TeaParty ~紅茶のお茶会~

『世紀末のお茶会』

「キスから始まる誕生日。」

真夜中にそっと触れてきた、それは大好きな恋人のキス。
おめでとうって言うやわらかい言葉とやさしい吐息が、
俺の唇をそっと掠めていく。
じれったいような、くすぐったいような、触れるだけの唇。
だけどそれは限りなく心地よくて、幸せだなぁって、思う。
心から嬉しくて、嬉しくて嬉しくてたまらない。
きっとどんなプレゼントよりも、言葉よりも、
俺を幸せにしてくれる。
一年に一回だけの、きっと一番の素敵な時間。
そんなキスから始まる、俺の誕生日。



キスから始まる誕生日。
2001.September