客電が落ちてモニターに過去の名曲が次々と連写されていく演出。20年の重み歴史から、それらを知っている者たちとしてはなんだか涙が出そうに感動だった。期待した。 TMの今回の音は。 トランスというもので見ればすごく良かったのだと思う。まさに脳内トランス状態だった。クラブにいたらハイで倒れてたかもしれない。4つ打ちのキックとハットの連続ループで。16小節ごとのフィル。オリジナルの長い間奏になるとなだれこむ様に一気にカッコよくなるけど。戻って盛り上がりもレッドゾーンへ行くぞ的なフィルがきて、ドッカンサビ!かと思えば、、リズムがやんだ。(´・ω・`)ずて(+o+)(゚∀゚)…。なんでそこで落とすのコムロっち。そんな感じで作り構成よくわからない。 なんだか無理やりなんでもかんでもズンカッズンカッ、ズタタタタタタverになっていた。 でも小室哲哉、彼の最大な武器といえばもしかしたらこの4つ打ちをポピュラーに広め、最先端に実践して確立した人で。これこそ小室節、彼は後半、自身のサウンドに酔っていて揺れていた。他の誰でもないあの小室がやっていることに意味があったりもする。 一番驚いたのは、ドラムもベースもいなかったこと。 ウツVo、キネGtr、サポート葛城Gtr、and コムロKey。他音全部、打ち込みかハードディスクかテープかの自動。計4人のみ。ドラム、ベースなどメンバー無し。 それはある意味、とてもTMらしい。ベースもドラムもトランスなら逆に生だとおかしくなるかもしれない。だけどさみしかった。サポートメンバーとの駆け引きなどもTMライブの良さで、楽しそうに演奏して間違えて笑って。もはやサポートではなくてメンバーで。その笑いや汗が観客にも伝わり、会場全体がひとつになる。 そういうロック的な生のグルーブ感と無機質なテクノとの融合が、TMで狂乱するほどカッコよかったはず。 21:14 くらいに終了。 終了して彼らは観客へテクテク挨拶していた。その時の3人が(4人が)笑顔でいたのでよかった。相変わらずにちっちゃいコムロっちは可愛かった。のですべて許す、みたいな(笑)。?思いもあり。 彼ら3人のライブ上で立っている様が何十年も変わらないカッコよさも相変わらずだった。3人が同じステージに立っていることだけでも、本当に感動だった。 終わって会場外に出るまでのごった返しの混雑でなかなか出れない酸欠状態でやばかった。もう何度もこの状態がまずいことはわかっている。その間ずっと、演奏した曲らの良い部分を思い出そうとしていた。そして外への扉からの外気に触れた瞬間になぜか元気が戻った。 |