時々日記:1999.10.1 -10.15
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 彼も昔は、世界を敵に回していたのか?

 1999.10.1 (Fri)

フジテレビが胴上げの瞬間まで中継を延長してくれたお陰で通常番組が1時間20分も繰り下げ、「プロ野球ニュース」開始は2時近く。勿論、ビールかけは終わった後。(それにしても、めちゃ楽しそうだったなー) 監督・選手が生出演。「優勝できたのはフジテレビのお陰」と、これまでのG寄り報道を皮肉る星野監督に木佐アナの表情が引きつっていた。(^^;)
 けど一番面白かったのは、星野監督が「野口は成長した。こんな可愛い坊やみたいな顔してるけど、どこかの左ピッチャーよりよほど大人になった」という発言に明らかに動揺した木佐アナが「あ、(誰のことか)私だけ分かったんでしょうか? 世間も分かっちゃったんでしょうか」と答えたこと。(交際が噂される、スワローズの)石井一のことだと自分から言ってるようなものでしょ、それって。(^^;;) 更に可笑しかったのは、監督の発言に「どこの左ピッチャー?」と野口に訊いてた山本昌。(^^;;) 一瞬、昨日4失点の自分のこと言ってるのかと思ったのかな?

しかし、正直云って優勝騒ぎどころでない心境だ。理由は勿論、茨城の事故。付近に知人も住んでいるし、いつも対応のまずさが目に付く当局の反応を思うと、「今回もまた現状認識が甘くて対応が遅くなっているのでは…」と心配になる一方。
 事故の瞬間「青白い光」を目撃した、という話に衝撃を受けた。新聞によると、「青白い光」は、透明な物質中を帯電粒子が高速運動した時に発生する「チェレンコフ光」である可能性が高く、今回の場合は、水や室内の塵と反応したものではなく、被ばく者自身の目の水晶体の中で発生した可能性があるらしい。水晶体は人体の中でも放射線の影響を受けやすい組織なのだそうだ。被ばくした方々の今後が気にかかる。

 最初は2色

 1999.10.2 (Sat)

■話題沸騰の「iBook」が実はPower Book G3より大きくて重い、ということはあまり知られていない。そもそもPower Book G3自体、ほかのノートパソコンよりは大きくて重い訳だし(それでも以前よりは薄く軽くなったが)、iBook開発の噂が流れてきた頃、巷では「小さくて軽いノート型Mac」を期待する声が大きかったと思うのだが…。
 が、小型で人気だったPower Book 2400が日本需要をメインに開発され、一代限りで終わったことなども含めて考え直してみると、これがAppleの考え方なのだろう。つまり、日本メーカーの場合、「持ち運ぶからには、軽く、小さく」という考え方で開発している訳だが、「持ち運びが出来るノートパソコンだからこそ、頑丈な構造にしなければならない」というのがAppleのポリシーのような気がするのだ。

 瞬間最大風速

 1999.10.4 (Mon)

最近、一過性の「ブーム」の頂点がより高く、期間はより短く、転落はあっという間、という傾向が強くなっているような気がする。結果的に在庫過多で今のバンダイを苦しめている「たまごっち」もそうだったし、今年でいえば「だんご三兄弟」が典型的な例だろう。最近になってNHKが新編の映像で「おかあさんといっしょ」内のコーナーでやっているようだが、これで話題を取り戻さないと、あれほど春先に大騒ぎになりながら「紅白」の頃には話題性ゼロというか「あ、この曲ってそういえば今年の曲だったよな」という扱いになってしまうだろう。あゆみお姉さんはドラマに出たり大活躍みたいだけど。
 その一方、じわじわと人気を高めてきたものって、人気も長持ちしているような気がする。今話題のものでいうと「たれぱんだ」なんかそうだろう。うーん、今日もよくたれています。

そこでふと思ったのは、宇多田ヒカルの「First Love」を買った800万人のうち、次回作を買うのは一体どのくらいの人数なのだろう、ということ。一過性で終わらせるには惜しい、とは思うんだが、あの売れ方を見ていると、友人が言うように「一人売れて儲けているTKへの反発から音楽業界全体で仕組んだもの」という説も頷ける部分は確かにある。日本版「マイシャローナ」か?(←かなり違うと思うぞ)
 今のCDって、一握りのメガヒット作品は数字を驚異的に伸ばし、それ以外は全く売れない、という格差が大きすぎる。「売れているもの、みんなが聴いているものを聴いておけば安心」ということなのだろうか。言い換えてみれば、自分なりに音楽を評価する基準というか価値観といったものをみんな持っていない、ということなんじゃないのか。

そういえば宇多田ヒカルが売れる前に注目されたR&B系女性シンガー(厳密にはちょっと違うかもしれないが)UAMisiaって、今どのくらい売れているんだろう。それなりに一定数は売れている筈だが、世間一般的な関心からは遠ざかった感がある(それは決して悪いことばかりではないと思うけど)。R&Bは嫌いではないけど、日本ではなぜかR&Bというと女性シンガーばかり売れて、男性シンガーで売れた人ってまだ一人も出ていないと思う(久保田利伸は他の音楽もやっているし)んだが、これも不思議な部分だ。まぁ、よく考えてみたら最近、男性シンガーで売れている人って大半はバンド系で、純然たるソロシンガーでヒットを飛ばしている人(特に若手)は少ないからなぁ。その点に於いても槇原敬之は注目すべき存在だったのだが…。

 かんちがいほうけん

 1999.10.5 (Tue)

昨日、ニュース番組のヘッドラインを眺めていると。
 「小渕第2次改造内閣発足」「SPEED解散」と並んでいて、

「何ィっ、内閣組閣して即スピード(衆院)解散だと!? ナメた真似しやがって、ふざけんぢゃねぇっ!!!(怒)」

 …という大きな勘違いをした私。(^^;;;;)

#ネタではありません。実話です。(^^;;)
 「スピード」がなぜカタカナでなくローマ字表記なのか、考えてなかった(^^;;)

 しかしあの齢で「これからが第二の人生、って感じ」って云われてもなぁ…。
 そんなん、俺なんかどーすんのよ(泣)

 スタンドォォ!!! アリィィナァァ!!!! カァモォォンッッ!!!!!!

 …それはサザンだ。(笑) 1999.10.7 (Thu)

なかなか届かず気を揉んでいた10月下旬のCHAGE&ASKAのコンサートのチケットがようやく到着。おおっ、アリーナ席だぜっ。去年のASKAソロで初めて大阪城ホールのアリーナ席を体験したが、C&Aでは初めて(今回は前回より更に前の席だ)。というか、C&Aの通常ツアー自体が4年ぶりだからな。実は6月にFC限定で、武道館と大阪市中央体育館(これが凄いところで、半地下の建物の上に土を被せて木を植えたりしているので、外見ではほとんど古墳にしか見えない。冷暖房などの面で省エネ効果がありそうだが)で3公演ずつアンプラグド・ライヴを催してはいるが、本格的なツアーは久々となる。以前のような豪華なステージとは違うものをみせてくれるという話だが、さて3週間後が楽しみだぞ。

本日発売の「週刊ベースボール」とそのドラゴンズ優勝増刊を買う。ついでに部屋の本棚を整理していたら、11年前の優勝翌日の「中日スポーツ」をいきなり発見。保存しておいた記憶はあったのだが、まさか京都にまで持ってきていたとは今迄気付かなかった…(^^;;;) それにしても選手の顔触れが懐かしすぎる…。

 なべ

 1999.10.9 (Sat)

夕方からさだ研久々の宴会。新歓(遅い!!)と4回生メンバーの院試合格を祝って、というのが名目。さこちゃん一家の登場で盛り上がった。

JR西日本ばかり叩かれているが、あの時期に造られた建造物はみんな同じ危険性を孕んでいる筈。各地の高速道路など代表例だろう。また、「のぞみ」登場後のスピードアップで、トンネルを列車が通過する際に発生する気圧変動の増加が劣化部分の崩壊を更に加速させた可能性もあると思う(トンネル内は周辺地域への騒音の心配がないので最高速で通過する場合が多い)。この件についてはいずれ、改めて意見をまとめて述べたい。

 何処へ往くのかお疲れさんで

 1999.10.10 (Sun)

今日は朝から母親と妹が「ワイドビューひだ」に乗って高山祭を見物に行く予定、と聞いている。今年は出かけやすい曜日に重なっているので、「ひだ」の指定券は先月の発売後すぐに売り切れたそうだ。きっと凄い人出だろう。

先日作った曲をMacで打ち込んでいる間に、いろいろ気に入らない部分が出てきたので、メロディをもうひとつ足すことに。A-B-B'-A-(間奏)-B-B'-A-Aだったのを、B'とAの間にCメロを入れた。当然、詞も書き足すことになるから、全体をまとめ直すことになり、結局、一から作り直しに近い作業になるかもしれない。
 …しかし俺、バラードしか書かないなぁ。(笑) 別のもの作るつもりで書き始めても出来上がったらいつの間にかバラードになっていたりして(苦笑)正直、このテのばかり続けても、演る方も聴く方も飽きるだろうし、TOCCHANが作るようなマイナー進行の曲やギターを掻き鳴らせる曲も作りたいんだけど、いざ思いつくのはいつも…(^^;)
(なお、決して俺は山本正之系を作りたいと言っているのではありません(^^;))

 風は強く波は高く

 1999.10.11 (Mon)

朝刊に大きくNew iMac の広告が出ていた。ソーテックへのあてつけのような(笑)透明度を高めたボディ。完全に中身丸見え…。この価格設定でこのHD容量、DVに直結・編集できるFireWireポートと付属ソフト、というのは、正直云ってPower Mac G4のシェアを喰うだけのような気がする…。

11月初めに出る中島みゆきのニューアルバムは2枚同時リリース(2枚組ではない)。すべて「夜会」に書き下ろした曲で構成されている。「10 WING」(別称「十手羽」)に似ているな…と思ったところで「10 WINGS」を4年近く貸したままであることを思い出した。が、諸事情により戻ってくる可能性はほとんど無いし…、そろそろ買い直すか。「二隻の舟」の「10 WINGS」Ver. が急に聴きたくなった。

 FとDとHの野球帽?

 1999.10.12 (Tue)

実は中学の頃から慢性の腰痛持ちである。中学・高校と部活で水泳をやっていて、その頃に腹筋と背筋のバランスを崩して痛めて以来の持病。以後15年近く、ずっと腰痛と付き合ってきている訳だが、特にここ数年は運動不足と机・パソコンに向かう時間が増えて余計に悪化している模様。この時期になると夏場に溜まった疲れが出るのか、激痛でろくに動けない毎日が続く。
 「こんな躯じゃ一般的な仕事はできないだろうし、こんなんで俺は今後まっとうに生きられるのか?」と深刻に考えることが増える。体調不良の時ほど思考パターンも悪い方向に行きやすいようで、精神衛生上悪いことばかり思い出してしまう毎日。

 …気分を変えよう。

そういえば10月23日の日本シリーズ第1戦(福岡ドーム)および26日の第3戦(ナゴヤドーム)の試合前の「君が代」独唱、誰が唄うのだろう。名古屋の方は、既に池田貴族が自ら立候補している模様だが、今年の「燃えよドラゴンズ!」を唄った舟木一夫や、熱烈ドラファンしかもパンク「君が代」騒動真っ只中の忌野清志郎あたりも候補に挙がっているだろう。個人的にはキヨシローさんにぜひ唄って貰いたいんだけど(笑)。また、去年の人選(松山千春:YB権藤監督の友人)を思うと、星野監督の友人ということでは小田和正もアリか? あ、小田さんの「君が代」独唱もいいなぁ。
 一方の福岡も候補、多そうだよなぁ。井上陽水、財津和夫、CHAGE&ASKA、藤井フミヤ、武田鉄矢、松田聖子(爆笑) etc.…。 こちらは、大晦日に福岡ドームで2000年カウントダウンライヴを行うC&Aが有力なのかな?

 空の彼方に踊る影

 1999.10.13 (Wed)

九州では日本シリーズのチケット予約電話が殺到して回線がパンクしたそうだ。いくら身内で儲けを独占したいからって、ローソンチケットだけで発売したら、この混乱は予想できた筈なんだけど…。チケット業者を分散させれば電話だってもすこし分散するのに。

その福岡ダイエーホークスの前身:南海ホークスといえば、緑色基調のユニホームだったが、あれは(当時の)南海電車のカラーリング(緑色の濃淡、京阪普通色よりもう少しくすんだ感じ)をもとに決めたのだそうだ。プロ野球チームを持つ大手民鉄は多かったが、電車のカラーリングとリンクさせたのは南海くらいだろう。阪急も近鉄も西鉄も、勿論阪神も全然無関係だものね。のちに西武が、急行車両や系列の近江鉄道の車両、グループの観光バス全車がライオンズカラーになったが、これは逆にユニホームの色を車両に反映させた例。でも西武電車っていうとやっぱ黄色だよな、イメージ的には。
 …ということは「もしも」今なお南海ホークスが存続していたら、90年代初頭に関西空港開港を睨んでCIを行い電通プロデュース「グレー(or銀)地に青&オレンジ線」に電車のカラーリングを変更したのに合わせて、やはり青&オレンジ基調のユニホームに変わっていたのだろうか(笑)

それはともかく、南海ホークスを買収したダイエーもそれに倣って(?)企業カラーのオレンジをユニホームに使ってきたが、買収後、エメラルドグリーン系の地に鷹のキャラクターの顔とオレンジのロゴという鮮やかな球団旗が最初に発表されたときは、「おおっカッコいーじゃん、このイメージでユニホームも作るんだな」と期待したのだったが、それから暫く後に発表された三宅一生デザインのユニホームは…、まるで球団旗のイメージがなく、ヘルメットはガッチャマンになってたし。(^^;) ガックリしたな、あれには。
 結局このユニホームが僅か4年の短命に終わりMLBのホワイトソックス風の現デザインに変わった(帽子は今年変更)のに対して、ダイエー・ホークスと同じ年に誕生したオリックス・ブルーウェーブ(発足当時はブレーブス)が現在に至るまでずっと同じユニホームデザインであることを考えると、やはりよほど不評だったのだろう(笑)。

 教育的指導

 1999.10.14 (Thu)

史上最多の金メダル獲得と日本代表選手の大活躍で終えた柔道世界選手権だが、なにか不思議に思ったことはなかっただろうか。日本選手が活躍している映像がほとんど流れず、スポーツニュースで放送された大半は静止画像(というか写真)ばかりだったのだ。よくよく見てみると、放映権を持っていたらしいNHKだけが動画を放送していた。これは一体どういうことなのか。
 事の発端は、今年のプロ野球日本シリーズにあるらしい。福岡ドーム(NTV系・CX系・ANB系)・ナゴヤドーム(TBS系・CX系)ともに中継権は1局独占ではないので、両球団と民放各局で中継日の割り振りを協議している最中(つまり正式決定前)に、NHKが「BSで全試合中継」(民放地上波と並行中継)を一方的に発表してしまい、民放側が激怒して交渉がストップ。これに対するNHKの報復措置が「柔道世界選手権の映像使用拒否」ということらしい。
 もともとNHKは7試合のうち1試合を民放と並行してTV中継していたのだが、1994年に日本シリーズがデーゲームからナイトゲームに変わった際に「ニュース優先」を理由にさっさと撤退した経緯や、1試合あたり1億2000万円ともいわれる放映権料の負担について「公共放送」を理由に民放-8:NHK-2くらいの比率での出資を主張するなど、民放側にとっては腹に据えかねるものが多々あったようだ。まぁカネは出さずに視聴率だけ稼いでおいしいとこ持っていこうとするんじゃ、そりゃ誰でも怒るわな。

相変わらず酷い腰痛。いつまで続くのやら。

 クリスは付かない(笑)

 1999.10.15 (Fri)

今日はMG版NT1&リックドム入荷予定日。なんとかゲットできるといいが。HG-UC百式は月末の模様。こちらは手頃な値段しかも金メッキでド派手ということもあるので、従兄の子供や百式ファンの友人にでもプレゼントしようかと考えている。

というわけで夕方、さっそく模型店に直行。
 …そしたら、ちょうど問屋のライトバンの到着と一緒だった(爆笑)
 んで、無事NT1をゲット。箱の大きさは予想されたゲルググほどではなく、"黒い三連星"版高機動ザクと同じだった。
 いや、相変わらず中身多いッスね。ランナーはA〜J(Iは1・2)と、MP1(手パーツ)・SB(ビームサーベルのビーム部分)・ポリパーツ。バンダイが誇る多色成形ランナーにはチョバムアーマー(灰色)と赤・黒・透明パーツ。従来パターンと異なって手(少々軟質)やサーベルがこのランナーに組み込まれずに別ランナーになっているのは意味あるのかな?

なお、このあと出るGMカスタム/GMクゥエルだが、NT1と一部パーツが共通(というかNT1のパーツを流用)なんだそうだ。
 つまり、MGの解釈としては、RX-78-2ガンダムとRGM-79ジム(ノーマル)の 関係を、NT1とGMカスタム/GMクゥエルに見いだそうとしているのかな? だからこその意外なMG化になったということなんだろうけど。