時々日記: 2004.4.16-4.30

 炎天下のパーティー
 2004.4.17(土)
恒例の学科・研究科全体での新入生歓迎会ということで、昼に叡電に乗って上賀茂試験地へ。ここで野外パーティーになるのだが…暑い。ほとんど夏のようだ…。そんな炎天下で昼からビールは流石にキツい(笑)。しかも最初のうちはどこも料理が出来ていなくて酒ばかり先行し、どうも胃の中で最後まで食事量が追いつかなかった(汗)。同じ講座に所属する研究室の合同で露店を出すため、今年はうちの研究室は準備担当でもなく、ただ飲み食いのみというラクな立場。
 例年、デカい牛肉の塊をその場で豪快に切りさばいて焼き肉にするため新入生からは何の研究をしているのか判らなくとも「肉の研究室」として記憶される(笑)某研究室は、今年はBSEの影響で例年の輸入牛肉のデカい塊が入手できなかったそうで、代わりに登場したのが量こそ減るものの黒毛和牛。柔らかくて旨くて、この方がいいや。もっとも来年のこの歓迎会に俺がまた出ていちゃ困るのだが。

お開きの後、一度下宿に戻って支度し直してから再び研究室へ。火曜日のゼミ発表の準備。

 玉砕?
 2004.4.20(火)
ゼミ発表。といっても今回はまだ新ネタで発表できることが全く無いので(例年なら春先の学会発表の内容の再演で済むのだが)、今回は昨年11月の学会発表用のPowerPointスライドをベースに、12月投稿の論文の内容を加えて口頭発表。レジュメは論文のまんま使い回し(体裁だけは直したが…)。どちらかというと(僕と同じような研究を卒論で考えている)4回生向けに研究内容や研究の流れ、重要な手法を解説する内容にしようと思っていたのだが、発表している間に自分でもワケ分からなくなってきて逆に4回生にとってものすごく不親切な内容になってしまった気がする(汗)。やっぱ準備に手抜きしちゃいかんなぁ。
 今後の予定や計画も、大まかな流れは考えているのだけど予定通りに進むなんてほぼあり得ないワケで、しかも具体的な結果がほとんど出ていない現状ではきちんと話せる材料が少なすぎるので、本来はこのあと7月までゼミ発表はない予定なのだけど自発的に志願して5〜6月に1度やった方が良さそうだなぁ。8月の学会発表の内容と、今やっている次の論文執筆向けの内容と、両方を同時並行でやらないと時間が足りない。それだけでなく学振の申請書もあるし、そろそろ学位論文も全体の構成を考えた上で書き始めないとな…。

 弱い意志と強い誘惑
 2004.4.23(金)
大学恒例の健康診断。毎年これの血圧検査で引っかかって問診になるんだよなぁ。まぁ高血圧気味なのは当たってるんだけど、あの全自動の機械で計るのは1割増しくらいの数値になるそうで、しかもその時の服装などにも影響される。以前に身体を壊して以降はかなり気を遣ってきたので血圧も当時よりはずいぶん下がった、病院で検査を受けたときなどの数値は正常高値までに留まっているのだけど。
 うちの大学は学生・院生を含めると2万人近い学生がいる筈で、それが3週間くらいで学部・階層などで日程を分けて健康診断を行うワケだが、時間帯や割当日によってはひどく混み合う時とそうでもない時があるような。今回は早めに行ったせいか比較的空いていて、それでもプレハブの会場内はごった返す。問診票を兼ねたデータ記入票には前年・前々年のデータも印刷されているが、体重が年々落ちているのは自分としては嬉しいことだ(それでもまだ重いけどな/涙)。今年も去年より2Kgほど落ちている。もっとも、この体重って衣服を着たまま身長と同時に計測されているし、身長も一昨年→昨年で8mm縮み今年また8mm延びた(一昨年と同じに戻った)りしているので細かい数値はかなりアヤシイ気もするのだが。そういえば以前、さだ研メンバーの健康診断での身長データが軒並み前年より伸びたことがあって「京大内で放射線が漏れているんじゃないか」というネタにしたことがあったな(笑)
 で、血圧を測ったら案の定「高血圧気味」と判断され再計測と問診に回された。もっとも去年ほど高い数値ではなかったせいか、問診では型どおりの質問を受けた後、高血圧に関する生活指導のプリントを渡され「これ読んどいて」ということですぐにクリア。そのあとレントゲンを撮って終了。昼少し前でちょうど腹も減っていたので研究室に戻る前に新福菜館でラーメンを食べるという不健康な食事をさっそく行ってしまった(←ダメダメです/汗)

夜は、研究室のM1の学生が先週末に出たマウンテンバイクの大会での優勝お祝いということで、優勝賞品として獲得してきた(主催者である熊本県某町特産の)生ハムを肴に研究室にて院生7人で飲み食い…って、お祝いすべき人が肴を供出していることになるんだけど(^^;) ま、それだけじゃ食べ物がちと少ないのでピザを取り、更に今日はM2の女の子の1人が誕生日だったのでケーキも買ってきて食後に頂く。チューハイ飲みつつケーキを食べた…(^^;)

 マニアックな京都案内?
 2004.4.24(土)
週末にむろかつ氏檸檬さんが関西にお越しになり、土曜日は京都に泊まるということで前日に連絡を頂き、昼過ぎに四条烏丸で待ち合わせ。阪急で大宮まで移動し、徒歩で壬生へ。流石に大河ドラマでやっているだけに観光客の多いこと。壬生寺や新撰組の屯所になっていた八木邸を回った。八木邸は7年くらい前まで長く非公開でいたため僕も初めて邸内を見学したが、芹沢鴨が土方歳三たちに斬殺された現場の部屋で聴いた案内の人の説明がなかなか良かった。そして斬られた直後に芹沢がつまづいて倒れた(ためにトドメを刺された)机も見た。そのあと邸の隣で現在八木家が営んでいる京都鶴屋鶴壽庵にて抹茶と屯所餅を頂く(拝観料がお茶・餅代込みになっているのだ)。この屯所餅は以前カタノ艦長が公楽荘の会報の記事で触れていて、長崎に行くときに土産として買っていったことがあったなぁ。

大宮から嵐電に乗車。京都でも唯一となった路面区間のある電車だが、2人も「江ノ電に似ている」と感想を漏らしていた。電車自体だけでなく車窓の雰囲気などもそういう印象があるのだろう。どちらも古都を走る路線ということで提携し、時々互いの広告を出し合っている筈。
 帷子ノ辻で乗り換えて北野白梅町へ。北野天満宮の前を通り、バスで今出川通を東に向かって京大を案内。総合人間学部構内には図書館前にまだ今年のニセ折田先生像が立っていて、2人にもウケていた。それにしても旧A号館北棟(もとの旧制三高本館)の建て替えが完成してから初めて総人構内に足を踏み入れたが…、あまりに綺麗すぎるというか京大の建物に見えない(汗)。

京大をあとにして、出町柳駅に向かう途中の喫茶店でお茶しつつ色々と3人でお話。まぁむろかつ氏と知り合ってからかれこれ12年くらい経つのかな? その間にさだ研のあり方についての見解の相違や公楽荘絡みで険悪になったりと色々とありましたけどな(汗笑)。檸檬さんにとっては昔話はあまりよく分からない話だったかもしれないけど。このあと京阪電車で五条に移動し、五条大橋のたもとにある喫茶店「efish」へ。これは檸檬さんのリクエストで、大江千里さんが京都に来るといつも立ち寄る店なんだそうな。時間も遅かったので閉まってるかもしれないと思った(だから途中でお茶にした)のだけど、此処はけっこう遅くまで営業しているようだ。ということで店に入り、またお茶しつつ色々な話を。成程、と思わせてくれる店と味(僕が頼んだのはアイスココアだったが)だった。そのあと最寄りのバス停まで2人を送り帰宅。

 GW直前の帰省
 2004.4.28(水)
今日から帰省の予定。なのだが夕方まではいつもと同じように研究室でデータ処理と申請書の内容を考える1日。夕方をまわってから新幹線で帰省。ゴールデンウィークにかかる日程で帰省するのっていつ以来かなぁ。以前は大阪でGW中にライヴがあるのが通例だったし。(さて今年はいつに?)

 100×3
 2004.4.26(月)
日曜日にK大佐がバンダイミュージアムに出掛けてHGUC百式・赤メタリックバージョンをこちらの分まで買っておいてくれて、今日到着。しかし…すげーなこの色は(汗)。いつもMG(1/100)ばかり作っているので、久しぶりに1/144サイズを作ることになるけど、MGに比べたらやっぱパーツ数が少ないよなぁ(笑)。まぁこれでも昔の1/144に比べりゃものすごく多いし、そもそもMGがパーツ数多すぎなんだけど。
 水曜日の夜から週末まで帰省予定だが、週明けに京都に戻ってからは学振や学会エントリーの都合もあり、帰省中もiBookを持ち込んで仕事の予定。戻ってからもずっと仕事になりそうだが(涙) 少々の合間には百式を作れるかなあ。MGは当分作ってるヒマないな…。グフカスタムか(まもなく登場の)リックディアスが作りたいのだけど。さてホビー誌の最新号によると、MGの次の新作はパーフェクトジオング(ジオングに足が付いたヤツ)で、これはパーフェクトガンダムが出てしまった勢いもあるのだろうか。お値段はMG史上最高の8400円だそうな。かなりデカそう。なにしろジオングはご存知の通り足がなくてもガンダムより背があったのだから。しかしこれが実際に出るとなると、もはやMGでサイコガンダムが登場しても驚くべきことではなくなってきたな…。

 アップデート
 2004.4.29(木)
昼少し前に従姉宅へ頼まれ仕事を…と思ったら、お昼をなんと「蓬莱軒」で頂ける事に。名古屋名物のひとつに数えられる「ひつまぶし」(この店の登録商標)のお店である。本店と支店(今回食べたのはこちら)がともに熱田神宮の近くにあり有名なのだが、実は一度も食べた事がなかった。休日のお昼時だけに流石に混んでいて、待っている時間に久しぶりに熱田神宮に参拝。巨大な檜の鳥居が幾つか建っているがその変色具合がどうも気になって仕方ないのは職業病か(苦笑)。
店に戻ってきて間もなく席に着けたので、当然の如くひつまぶしを頼む。
 独特の櫃に入った鰻飯で、鰻の蒲焼きは細かく切ってあり、タレを吸い込んだご飯とともにやや小振りの茶碗によそって頂く。だいたい3杯半〜4杯分になるかな。1杯目はそのまま普通の鰻飯として頂き、2杯目は薬味(浅葱、ワサビ、刻み海苔)をかけてかき混ぜて頂く。これがまたサッパリしていて実に美味いのよ。で、3杯目は薬味をかけた上から出汁をかけて茶漬にして頂く。これまたうまうま。残った分は今回は2杯目と同様にして食べた。ごちそうさまでした。

で、持参したiBookを従姉宅で開けたら「ソフトウェア・アップデート」の指示が。早速アップデート。細かいアップデートがまとめて行われた今回の目玉はiTunes4.5だろう。基本的にはiTunes Music Storeとの連携強化が主要なポイントだから日本ではあまり関係ないが、その他では"ロスレス・エンコーダ"というリッピング形式が追加されたのが大きなポイント。ファイル形式がMPEG4-AAC(.m4a)と同じなので、Mpeg4-AACの圧縮率をゼロにしたものと考えて良さそう。それでもファイルサイズはCD-DAの非圧縮リニアPCMの半分になるので、使いようによっては結構便利かもしれない。また、MPEG4派生の形式であるWMAを読み込んでAACに変換することもできるようになったらしく、これは今後の各社の音楽ダウンロード配信事業の戦略を考えると重要なことかもしれない。

ちなみにiTunes for Windows(まだ4.5日本版は未登場)、最近はCCCDをリッピングできるフリーソフトとして隠れた人気(?)なんだそうな(勿論ドライブ側も対応していないとダメだが)。CD製造メーカー毎に異なるCCCDの特性に対してドライブでの読み込みの最適化を自動で行っている(他のソフトは手作業での設定変更が必要らしい)らしく、これは恐らくMac版でもそうだろうから、そうしてみると僕が自分のPowerMacのDVD-RWドライブを交換してからCCCDのリッピングが問題なく出来ているのはドライブの性能だけでなくiTunesのお陰でもあるのか。