時々日記:2004.6.16-6.30

 夕日が沈んだら
 2004.6.19(Sat)
本当はきのう届く筈だったMS Office 2004 (for Mac)が午前中に届いたので早速インストール。今回はサービスパックが別インストールになっておらず一発で全部インストールできる模様。
 Mac版OfficeはWord・Excel・PowerPoint・Entourage(Outlookとは異なるOE上級版メール&スケジュール管理ソフト)・MSN Messengerで構成される。各パートとも最早それほど進化できる余地も少ないのだが、今回はExcelがWord同様ページレイアウト表示が可能になったのが大きいかな。印刷状態を確認しながら編集作業ができるのは印刷する機会が多い立場では嬉しい。これは次期Windows版でも採用されるだろうなぁ。あとはPowerPointのアニメーション動作の種類が増えたことかな。そろそろ学会発表用の資料を作ることになるので、いろいろ試してみたいところ。
 そして実は今回のOffice2004で大きいのは遂にMac版のMS Pゴシック&明朝フォントが付属したこと。Windows機で作られた文書をレイアウト崩れなく表示するには必須だけに。ちなみにブラウザの標準設定フォントにしても某ちゃんねるのアスキーアートはズレまくってしまったので、そういう目的には使えないようです(汗)。やはりあのサイトを見るのは専用ブラウザソフトでAA補正しながら見るのが最強のようだ。その方が鯖にも負担かけないし。

さて今日は大阪で川村結花のコンサートを聴く。彼女のライヴには初めて行くのだけど、しかも今日は弦付きの特別なライヴだそうで楽しみ。場所もザ・シンフォニーホールと本来はクラシック専用のホールだし。てな訳で昼に拙宅にAOIさん・みみなが集合、京阪で淀屋橋へ。そこから徒歩で梅田へ。ラテン系関西人氏と約束の待ち合わせ場所である阪神百貨店地下のデラバンイカ焼き売り場へ。ラテン系氏が来る前にさっさとデラバンを買って喰っている我々(笑)。ラテン系氏と合流後も粉モノや寿司を喰って腹ごしらえ。
 それから歩いて移動、途中新梅田シティ内の喫茶店でお茶したりして時間を過ごしつつ、会場へ。ザ・シンフォニーホールはかつてホテルプラザだった建物(現在は家具店が入っている)の隣にある。ホテルプラザといえばかつてさだまさしが定宿にしていた名門ホテルでコンサートのMCで何度も話題にしてきたところでさだファンには馴染みの場所だが、それだけにこういう現状はちと辛いよなぁ…。
 会場に到着すると、さすがに女性客が多い。ラテン系氏とAOIさんは前の方の席へ、僕とみみなは後方の席へ。PA席の真横だった。クラシック用のホールなのでステージを取り囲むように席があり正面にはパイプオルガンもある。当然ながら緞帳など幕類は使えない。開演予定時刻より少し遅れてスタート。

終了後、外に出ると物凄い雨。こういう時に限って傘を持っていない…。途中で雨宿りを兼ねて店に入り食事…というか宴会というか。飛びこみで入った店だがかなり旨かったな。そのあと梅田まで歩き、阪急で河原町へ。河原町到着時にはとうに日付も変わっており、時間も遅いし乗り換えもメンド臭いのでタクシーで帰宅。

 札幌の真実
 2004.6.20(Sun)
目が覚めたら9時過ぎだったかな。3人とも起きたところでCHAGE&ASKAの昨年大晦日の札幌ドームでのカウントダウンライヴのDVDを現場に居たAOIさんのコメンタリー付きで鑑賞(笑)。なにしろこの当日はASKAの体調が相当悪くて声が全然出ていなかったらしく、DVDパッケージにもよく見るとライヴ当日+前日のリハーサルの音声・映像で編集されている旨が書かれているくらいで。そのあたりを解説して貰ったのだが、逆にCHAGEは絶好調で、FC会報によればライヴ当日に点滴を打ったASKAに対して翌日にCHAGEは点滴を打ったらしいけど、それは単に打ち上げで騒ぎすぎただけらしい(^^;;)。
 そのあと支度をして昼前に出掛ける。AOIさんは翌日も休みを取っておりもう一日ゆっくりしていく予定だったのだが、台風が近づいていて明日関西直撃の可能性も高く、急遽今日のうちに帰京することに。残念。ともあれ3人で京阪で四条に出て、南座でラテン系氏と合流、先斗町の「すし昌」で昼食。うまうま。その後みみなお奨めのちりめん山椒の「いずみ屋」に立ち寄りお買物。みみなが土産に大量に買い込んでいたのだが、気が付くと他の人もみんな買っていたり(笑)。そのあと京都駅に出て、それぞれの家路に向かう3人を見送り、バスで戻る。
 帰宅後、なんだか脚のかなり疲労が溜まっている感じだったので、ふと思い立って風呂に熱めの湯を入れ、膝より下だけを浸けて足湯にしてみた。本を読みながら30分くらい浸かっていたかな。びっくりする位脚の疲れが取れ、ついでに心地よく爆睡してしまった(笑)。夕食は京都駅で買ってきた551の蓬莱。

 熱い喉が衝き叫ぶ
 2004.6.22(Tue)
ゼミ前にローソンで昼食を買った時に、ローソンチケットの案内を貰ってきた。というのは7月3日に一般発売がある8月28日お台場開催のチャゲアス25周年イベント「チャゲ&飛鳥"熱風"コンサート」の情報を見たかったので(札幌も含めて今年のC&Aのコンサート関連はローソンチケットと提携している)。今回の25周年イベントは2万人規模の野外ライヴなのだがFC先行予約がなく、各地のTV・ラジオ番組内で先行予約があったものの関西ではそれすら無かった(後援にFM802が入ってるのになぁ)
 で、ゼミが終わった17時過ぎにページをめくっていたら、なんと今日の正午から明日23:59までJCBチケットセンターのオンライン限定で先行予約を受け付けていることが判明。慌ててJCBのサイトを開き会員登録をして申し込み、無事に申し込みが完了したのだが、いざ決済の段階になって「JCBのクレジットカードでしか決済できない」ことが判明。僕が持っているカードは全てVISAなので、困った末に知人に連絡を取りJCB系のカードを持っていることを確認してカードを借りて決済を済ませた。ホントに有難うございます。
 そういえば、さだのFC「まさしんぐWORLD」のクレジット機能付きはJCBなのだけど(JCBと全面提携しているため。チケットもFCで予約するとJCB経由で送られてくる)僕はそれを選んでいないのだが、こういう時だけはJCBのも持っておけば良かったと思うな。次になにかカード作る時はJCBを1枚作っておくかなぁ。

 これは確変なのか本物なのか
 2004.6.27(Sun)
(想像したくもないが)もしかしたら2リーグ制最後となるリーグ優勝に向けて? 名古屋の某チームが現段階ではちょっと抜け出した形になりつつあるが、一体どうしちゃったんでしょうねぇ、あのチームは(笑)。過去10年間こんなチームカラーなのを見たことが無いし、そもそも1ヶ月前のチームとも別物の何かのような(汗)。
 大昔、ナゴヤ球場を本拠地にしていた頃は確かに点は取っていたけど「点の取り合いで打ち勝つ」んであって、いわばノーガードの殴り合いが持ち味でしたから(笑)。まぁ最後のクローザーだけはいつもリーグ屈指の切り札がいた(というかそういう継投の始祖がドラゴンズで、板東英二・星野・鈴木孝政・小松・牛島・郭・与田といった名クローザー達を輩出してきた)けど、基本的に1982年・88年の優勝はそういう野球だった。
 で、ドーム移転後はホームラン量産が望めなくなり、投手陣の整備とともに「点を取られないがこちらも取れない」のが当たり前となって、接戦を投手陣が踏ん張って守り切るという観る方も胃が痛くなる野球に慣れ過ぎ、1999年の優勝もそういう野球がうまくいった結果だった。だから「走塁を絡めてヒットを重ね効率的に点を取り、効果的な場面で長打も出て、かつ最少失点に抑えて勝つ」状態がこんなに続くのは初めて見る気がする。これって全盛時のライオンズ(森監督時代)の野球からAK砲+デストラーデの破壊力を除いたようなものかなぁ。
 しかも「ここ一番」というカードで連敗したり負け越したりするのをファンですら当たり前に感じるような勝負弱さがこのチーム伝統の売り(←おい)なのに、この5試合は当面の上位チームを相手に完勝ばかりの2カード全勝で6連勝、その間に首位を奪回するとあっという間に4ゲーム差にまで広げて貯金11。どうも戸惑うなぁ。
 現在絶好調の1・2・3番が今後調子を落としたり、オリンピックで1ヶ月間4番とクローザーが抜けるなど不確定要素は多いけど、打撃と違って守備にはほとんどスランプや波が無い訳だから、今のような「攻めの守備」で勝つ野球をやっているうちは大崩れしないんじゃないか、という期待がある。落合監督誕生のせいで監督やコーチになれなかったドラOBの評論家や情報統制でネタが貰えない地元メディア(親会社系列なのに批判するしな)、監督・コーチ経験のないタレント志向の強い評論家達からは開幕前から現在まで散々批判されてきたけど、この好調が続くと今後どういうコメントになっていくのか楽しみだなっと(笑)。川上・野村・広岡・森など往年の大監督も含め、大沢親分や関根翁、東尾・権藤など監督経験者が揃って高評価をしているのは嬉しいけどね。星野さんも開幕の川崎の件以外は批判しなくなったし。

今日のゲームなんか(特に東京では)テレビであまり紹介していないだろうけど、札幌での対ジャイアンツ戦3連勝以上に、井川・福原という現状でのタイガース表2本柱からも勝ち星をもぎ取ったという点で価値が高いのだけど、この試合の内容がまた「通には堪らない内容」という評価らしい。
 つまり、7回表の無死満塁での、あの英智の強肩好返球による本塁突入阻止にしても、単に左翼の英智が強肩で返球がストライクだったからだけではなく、三塁の立浪や本塁上で捕手の谷繁が「あーこれは間に合わないなー」という表情や姿勢を見せて三塁走者の檜山を油断させつつ(←甘い走塁・スライディングにつながる)、実は谷繁は足元でしっかりブロックできる位置取りを確保していた。更に立浪は左翼からの返球をカットする姿勢を見せて二塁走者の三塁進塁も防いでいる。こういう選手達の挙動の積み重ねの結果でああなる訳で、これを「運」だとか「執念」のひとことで片付けるスポーツ紙やテレビは勘違いも甚だしい、というか、そういう見方で片付けているとこのチームの今の強さや面白さは全然分からないだろうと思う。
 また、過去のデータから分析して赤星の打席時の守備配置を微妙に変え、特に英智が守備に入った5回からは打球が抜かれても彼の肩で本塁アウトにできると踏んで三遊間を広く二遊間を詰めた位置取りで結果3打席ショートゴロに終わらせた井端の守備など、ドームで観た人に言わせると「まるで詰め将棋を見ているようなチーム全体での神守備ぶり」なんだそうで、こういうのって実感できるのはテレビやネット中継ではダメで、実際に球場で見ないことにはなぁ。
 攻撃でも今日はあの井川から二死無走者から単打2本で点を奪ったりしている訳で、こういうのってホームランをバカスカ打つだけよりよっぽど面白く、プロらしい野球をやってると思うのに、なんでタイガース戦以外は客入らないのかなぁ。「強さ」のインパクトという点では僕の記憶にある1988年・1999年の優勝年のピーク時より今の方がよほど強烈なのだが。あー、ナゴヤドームに行きてぇぇ。
 で、そういう神守備を発揮している二遊間の荒木・井端は春のキャンプで徹底的に守備を鍛えられたのだが、これはかつての三冠王・落合監督が自らノックして「捕れなさそうでかろうじて捕れる」位置に打球を次々とノックを放って少しずつ守備位置を広げた成果らしい。その守備練習に耐えて結果を出している2人も凄いが、50歳過ぎても今なおそれだけのバットコントロールを続けられる監督がいちばん怖いよ、あたしゃ(笑)

4月に八木邸を見学した時には説明のおじさんが「近々殺される」と言っていた芹沢鴨がようやく今日殺されたらしい(笑)。てか、5月中に殺されたらその後の「新撰組!」の内容がかなり間延びしてしまいそうなので、説明を聞いている時も「あれ?」とは思ったんだけどな(^^;;)

 8月の思惑
 2004.6.28(Mon)
昨日に続き野球話で失礼。野球のオリンピック代表が発表されたばかりなのにカープ・黒田が右肩痛でリタイア、その場合の代替選手の選出が話題になりつつある。スワローズ・石井の代替は石川になりそうだけど、黒田の代替については「各球団の代表枠撤廃」で他球団からの選出を言い出す向きがあるようで、そうなるとD・川上も候補に出てくるのだけど、冗談じゃないっての。首位争いをしている最中にクローザーと4番を持って行かれるだけでも大変なのにエースまで持って行かれたら流石に怒るでしょう。落合監督が「2人枠厳守」をあれだけ主張していたのもこれを見越してだったんだろうな。
 その8月、現時点ではDはクローザーと4番を、Gは絶対的エースと4番が欠場するのに対して、タイガースは藤本・安藤とやや不公平では?という声が上がっている。たしかに代表チームの構成を考えると藤本でなく今岡でも良かったと思うのは確かだし、今期やや不調のまま立ち直れていない安藤を出すのも疑問は多い。でもタイガースは日本代表だけでなくオーストラリア代表でウィリアムズも取られるし、なにより8月と言えばタイガースには「死のロード」が待っている。去年のあのチーム状態をもってしても負け越したスケジュール上のハンデを考えると、これくらいで丁度なのかなぁ。いちばん大変なのは勿論カープで、黒田がいない上に代替で他の投手(高橋健か大竹あたり?)を取られたらその時点で終戦のような。
 ところで、どうして代替選手をアマチュアの野間口・一場・那須野あたりから選ぼうという話にならないのだろう。そちらの方がよほど健全な考え方だと思うのだが。彼らにとっても一足先に高いレベルのプロ選手の中に入る事はプラスだろうし、それは今後彼らが入団するチームにとっても悪い話ではないだろうに…、ねぇ。

夜、「野沢尚自殺」のニュースに愕然とする。こういう時いつも思う事だが、 詳しい事情を知らなくても作品を気に入っている人達は沢山いる訳で、残された人には「どうして?」しか残らんだよな…。合掌。