり全体的に「ひと昔前の」と言う形容をつけたくなります。
ただ、グラフィック自体はこれを味だと許容できる人ならかなりいいと思います。
<感想>
完全なるバカゲーですね^^;
少年ジャンプ的なノリにネタ的笑いと馬鹿とエロをくっつけたようなシナリオが全てです。
要はこのシナリオを気に入るかどうか…それが全てです。個人的には嫌いじゃないですが^^;
一応コマンド入力での戦闘もあるのですが、ほとんどの戦闘で勝ちパターンが同じですし。
時事ネタ的なものは今思うと微妙ですが(ワープの飯○社長ネタとか)、主人公以外フルボイスで馬鹿をやる電脳紙芝居を眺めると言う意味では割と楽しめると思います。
…ただ、エロゲにそれ以外を求めている方には、単なる寒いギャグの羅列と無意味なテキストの垂れ流しと見られても仕方ないかと思います。
文章自体は笑いとしてだけで見ればなかなかですが、主人公の性格は番長には思えないライトさですし、気絶してる間に処女奪われちゃってもワカラン奴もいるし、といった感じで深く考えると負けですな…。
まぁ、ナンダカンダ言ってもキャラとテキスト自体は相性がいいので、ネタがツボにはまる人はツボだと思います。
個人的には、かなりツボだったので笑いました。
<10点満点での総合評価>
5.5点。
上でなんだかんだ言ってますが、意外に笑いのセンスはツボでした^^;
主観的には6.5点くらいですが、客観的に見ればこんなものでしょう。
システムのあまりの簡素さが減点1。それ以外でもろもろ減点0.5ってとこかな。
おすすめキャラ:星北 凛奈
最後に一言:「武侠小説ライクなキャラ紹介は結構書いてて楽しいかった(笑)
手に入るならば、「ペンギンワークスミレニアムコレクション3」にも収録されていたはずです。」
紅蓮天衝−羅刹− (あとさんのレビュー) | 評価: 3 |
▼ タイトル | 紅蓮天衝−羅刹− |
▼ ブランド | ZONE |
▼ 対応OS | Win95/98/Me/2000/XP |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \8,800 |
▼ 発売日 | 2002/12/27 |
▼ 購入 | あり |
【CG観賞モード 】 | |
【 シーン観賞モード 】 | あり |
【 BGM観賞モード 】 | なし |
【既読メッセージの再表示】 | あり |
【メッセージスキップ】 | なし |
【オートプレイ】 | あり |
【 セーブ数 】 | 256個 |
【 エンディング数 】 | 1個 |
<ストーリー>
江戸時代の日本そっくりの封焔国は鬼の跋扈に悩まされていた。
君主である将軍は秘密裏に退魔機関「紅蓮」と「鉄」を作り、鬼退治を行っていた。
紅蓮の若頭烈火と仲間たちの活躍で、鬼に乗っ取られた「鉄」は壊滅した。
「鉄」が鬼化した原因が大老加賀美直孝にある事を知った烈火は加賀美の身辺を探りはじめるが、
加賀美の罠にはまり、将軍弑逆の濡れ衣を着せられてしまう。
烈火たちは、ふとした事で知り合った男伊庭を頼って京の都に落ち延びる。
倒幕を企む伊庭は、烈火たちの力を欲した。
烈火たちは大老を討つまで、という条件で、伊庭たちとともに幕府に戦いを挑むこととなった。
しかし、その倒幕派に鬼の力を利用されそうになった紅蓮のひとり「遥」は
愛する烈火に迷惑が掛かると何処かへと失踪してしまった。
(以上が「紅蓮天衝〜修羅〜」のあらすじ)
幕府は、倒幕派打倒のため、晃義隊を京へと向かわせる。
烈火たちは濡れ衣を晴らし、遥を探し出すことができるのか。
このホームページはZONEより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はZONEに帰属します。
<概要>
「紅蓮天衝〜修羅〜」の続編です。
今回も箱にはRPGと書いてあります。(怒)
前回も書きましたが、実態は戦闘ミニゲーム付のノベルです。
まぁ、今回はダンジョン双六ゲームもついていますが…。
新機軸のダンジョン双六ゲーム…使えません!
「ダンジョン内にCGの欠片が落ちていて、これを16個集めるとCGが見られる!!」というのが売りなんですが、欠片の出目が全くのランダム!
集めれば集めるほど同じ欠片が出てくる率が上がるというストレス倍増ゲーム。
1回のプレイでは全部集めることは不可能です。
で、苦労して集めたとしても、拝めるCGは使いまわしという罠!!
CGの欠片のほかに各種アイテムも落ちているんですが、戦闘には使えません。
(ダンジョン双六ゲームにしか使えない。)
紅蓮天衝〜修羅〜の余りの不評に、とりあえず戦闘ミニゲームの他にもう一つミニゲーム付けましたって感じですかね。
で、紅蓮天衝〜修羅〜の時もあったんですが、笠倉出版と組んで、インフォメーションブックを出し、その中に拡張シナリオを付けるという狡っからい商売をやっています。
拡張シナリオで商売する前に、もっとやることあるだろう!!(怒)
<システム>
システムは更に使い勝手が向上しています。
セーブ&ロードは随時可能。(ミニゲーム時除く。)
サウンド(音声、効果音、BGM)ボリューム調節可能、フォント変更可能。
画面モードはキーボード(F9)で変更可能相になりました。
オートモードも付いていますし、メッセージスピードも変更可能です。
でも、SKIPがついていないのは何故??
私は音声OFF、オートモード最速にして代用しました。
スキップ無いのは、繰り返してやる価値が無いからでしょうか(笑)??
で、ZONEの作品ですから修正ファイルがあるのは当たりまえです。
機種によっては不具合が出る可能性もあるので、差分ファイルをダウンロードしましょう。
<キャラクター>
烈火
一応主人公。紅蓮首領の嫡男。
戦闘ミニゲームでは強制参加なのに一番使えないキャラ。
遥
鬼の血を引く謎の少女。感情が激すると鬼の能力が引き出される。
あんぱんが大好物で、あんぱんの事になると人格が変わる。
茜
幼い頃に才能を見出され、紅蓮で退魔師として育てられた少女。
我侭で自分勝手で才を誇り口が悪いという某セカンドチルドレンを彷彿とさせる人格の持ち主。
彩乃
紅蓮幹部を親に持つ紅蓮のエリート団員。
規律やモラルを行動規範とする委員長キャラ。
事あるごとに茜と対立しているが、仲間として大事に思っている。
紅葉
異国帰りの退魔師。紅蓮には傭兵として雇われる。
男嫌いで女好きという設定だが…ナイスバディの鞭使い。
美咲
食事処「雪月花」を営む非常勤退魔師。おっとりとした性格で大食漢。
切れると手におえないという一面も持つ。唯一の回復役。
月影
烈火の最初のパートナー。退魔時に大きな怪我を負ってしまい、現役を引退している。
今回は逃げ出した遥を助けて、一緒に旅をする。
鈴鹿
幕府側機関誠心隊のスパイ。スパイでありながら烈火たちに協力を惜しまない。
ロリ担当。
伊織
幕府側機関晃義隊副長の部下であったが、とあるきっかけで烈火たちに同行することとなった。
幕府の正義を信じていたが…というエマ=シーン的キャラ。
原画はAM−DVL氏。やっぱり上手いですねぇ。昔に比べると肉感的な絵になってきてます。
塗りの感じもいいですし、『CGだけ』は金を出す価値あります。
ただ縦長でスクロールしないと全部見られないCGが多いのが気になりました。
<音楽・音声>
今回も同一イベント内でしゃべる台詞としゃべらない台詞があります。
仕様だからしょうがないですね。どうせならフルボイスにすればよかったのに…。
今回も一部キャラで口を開くときの「にちゃっ」って音が気になりました。
これも声優さんの実力なんでしょうかねぇ…。
音楽は和風でそれっぽくていい出来です。
BGM鑑賞モードがないので曲数とかはわかりません。
オープニング&エンディングは紅蓮シリーズの主題歌なのでしょう。
3回聞けば愛着が沸く…のかなぁ。
<感想>
修羅と羅刹を一本にまとめて、普通のRPGにしていたら、「さすが、ZONE!」ってなってたかもしれない。(可能性10%)
年末最大の地雷候補作は、やっぱり地雷でした。(T-T)
システム周りは昔に比べ格段に進歩していますが、ゲームとしての面白さはそれ以上に退化しています。
壮大な(ただし先の読める)シナリオは、見事に空回りしていますし、何よりゲームとしてつまらな過ぎですね。
一本道のアドベンチャーってノベルとどう違うんでしょう?
ミニゲームもつまらないし、戦闘で出てくる敵のCGは旧作の使いまわしだし。
この作品まで付き合ったけど、次のZONE作品はもう買わないという人は多いでしょう。
<Hシーン>
さすがにAM−DVL氏の原画は美麗です。塗りもいかしてます。
Hイベントは、遥、紅葉と固定イベントがあり、決戦前にもう一人とHできます。
ヒロイン候補は8人います。どうやら戦闘参加回数の一番多かったキャラが相手になるようです。
ですが私は8回もも繰り返しプレイをしたくないです。
以前の作品よりテキスト量は増えていますが、実用に足りる出来ではありません。
絵は昔よりエロになったんですけどねぇ…。
<点数>
3点。
評価できるのは絵だけです。
おすすめキャラ:いません
最後に一言:さよなら、ZONE…。