公共の茶室(和室)
 公共の施設に茶室(和室)を設けることが多いが、お金の無駄使いになっていることが多々ある。これも住宅メーカーの場合と同じで設計士の問題もあるだろうが、発注側である県なり市の意識の低さが問題であると思う。使い手側の要求を十分に反映せずに作ってあるのが多い。
 結論から述べると、公共の茶室に求めるのは稽古場としての茶室ではなく、「茶事・茶会」のできる茶室である。

「茶事・茶会」のできる茶室とは
 ①水屋が行き止まりでないこと。
  ・水屋への出入り口が茶室側にしかないのが多い。
  ・このため客の席入りまで水屋で息をひそめているといった笑い話にもならない事がでてくる。
 ②水屋が十分な広さがあること。
  ・お客と水屋の人数はほぼ同じか、水屋側の人数が多いということを認識する必要がある。
 ③水屋と台所がつながっている。
  ・茶事を考えた場合、水屋と台所が茶室内を通らないで行き来できないとどうにもならない。
 ④茶室は京間の八畳間
  ・最低八畳間で、これより狭い茶室は作るべきではない。
  ・人数によって広さを変えれる茶室は別だが(瑞鳳寺のような)、三畳台目のような小間は使えない。
  ・同じ八畳間でも田舎間では使えない。少なくとも手間畳は京畳にすべき。
 ⑤炭を使える構造に
  ・本格的な茶室を作っても炭が使えないのでは稽古場以下の茶室。
 ⑥床の壁は土壁に
  ・花入れを床にかけ水を打ったとき、壁に水あとがつかないのでは・・・。

下記は訪れた(使用した)ことのある和室で、その後改修していれば別だがその当時の感想等です。
 ・N市文化会館
 ・S市福祉プラザ
 ・S市青年文化センター