時々日記:2001.5.1-5.15
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 完膚無き
 2001.5.1(Tue)
なんだよ D 17-0 G ってのは…。次に取っとけってば(苦笑) なんだか1シーズン分の対G戦の総得点を今日1試合だけで挙げてしまったような(^^;;;)

…お、「ももシス」8巻が出ている…。「憧れの双子3P」か…、ふーん(←何か言いたいらしい)。

 衝撃
 2001.5.2(Wed)
アグネスタキオンの屈腱炎発症が判明。全治まで最低6ヶ月、ダービー&菊花賞は絶望的に。シンボリルドルフ以来の無敗の三冠馬の可能性が高かったこの馬にとって怖いのは故障だけだと思っていたが、現実になってしまうとは…。屈腱炎だけにこのまま引退の可能性だってあり得る。
 それにしてもこれでダービーは一気に混戦模様になってきたが、こういう形での大本命馬のリタイアは、このあとダービーを勝った馬にとっても不幸だろう。いつまでも「タキオンが健在だったら…」と言われるのは間違いないからだ。

今日唐突に新iBookが発表された。今までのiBookは「ノート型のiMac」という印象のデザインだったが、今回はデザインが一新され、今年はじめに登場したPowerBook G4のコンパクトタイプといった印象のいわゆる「銀パソ」である。もっともPBG4のようなチタンボディではなくポリカーボネイトだが。
 サイズも小さくなった(旧モデルのiBookはかなり大きい)が画面はむしろ広くなった模様で、旧モデルにはなかったステレオスピーカーと内蔵マイクも付いた。重量は旧モデルの3kgから2.2kgに(ただし厚みは流石にチタンボディ採用のG4より8mmほど厚い)
 個人的にはもう一回り小さなサイズのノート型Macを出して欲しい気もするが、フルスペックのキーボードがAppleのポリシーみたいなものだし、「持ち運ぶからこそ丈夫でなければならない」というのがアメリカ人の考え方らしいからあまり期待はしていない(笑)。「ジョブスが来日した時にいちど満員の通勤電車に乗って貰ったらすぐに作ってくれるんじゃないか」という冗談をどこかで読んだことがあったな(^^;;)

 のほほん
 2001.5.4(Fri)
今日は一日ガンプラ作ってました。実は百式のパーツの一部にメッキ不良があって、上京前にバンダイに送ってパーツ交換請求をしていたので、先にGP03Sから作り始めることに。もっとも交換パーツは今日届いたのだけど。
 GP03Sは特に新しいギミックがあるワケでもない。水平収納のコアブロックシステムはGP01で実現しているし、腕のフォールディングアーム(隠し腕)機構は、既にNT1のガトリンクガン展開機構で実績がある。まぁGP01の時よりMG自体が進化しているので、「いまGP01のVer.1.5や2.0が出たらこうなるのかな」というパーツ構成や内部機構がいろいろ見られるのはあるけど。あと、今回は「目」の塗装方法を今までと変えてみようかと思っている。

そうかぁ、千葉はディズニーランドがあるから何があってもテ●ドンは飛んでこないんだな、きっと(^^;) ヤバくなったらあの地域にみんなで移住しよう(笑)。

 襲来
 2001.5.6(Sun)
あっという間にGW最終日になってしまった。考えてみればもうライヴから1週間経ったんだなぁ。なんか時間が経過していく感覚が狂ったままのような。
 昨日ガンプラのスミ入れをする時に手順と溶剤の分量を間違えて(溶剤はプラスチックの中に浸透して一時的にパーツを劣化させるので、このときにパーツの一部に強度がかかっていると破損しやすい)パーツを割ってしまったので、フォールディングアームを片方まるごと部品請求しないといけなくなってしまった(T_T) 今日は慎重に。スミ入れは可能な限り溶剤でうすめた塗料ではなくガンダムマーカーで行う。

今日はNHKマイルカップ。今年からここを2着以内なら外国産馬にもダービー出走権が与えられることになったが、以前は「マル外ダービー」と呼ばれたこのレースも今年は内国産馬の出走が多い。景気の変化により、以前のように高額な良血馬を日本人オーナーがごっそり買い漁って輸入することが少なくなり、逆に良血馬の大半はアメリカの馬主が高額で買い取るケースが増えたことと、今年の内国産馬のレベルが相当に高いことが原因だろう。
 しかし大本命は外国産馬・芦毛のクロフネ。鞍上はフランスから帰国し昨日は地方重賞を勝った武豊(しかも明日はフランスG1に騎乗らしい…)だが、どうせならペリーペリエに乗って貰いたかった…というベタな感想はほっといて。それにしてもサンデーサイレンス産駒が一頭も出ていないG1ってなんだか新鮮(笑)
 レースはグラスエイコウオーが先頭で引っ張り、このまま逃げ切るかと思われた最後の最後になってようやくクロフネが出てきて差しきり優勝。あのレースぶりを見ていると、この馬にマイルは短かったということか(それでも勝ってしまうのだから圧倒的な能力差なのだろう…)。つまりダービーでは距離も合うということかもしれない。
 メジロドーベルの半弟にして叔父(父アンバーシャダイはドーベルの祖父)メジロキルデアは頑張って5着。先週のランバートに引き続きよく頑張ったよ…。ダービーはムリかもしれないけど秋に期待だ。

日付が変わる頃、BBSの過去ログが全部吹っ飛んだ。あいたー…。

 哀愁
 2001.5.7(Mon)
ダービー馬アグネスフライト・皐月賞馬アグネスタキオンと同じ父(サンデーサイレンス)を持つ兄アグネスタカオーという馬がいる。当然母は桜花賞馬アグネスフローラ、祖母はオークス馬アグネスレディーという「新・新・華麗なる一族」の馬だ。「タカオー」というのは「アグネス」の渡辺孝男オーナーの名から来ているらしいので、余程期待されたのだろうが…、活躍できぬまま現在は東京農工大学馬術部にいるらしい。弟たちがG1を勝ち種牡馬入り確実になっている影で、不肖の兄はタマ取られて学生のお相手とは…。馬の生きる道もツラいよなぁ(涙)

 がりがりごりごりばりぼりぼり
 2001.5.8(Tue)
先日治療した歯が未だに痛むのでもういちど歯医者へ。先日欠けて治療した歯の別の部分にも虫歯があり、たいして酷くはないのだが激しく神経を刺激する虫歯のようだ。前回の治療によって、噛み合わせた時の歯の内部にかかる応力分布が変化して痛むようになったのかなぁ。
 ということで、前回の治療箇所とは別の方向から穴を開けた。今日は穴に鎮痛剤入りのセメントを詰めて痛みをなだめ、週末にレジンで詰めることに。たしかに痛みは治まったが、この鎮痛剤入りのセメント、いわゆる正露丸の味がするんだよね…。少しずつ溶け出してくるので、週末まで常に(食事中も)口の中は微かに正露丸の味がする状態が続く…。飯の量が減ってダイエットできるか!?(^^;;)

今日はまったくガンプラに手を付けられず。パーツ請求もしないとなぁ。

 遠く時の環が接するところで
 2001.5.9(Wed)
ビデオ「メーテル・レジェンド」(全2巻)を見た。たしか去年作られたのかな。何故avexから出たのか謎だが。内容としては「1000年女王」と「999」本編との間を繋ぐ話。
 メーテルとエメラルダスが双子の姉妹という設定は割と最近になって出てきたような気がするし、昔の「999」や「エメラルダス」ではそんな話は一切出てきていないから、この設定が松本零士の中に出来上がったのは「1000年女王」の新聞連載中だったのではないかと想像。たしか、1000年女王=雪野弥生にも頬に傷のある双子の妹(1000年盗賊)がいたしね。
 雪野弥生の本名がラー・アンドロメダ・プロメシュームということから、当時から「1000年女王=雪野弥生がメーテルの母である機械化帝国女王ではないか」ということは言われていたけど、それも本当だったわけだ。
 「メーテル・レジェンド」は、なぜ雪野弥生が機械化帝国女王になったのか、そしてメーテルとエメラルダスが旅を続けるのか、その謎を解き明かすお話である。まぁ後から作られた作品だから、「999」「さよなら999」など過去の作品を細かく見ていると矛盾点もいっぱい出てきそうだけど、その辺は松本零士だし仕方ないか(笑)

で、「メーテル・レジェンド」はメーテル&エメラルダスの少女時代のお話だから、やたら瞳がでかかったり(いつもより更にデカいのだ!!)、エメラルダスの頬には傷もないし、メーテルの衣装もあの黒い服ではない。冒頭などであのデザインの衣装の姿は出るのだけど、白なんだよね。
 松本零士が巻末インタビューで「黒になったのは数多くの死と出逢ったための喪服の意味」と言っていたが。「むかし少女雑誌で2度ほどピンクで描いた」とも言ってたが、それってなんだか風俗関係のお店のコスプレみたいだぞ(^^;;)
 少女時代ということで声もいつも(メーテル:池田昌子、エメラルダス:田島令子)とは違う。ナレーションで池田昌子の声は出てくるけど。けど1000年女王=雪野弥生の声が昔の「1000年女王」と同じ潘恵子だったのはウレシイ。

 東京の喧噪
 2001.5.10(Thu)
国会の首相答弁が聞いていて面白いと思わせただけでも、この人の勝ちのような気がするな…。野党から拍手が送られ、自民党の長老議員達が不機嫌そうな顔をしているのがもぉサイコー(笑)

「レッサーパンダ男」捕まったか…。けっきょく都内で捕まったのね。あの帽子について「みんな帽子に気を取られて他の特徴を忘れるという効果を狙った計画犯ではないか」とかいろんな分析がされていたけど、全部ハズレだったな…。
 映画「踊る大捜査線」で、副総監誘拐の犯人について警察上層部がいろいろなことを考えすぎていたが、実は何も考えていないガキの面白半分の犯行だった、というのがあったけど、現実も案外そんなものかもしれない。それにしても最近ワケのわからない殺人事件が増えてるよなぁ。京都でも「メル友に会いに行く」と言って出掛けた女性が殺された事件が2件続いて起きているし。

GP03Sには現在スミ入れを行っている。お陰でここ数日は部屋から溶剤の臭いが抜けない…。
 GP03SはGP01と同様に水平収納式のコアブロックを持ち、脚部デザインもGP01を踏襲しているため良く似ている部分が多い(デザイナーはGP01・GP02が河森正治、GP03はカトキハジメ)が、キット化された時期が4年ほど違うだけあって、脚部フレームなど内部構造は格段に進歩している。ただ、GP01で前後に分割可動した靴はGP03では一体化されてしまったが、これは前後分割だとポリキャップにヘタって来たときにバランスを失って直立が難しくなってくるために、飾ることを考えて、敢えてそうしたのではないかと思う。

 一寸先は闇
 2001.5.12(Sat)
Jリーグ(J1)の順位表を見て今更気付いたけど、ヴェルディ・Fマリノス・アントラーズと、かつてのチャンピオンチームが最下位・ブービー・ケツ3と下から並んでるのね…(^^;)
  特に横浜と鹿嶋は意外、というか故障などで仕方ない部分もあるだろうけど。そういえば今日は1・2位対決(差が開きすぎてもはや首位攻防戦にならない(^^;)が静岡ダービーだな。…お、エスパルスが勝ったか。今日はやたらVゴール勝ちが多いなぁ。

もぉナンだよ今日のゲームは…。1回と9回に無死満塁になりながら負け、しかも最後は1点返したあと尚も無死満塁で三重殺とは…(T_T) アレはほとんど三重自殺だろう…。
 トリプルプレーなんて年に1、2回あるかないかの珍しいプレーだが、実はドラゴンズって一昨年・昨年と相手チームをを三重殺に仕留めてるんだよね(一昨年はT・新庄の打球が良すぎて走者が飛び出し三重殺だった。去年の相手はS)。今年はハマった方かい…。
 正直、今回は先発投手が万全でないことから3タテもできるかと期待していたのだが。このショックが明日に響かなければいいけど。明日はDはたぶん武田。Gは誰?

さて、この三重殺プレーをテレビで見て呆然としながら、みみなと電話で話していたのだけど、その時ふと出てきた話題で、
「GLAYの新曲って、あれ、本当にイケてるのか?」
 そこから話が膨らんで、「音圧でごまかすのではなく、電気的増幅も使わず、でもロック」という話題になっていった。まぁ当然ながら(?) この手の話題になると「修二会」(さだまさし)が話題に出てくるのだけど。この件については改めて2人でメールによるやりとりの上まとめて、昨年長崎でばらまいた京大さだ研会誌で好評だった対談形式(?)で、このHPか、または京大さだ研のHPに載せようと思ってます。

 いつかそう話したね
 2001.5.14(Mon)
昼に外出したついでに書店に立ち寄ったら、有線から流れてきたのは明後日発売予定の「LOOKING BACK 2」Versionと思われる「さよなら」だった。今回のアルバム最大の注目曲?で気になっていたのだが、初めて聴いた…。うーむ、個人的にはサビの唄い方はあまり好きではないかもしれない。というか、「さよなら、さよなら、さよなら〜ぁぁ〜」という、3回目の語尾を止めずに伸ばしたオリジナルの唄い方の方が好きだな。
 ついでに音楽雑誌で小田さんのインタビュー記事も読んだけど、「LOOKING BACK 2」のジャケット デザインは「1」の色違いなのだが、「1」を作ったとき(6年前)に「次はこの色違いで、こういう色で」と 既に決めていたらしい。(^^;;)
 それから「What's IN?」の表紙写真が槇原敬之だったことにちょっと驚いた、といったら失礼なのか。

 ニュースな毎日
 2001.5.15(Tue)
元「少年ジャンプ」黄金時代の編集スタッフとそれを築いた原哲夫・北条司・次原隆二といった漫画家や声優の神谷明らで設立した会社「コアミックス」が編集・制作し新潮社が販売することで話題の「コミックバンチ」が今日創刊。で、早速立ち読みしたが…、つまり、この雑誌の看板は「北斗の拳」エピソードIと、「CITY HUNTER」外伝(続編?)ということなのね(笑)。
 こうして会社を立ち上げて新雑誌を創刊した人たちも、集英社に残って青年誌で描いている人も、みんな昔の作品の続編、を描いているのはどういう訳だろう(笑)。まぁ彼等に限らず松本零士や水島新司だってそうなんだけど。

このタイミングで皇室典範改正の動きが出てきたのは、やはり皇太子妃懐妊ということと、その周辺の諸問題というものが大きいのだろう。女性皇族にも皇位継承権が与えられることになれば、おそらく今迄相当な重圧がかかっていたであろう雅子さまも、多少は精神的に楽になるだろうと思う。前の流産はそういった重圧も原因のような気がするし。

ご存知のように歴史上には過去に公式な皇統譜で推古・皇極(斎明)・持統・元明・元正・孝謙(称徳)・明正・後桜町と8人10代の女帝が存在する。ほとんどが、嫡流の継承権を持つ者が早世したり幼少であるため成長するまでの「中継ぎ」的存在であった。いわゆる「重祚」が女帝にしか存在しないのも女帝が「中継ぎ」である証拠だろう。
 推古は2代前の敏達の皇后、皇極は舒明の皇后、持統は天武の皇后(子の草壁皇子が早世し、孫の文武が幼少)、元明は早世した文武天皇の母(本来天武の後を継ぐ筈だった草壁皇子の后、孫の聖武が幼少)という立場で即位し、元正(元明の娘)は甥の聖武の成人までの、江戸時代の明正・後桜町も次代の継承者が幼少のため成長するまでの期間限定での即位である。

先代の嫡子として皇太子になり皇位を継いだのは、聖武天皇の一人娘で他に嫡流の継承者がいなかった孝謙天皇ただ一人である。もっとも彼女には子がなく、道鏡その他を巻き込んで後に大事件が起きていくのだが。つまり、先代の皇后や母という立場で継いだのではなく、先代の子として継いだ女性天皇はすべて夫を持た(て)ず子も産まなかった。今後皇室典範が改正されると、ヨーロッパの王室(たとえばエリザベス英女王)のように夫を迎えて子をなす女帝が誕生する時代が来るのだろうか。

さて、さきほど過去の女帝は8人と書いたが、「日本書紀」でもわざわざ章を割いて記述されている神功皇后(仲哀の皇后で應神の母、ただし実在には疑問説もある)を15代天皇としていた時代もあったそうだ(正式な天皇とされなかったのは幕末の思想に影響を与えた水戸学の影響らしい)。
 また、今も陵の名には「天皇陵」とされている飯豊青皇女(飯豊天皇)は先代の清寧天皇(22代)の死後、次期皇位を譲り合った仁賢(24代)・顕宗(23代)の兄弟にかわって数年間統治し、事実上の即位と統治をしていたと見られる。だから正式に認められていれば日本最初の女帝は神功皇后か飯豊青皇女だった筈なのだが、この飯豊青皇女は「日本書紀」にあまりホメた記述がなく、妙な行状もあり、その統治に対する評価も良くないようだ。
 凄いことに(?)「いちど夫と交わり女の道を知ったが、格別のこともない。一生男と交わろうとは思わない」と言ったそうで…、いちど程度でそんなコト言っちゃイカンよ、と思うのはさておき(^^;) しかも、その相手が婚姻外の関係だったらしい…、ということで、まぁ後年のような倫理観が成立した時代ではないといえ、この辺りの言動も正式な天皇に数えられなかった理由と思われる。