-ライブの記録2004ver.-


2004.04.21
DOBLE-DECADE "NETWORK" in YOKOHAMA ARENA


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何年も何度もTMのライブを見てきたけど、今回のあれはやっぱ違うと思った。 彼らの今のTMへのスタイルは、これはこれでという考えで、軌道に乗ったやり方で、やりたい事をできている。それが受けなくてもそれでいいのかもしれません。今回はトランスのTM。業界でここまでマニアックな音を売ろうとするのはかなりの覚悟かとも思うし。なかなかやりたいことをやらしてくれなかったりします。そうじゃなくて、やりたい放題できている。トランスで、しかもそれがTMであの小室氏のリズム感で紡ぎだされる。カッコイイやりかたに思います。 40も半ばのおっさんらが、いまだにイケイケライブや作品を少なからず出すってのも異常で感謝で。 そういう風に思うと、今回のこれはこれで最高のパフォーマンスなのかもしれない。 自分もそれだけ年をとり。ちょうどよいかもしれない。 ライブや活動をいまだやってくれるから、つながっているものがある。 自分の魂のある部分が消えないでいられる。 だけど、行かなくてもそれは残るし、焼きついた記憶や友などの思い出などは切り離すことはできない。はじめての高校時代の代々木やドームの終了ライブや以前の横アリや…数々の。最高だった。 10年前の終了ドームライブでの「金曜日のライオン」をCDで改めて聴いた。瞬間に、こっちのほうがいいと思えた。 今回の。トランスではないバラード的な曲らのこと。最近のTMの楽曲では木根尚登氏の曲のほうがしっくりくる。これは好みと正反対の小室氏とのやり方バランスで成り立っているけど。 木根氏のアナログメロディに小室氏のデジタルのアレンジが入り、宇都宮氏の変わらない甘い声がやさしく切なく歌い上げる。それの後ろで２人のコーラスが入る。 それは小室氏の楽曲でも存在する。 肩の力を抜いたゆるい曲。今の年齢だからな曲。人生の一時の立ち止まり情景。大人になった恋人たち。それは今回のアルバムやライブでも数曲演奏され。We Are Starting Over、Pale Shelter や 風のない十字路、君がいる朝、など他。小室氏では、10 Years Afeter、MESSAGE、PRESENCEなど他。 現在と過去のTMの良さが融合されていて、20年の重さや年輪じゃないと出せないような深いものもあって、そういうのまで伝わるのが、このへんのミドルな曲たちに思います。このへんのためだけに現在TMサイコーかもしれません。 何度も何度もリピートで聴いていた。こみあげる良さがあって情緒不安定になりやばかった。 10年20年 これから何があるだろう 弱さも強さも 肌を重ね 時を重ねて... 公式サイトの視聴（数秒）：　君がいる朝　　風のない十字路 不思議なのは、ライブ後今そのCD曲たちを聴くと、以前より良く聴こえた。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 スタンド席で横斜めから遠く座ったまま見れたことが本当に身体的に助かった。 とてもやばいほどに疲れた。疲れたってだけで完全回復できるならまだいいけど、身体がまた無理して悪化していた。やはり過去のようなパワーがなくなった。本当にライブへ行くことすら昔のようにはいかなくなっていた。毎度、行くのか行けるのか行かないのか行けないのか・・人一倍に葛藤になる。でもそこに今回は相手も理由は別としても相変わらずそうだった。そこが救いで最高だった。健康でもいろいろ負担を抱えて今日に来ていた。日々を懸命に生きていた。助けなどなにもないまま日々を。とても大変なそれぞれ生活の中、今日という日に懸命に行って。笑って。隣で。また現実に戻って。まだ水曜。 無事に行けて帰れたことも。 25:10　夕飯も食べられない時間のまま帰った。遠い。気持ち悪く最悪だったので何も食べなかった。それより思い出にふけたかった。あんなにも遠くひどく疲れたのに、あっという間すぎる半日だった。 変わりゆくのは、誰もがそうで。年はとり。だけど根本に宿るものはぜんぜん変わらなかったり。 いつの間にか少年少女は大人になっていたり。でもあの頃の無防備な笑顔を見せられたり... 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2004.04.21 新横浜

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