たらすな亜米利加西海岸珍道中2004

8/5(JAP)
7:30 アメリカ行きの朝は、寝不足でヘロヘロ〜な状態。前夜に持って行くものの準備(置いていく物の決定か?)をやってっため、いつもより眠るのが遅くなったからだ。非常に蒸し暑い朝だったので、アロハにサンダルという井出達で家を出た。普段なら10分で最寄の駅に着くのに、スーツケースとウクレレ、手荷物など重装備(これでも減らしたのになぁ)のせいもあり、駅まで倍の時間がかかった。8:56 地下鉄に乗る。平日の朝でも、9時前だとさすがに空いている。が、微妙に座れない。天下茶屋で南海電鉄に乗り換える。特急ラピートではなく 9:36の空港急行に乗り500円の節約。40分ちょっとで空港へ。途中(10:20ころ)、一緒にアメリカに向かうメンバーのK本さんから携帯に連絡が入る。「10時半にラピート乗り場のどのへんに行けばいいですか?」って、おいおいッ、関空集合が10時半やろっ!「あわてず一番早く着くのに乗ってきて。気をつけて。」う〜ん、我ながら大人な対応だ。関空駅の改札を抜けるとY川さんが到着してた。預かったビデオカメラの使い方を確認しているところにY岡さんもJRの改札から登場。あぁ、旅行の待ち合わせをしてるって感じがするなぁ。間もなく高速バスでやってきたT口さんとも合流。航空会社(今回は、エバー航空という台北の航空会社)のカウンターが開くまでの待ち時間にY岡さんと米ドルに持ち金を両替。「途中、台北で乗り換えるときにお金を使うかも」と不安がよぎり、銀行のおじさんに台北で米ドルが使えるか質問したが「そういう事は、私たちにはまったくわかりません」と一蹴された。「やくたたず!」と思い、財布の中身全部を米ドルに。トラベラーズチェックは500ドル単位ということなので、全部現金!なんか心配だなー。全ての札が同じ大きさで手触りも日本のものとは違うので戸惑う。コインにいたっては、数字が書いていないのでパッと見ていくらなのかわかりにくい。よくこんなお金で生活できるなー、アメリカ人は。搭乗手続きまで、まだ時間があるのでY岡さんはヴォーダフォンへ携帯電話を2台、レンタルしに。借りてきた携帯電話はモトローラー製。電話をかける(受話器があがってる絵)&切る(受話器を置いた絵)のボタンが日本とは逆だ。表示も英語(当たり前か)でわかりにくい。Y岡さんの説明によると、アメリカ国内で使った場合、日本経由での料金になるらしい。借りたケータイ同士、隣同士で電話をかけても国際通話ということだ、マジッ!?こりゃあんまり使えんなぁー。さて、時間になったのでとりあえずカウンターの行ってみる。すると「グループ全員が揃ってからお手続きいたします」。おーい、K本さん。早くこ〜い!

「空港に着きました!」と携帯が鳴る。無事なんとか合流。みんなののこぎりを一纏めに。ここで、もう使わなくなった10年以上前の古いスノーボードケースが活躍!「楽器だから注意して扱ってねぇ〜」と張り紙をして紐でぐるぐる巻き。X線で荷物をチェックされるときに「これは何?」と問いただされるかと予想してたが、ノーチェック。以外に簡単に通過できるのね。で、窓口に再び行くと「予約がバッティングしたため、お席がありません。すいません」なに〜〜〜!そんなことあるのぉ!で、僕たちはどうなるのぉ!と思ってると「違う飛行機に変更させていただきます」ふむふむ、でどこの会社のどんな便よぉ、お姉さん!「ユナイテッド航空の直行便に変更させていただきます」え〜やないの、それ。バッティング万歳!予定通りだったら台北経由で乗り換え待ち3時間コースやったもんね。直行便、しかもユナイテッド。よかたー。で、長蛇の搭乗手続き待ち列をごぼう抜きにして、我々一行は荷物チェックへ。あ、K本さんがスーツケースを開けられてる!おーい、またチミかぁ!どうやら予備の腕時計が引っかかったようだ。T口さん情報によると、時計や電池など時限爆弾を連想させるものはヤバイらしい。そんなの入れてなくて良かったー、と思っていると、全員の荷物がチェックされた。さっきはノーチェックだったのに今回は、様子が違うぞ。紐でぐるぐる巻きにしたのこぎりも開けようとしている。苦労して縛ったのにぃ!担当のお兄さんが、わずかにケースのファスナーを開けて中のノコギリを見つけ「これは何?」と訊いてきた。すかさずK本さんがノコギリを演奏している写真を見せる。この写真がまた濃い!担当のお兄さんは苦笑というか表情が固まったまま、通してくれた。やったね、K本さん!しかしまぁ、ユナイテッドだからか、直行便だからかわからないが、エバーのチェックと比べると雲泥の差。こんなにバラバラな精度のセキュリティで空の安全は保てるのだろうか・・・

13:00 荷物を預けて、昼食。しばらく日本の味から遠ざかるから、少し奮発して(奮発しなくても高い)ソバを食べた。美味かった。さぁ、軽く出国手続きを済ませ、日本を飛び出そう!と思った矢先、今度はY岡さんのドライバーが引っかかった。テルミンの調整用にかばんに入れていたそうで、小さな小さなドライバーなのだがNGだった。僕もウクレレのペグを締めるようにドライバーをケースに入れるか迷っていたのだが、向こうで買えばいいと思い持ってこなくて正解。でもなぜかペンチを入れていた他のメンバーは引っかかってないのダ。硬いものや尖っているものが武器として使用される恐れがあるという理由で引っかかるなら、ペンチも同じではないのか???かくして、Y岡さんだけ再度ドライバーを預かり荷物として手続きしに行った。搭乗時間に間に合うのかとヒヤヒヤしながら免税店で待っていると、しばらくしてY岡さんが追いついた。よかたー。売店で「サンフランシスコ、西海岸の歩き方の歩き方」を購入し、ようやく飛行機に乗り込む。ここまでで十分疲れた。向かうはカリフォルニア州サンタクルーズ!とさっき買った「歩き方」を開くとサンタクルーズが載ってない。サンフランシスコ国際空港や、滞在中に観光に回る予定のモントレー(70年代ロック好きには格別の響き)は載っているが、その間に位置するサンタクルーズが無い!やってもうたー。ま、サンフランシスコも最終日に少し観光するから良しとしよう。切り替えが早いゾ、自分。そうこうしているうちに離陸直前。ケータイから嫁さんに最後のメールを出して電源を切る。フライト!どんどん高度が上がってあっという間に大阪が〜!バイバイ、ニッポン。コニチワ、アメリカ〜。約9時間の空の旅だわさ。出発が15時だから現地は、夜の11時15分くらいか・・・

飛び立ってまもなくすると飲み物が出た。飛行中にアルコールを飲むと酔いが回るらしいのでコーヒーを頼んだ。日本でもおなじみのスタバ。新鮮味なし!Y岡さんが頼んだワインを見ていると、なんだか損した感じになった(せこっ!)。その後1時間ほどたった頃だろうか、夕食が出た。ソバを食べて三時間ちょいしか経ってないのにぃ。現地時間で 0:40だぞ。こんな時間に腹にものを入れたらーとか考えてても目の前に食べ物があると食べてしまう。しかも残さずきれいに。うーん、、、おいしい。それにしても機内の温度が低い。アロハにサンダルという日本仕様の服装のまま席に着いたので、薄ら寒くなってきた。もうふ毛布っと。隣を見るとK本さんは既に夢の中。そうか、ここで眠っておかないと向こうに着いたら朝だから・・・。と考えると余計に眠れない。寝る前に食べると消化するために体の中は活発に活動し始めるというが、まさにその状態だな、これは。ま、雲を上から見下ろすなんて、そうそうないから雲見物でもして時間をつぶそう。と外を見てるとスッチーが来て「みんな寝る時間だから窓閉めてクダサイ」と流暢な英語で注意された。日本語で言ってくれよ。わからんじゃないか!わかったよ、閉めりゃいいんだろが、まったく。あー、余計に眠れなくなった。

写真協力:K本さん、Y川さん

0805(USA)