たらすな亜米利加西海岸珍道中2004

8/9、10
マジでくったくたなのにキチンと目が覚める。旅行の七不思議ダネ。さて、朝早くK口さん一行は、ロスへ向かって出発。関西組み全員でお見送りの後、自分達もサンフランシスコ市内へ向かう準備。が、まだどうやって移動するのか決めていない。それに市内へ行く前に空港にやっと届いたサキタさんののこぎりを取りに行かねばならない。市内の道路事情は、田舎のサンタクルーズとは違うはずで、どうも自分達で運転するのが心配。駐車場もあるのかどうかわからない。車でのこぎりを取りに行って、いったんホテルへ帰ってきて、バスなどで移動。う〜ん、そんな時間が無いしなぁ。ということで、バスと地下鉄で向かうことにした。ホテルのカウンターのおばさんに行き方を確認して、いざバス停へ。目の前をバスが通りすぎる。あ、行っちゃった。でもまぁ、次がすぐ来るだろう、平日やし。と思って時刻表を見てみると、まだ20分以上待たないといけない!雨が降ってきそうなのでホテルに傘を取りに帰るメンバーもいたが、待っていること自体に我慢ならず、一か八か車で空港ヘ行ってそのまま市内観光に突入だ!空港でサキタさんは、相棒ののこぎりに無事再会できた。よかった。本当によかった。さぁ、では気を取り直して市内観光。車は僕が運転した。やはり自分達のペースで動けるのは楽だ。お約束どおり、ハイウェイのレーンを間違えて、30分ほど回り道したけど、もう全然気にしない。時間感覚が大雑把なアメリカ人感覚になってる。市内に入るとそれまでの郊外の景色とは打って変わって、大都会!って感じの空気がプンプン。意外に道も空いていて走りやすい。心配していた駐車場も問題なく停めることができ、いよいよ探検!


地下鉄(乗車券販売機で使える硬貨が限られていて切符が買いにくい!)に乗り、坂をえんやこらと登る。いや〜、さすが坂の街サンフランシスコ。映画や観光雑誌で見た通りの景色。あぁ、アメリカ。土産物屋などを覗きながらりチャイナタウンへ。ココへ来たなら喰うのはやっぱ中華でしょう、と店を探していると客引きのおばちゃんが何か言い寄ってくる。うっとおしいと思っていると、T口さんが、軽く厳しく一蹴。頼りになる。で、そのT口さんのアンテナがキャッチした店に入った。出てくるもの全てが旨い!旨い!!旨い!!!チャイナタウンに来て良かった〜!さて、サンフランシスコといえばケーブルカー。やはり乗っておかないと。坂の下のバス停までだが、乗る。本当は、観光雑誌などでよく見るみたいにヤッターマンみたいに外側につかまって行きたかったが、運転手が「中に入れ、コノヤロ」と笑いながら睨んできたので、おとなしく社内へ。チっ(-_-メ しかしまぁ、このケーブルカーのブレーキすごいわぁ。何がすごいって、体重かけてレバーを倒してスピード殺しているんやもん。今のテクノロジーだともっと安全に効率的に動く乗り物を作れるのに、観光都市の貴重な「売り」だからネ。京都嵐山なんかにある人力車と同じノリなんだろうね。ケーブルカーから今度はバスに乗り換え。待っている間が寒い寒い。サンタクルーズは暑かったのに。重ね着を持って歩いたほうがいいね、カリフォルニア州は。

で、目的地の楽器屋へ。入り口で店員の兄ちゃん(楽器屋の店員て、日本もアメリカも似ているのね、面白っ!)に「カバンはココで預かるゼ」と取り上げられた。万引き防止、仕方ない。意外にも店内でコレといった逸品にお目にかかれず、書籍やスコアなども日本で手に入るものばかり。わざわざココで買わんでも日本で買ったらエエわって感じ。すごいやん、ジャパン。結局何も買わず店を出て雑貨屋さんへ。ここは面白い。変装用の髭やミニチュアのこぎりを買う。けど、この程度。続いてCDショップへ。入り口では体のゴツイ、怪しくも軽〜い雰囲気の兄ちゃんが「カバンはココで預かるゼ」ここでもかい・・・欲しいCDもタワーなんかで売っているのね、やっぱ。そうかんがえると、日本で手に入らないものは無いのでは?と錯覚に陥ってしまう。実際はそうでは無いんだろうケド。で、ここでも結局何も買わず。あんまり面白い土産って無いもんやなー、と思う。まぁ会社の人達にはチョコレートとボールペンでええか。とかなんとか言いながらワイワイガヤガヤと車に戻り、ホテルへ。チカレター。


晩御飯は、ホテルの近くのマクドで安くすませることに。カウンターで「セットメニューはドレ?」と片言で聞くと怪訝な顔をされた。あ、そうか、こっちではセットではなくコンボか。すんません、ではビッグマックとポテトとコーラーのコンボBで。味は日本とあんまり変わらず。もっと大味かな、と期待(?)してたのに肩透かし。22時過ぎにサキタさんと東海支部のT中さんを残してホテルを出発。空港で車を返却。5日間アリガトウ。次に来るときはキミには乗りたくないよ、サンキュー!燃料計の針は、ちょうどEを指してた。え?昨日半分くらい入れたのに。。。搭乗手続きでは、またまたK本さんやってくれました。金属探知機で引っ掛かってます。もう驚きません。じっくり探してください。サンフランシスコ国際空港の土産物屋をブラブラしながら嫁から頼まれていた旅先のステッカーを探すが、見つからない!なんで?スーツケースに貼るやつ、あんなんどこにでもあるんとちゃうん・・・。結局見つからないまま出国。あ〜あ。こんなことやったら、市内の雑貨屋で探しとくんやった。

日付は変わって、8/10。帰りの便は、エバー航空(1:30発)。台北経由で日本に向かう。行きの便に比べると少し狭いが、各シートごとに映画などが見れる液晶モニターが付いていて、なんやかんやと楽しみながら数時間、台北までの旅。あと少しで台北の空港に着陸。トイレに行きたかったけど、15分くらいだから我慢しよう、と思った矢先、着陸体制直前に飛行機は上昇。気流が荒れているらしい。今シートベルト着用ランプが付いているから席を立っちゃいけないのよね。トイレいっちゃダメ?あーっ!結局20分以上予定をオーバーして着陸。ギリギリでした。もう限界でした、ヨカッター。台北で土産物を買う。明け方間の無い時間だというのに、免税店の店員さんは働き者デス、ゴクローさま。ここでなんとダメモトで本屋さんを覗くと、あったーステッカー!T口さんが見つけてくれました。アリガトサン。待合ロビーの黒松飲料と書かれた自動販売機を発見。缶コーヒーを買う、フリをする写真を撮る。三時間ほど待って関西国際空港行きの便に乗る。もう、機内はアジアン一色。狭いし、なんかこうエネルギーいっぱい(暑苦しさを感じた、とも言う)。12時過ぎにクタクタでなんとか関空に到着し、無事入国。記念撮影パチリ。高速バスに乗るT口さん、JRに乗るY本さん、Y川さん。そしてラピートに乗るK本さん(!)。そして僕は、Y川さんからもらったガムを噛みながら南海の急行に乗り、それぞれの旅が終わったのだった。家にたどり着くと、近所の川原で不審火があり変な灰が降っていて、近所のママさん連中が外に出てきてワイワイやってた。一発でアメリカの楽しい記憶から現実に引き戻された気がした。。。オシマイ!

写真協力:K本さん、Y川さん

0807