31cmF4.5 耳軸製作(1)

→望遠鏡


 

耳軸はFRPで製作するので、まず原型を作ります。

耳軸の取り付け面は鏡筒バンドの外径に合うようにします。
目的の曲面になるように骨組みを作ります。

2.3mmベニヤを骨組みに張り付けます。

ベニヤには後々の作業が楽なように同心円を描いて置きました。

予想以上にベニヤの反発が強く、木ネジで留めました。
塩ビ板を丸めた方が良かったかも知れません。

耳軸用の円板を木工ボンドで貼り合せ、目的の厚みにします。

手前はフォーク先端の耳軸受けになります。

曲面に耳軸を貼り付けます。

曲面への接着にはコンクリメントを使いました。
隙間はパテなどで埋め、木工ヤスリやペーパーで角の面取りをします。

上面の汚れはニスが付いてしまったのです。気にしないことにします。

ポリエステル樹脂とタルクを混ぜたものに硬化剤をいれパテ状にして塗り
ます。
硬化するとみかん肌になるので、耐水ペーパーをかけます。

この作業を数回繰り返すと表面の滑らかな原型が出来ます。

このパテは厚塗り出来なかったので、合板貼り合わせ面の段差がな
かなか埋まらずに苦労しました。
パテ塗り前に木型を仕上げておきましょう。

表面にゲルコートを塗りました。

ゲルコートが必要かどうかは分からなかったのですが、塗っておいた方が
安全そうなので塗ることにしました。

ゲルコートは2度塗りしました。刷毛目がものすごく付くからです。
1回目は硬化剤のみ、2回目はパラフィンを1%程(もっと多いかも)を加え
ました。もちろん硬化剤もです。

パラフィンが入ると硬化後に表面がツルツルになります。

耐水ペーパー#120〜800で削り、最後はコンパウンド#2000で磨き
ました。(といってもいい加減にですが)

角はゲルコートが削れてしまいましたがまあ良い事にしましょう。

やはりゲルコートは硬いです。
タルクパテは楽に削れましたがゲルコートは数倍硬そうです。

一応、原型はこれにて完成です。

     

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