時々日記:2000.3.1 - 3.14
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 左寄り
 2000.3.1 (Wed)
今年のプロ野球セントラル・リーグの開幕は3月31日。もう今月末のことだ。3月中に始まるのは珍しい。開幕カードが三連戦ってのも久しぶりのような。

連覇がかかるドラゴンズだが、先発ローテーションの川上・武田、セットアップの落合が開幕に間に合いそうもないらしい。にもかかわらず中日ファンにあまり不安感が拡がっていない、というのは昔の中日を思い出すと隔世の感がある(笑)。川上・武田がいない間のローテーションを考えてみると、野口山本昌の2人に新加入のバンチ(恐らくどちらかがリリーフに回ると思うが)、移籍の小池、ローテ定着を目指す鶴田山田洋、復活を賭ける今中、場合によっては前田もリリーフから先発に回るかも。あれ? 全然足りてるじゃん。(笑)けど左ばかりで右が相変わらずおらんな…(笑)
 リリーフ陣は岩瀬に加えて移籍組の佐野・鈴木平、若手の小山・宮越、上記のローテーション候補で先発から外れた投手でやっていくことになるだろう。サムソンと宣が抜け、落合が開幕に間に合わないという穴も結局なんとか埋まるんだよね。こんな投手陣になるなんて数年前には予想も付かなかったな。だって中日ったら最多勝を狙えるエース1〜2人、絶対的なリリーフエース1人、残りはぜんぶ格落ちという弱体投手陣が当たり前だったのだから。

ナゴヤ球場時代のドラゴンズを支えていたのは狭い球場を生かした豪打による恐竜打線であり、逆に言えば投手陣は狭い球場のためにホームランを恐れて投球幅が狭くなっていた訳。それがナゴヤドームになって完全に立場が逆転した訳だが、今年はディンゴが前評判通りの活躍を見せれば、投打のバランスが取れたチームになるかもしれない。ただ、気になるのは投手だけでなく打者も左ばかりになってきたこと。開幕の予想メンバーを書いてみると、
1.(中)
関川
23
2.(二)
立浪
3
3.(遊)
福留
1
4.(三)
ゴメス
4
5.(左)
ディンゴ
44
6.(一)
山崎
22
7.(右)
井上
99
8.(捕)
中村
39
9.(投)
野口
47
 …というオーダーが順当なところだろう。明るい色になっているのが左打者。そういえば試合終盤に守備固めで内野を引き締める久慈も左打者だ。昨年と違うのは李(右)にかわってディンゴが入るので左打者が更に増えたこと、福留の成長・ディンゴ加入で立浪がクリーンアップを打つ必要が無くなったこと、くらいか。(どうでもいいけど中日のレギュラーって一桁の背番号が少ないのね。)
 けど、僕が見てみたいオーダーはこんなの。(笑)
1.(中)
関川
23
2.(二)
立浪
3
3.(左)
福留
1
4.(三)
ゴメス
4
5.(捕)
ディンゴ
44
6.(一)
山崎
22
7.(右)
井上
99
8.(投)
(投手)
 
9.(遊)
久慈
6
 …うーむ、9番・久慈ってところが往年の西武ライオンズ黄金時代の「9番・辻、1番・石毛、2番・平野」を思い起こさせてカッコいいでしょ(笑)。中村に疲労が溜まった時とかバンチが投げる時とか、やってくれないかな。ディンゴだってメジャーのオールスター(しかも去年!!)に出た捕手なんだし。(MLBは球団が32もある上にオールスターゲームが年に1試合しかないので、メンバーに選ばれるということの価値は日本のそれとは全然違う筈。)

 プレステ2発売前夜
 2000.3.3 (Fri)
明日は姫路で友人の結婚式があり、その都合で東京から友人タカハシ氏が夜に上洛してきた(京都市内のホテルに宿泊)。で、タカハシ氏・狂授とっちゃん・りょーかん、の4人で飲むことに。この顔触れで飲むのは久しぶりだけど、やっぱ、濃いなぁ(笑)。最初は上洛中のかじりんも加わる予定があったが、疲れているということで断念。夜8時、三条京阪の高山彦九郎像前(通称「土下座」前)にて待ち合わせ。

木屋町や河原町界隈をうろうろした後、河原町のOPA裏手のホルモン焼きの店に入って、焼肉・ゾーモツ系を喰いながら飲む。タカハシ氏に頼まれていた「月刊京都」バックナンバーと、11月以来ずっと渡し損ねていたとっちゃんへのBirthday Present:HG百式(^^;)を此処でようやく渡すことができた。
 結局、10時過ぎまで飲み食いした後、から●ね屋で「最高の豆と最高の豆を使って作った不味いコーヒー」(by とっちゃん)を(タカハシ氏に経験させるために)飲んでお開き。

明日は夕方から神戸に出かけて、疲労宴(^^;)後の新郎新婦と友人たちで集まってお茶でも飲む予定…だが、時間的にみて飯喰うことになりそう(笑)

 神戸にて
 2000.3.4 (Sun)
プレステ2の発売日。僕はゲームは全然やらないので最初から買う気はないが、いろいろな意味で関心は持っている。今回、一般的な流通形式の他に「AIBO」で先鞭をつけたインターネットでの予約販売、そしてレンタルビデオ/CDチェーンの大手「TSUTAYA」での予約販売という形式が取られたが、この「TSUTAYA」が絡んでいることが重要で、既に全店舗の約半数でDVDレンタルを始めているというTSUTAYAとしてはDVD再生機としてのプレステ2普及にかなり期待しているのだろう。Dream Castもセガサターンとの上位互換やDVD再生を可能にしていればもっと売れたと思うんだけどねぇ(笑)
 プレステ2が普及すれば、DVDを再生できる環境を持った家庭が一気に拡大する。そうすれば、家庭での番組録画はともかく、再生だけならビデオからDVDに切り替えられる。経年変化が避けられず(新作でも回転率が早い作品はすぐボロボロになってるもんなぁ)スペースもかさばるビデオカセットよりDVDの方が、再生機器の普及率さえ高ければレンタル店側にとっても有り難い存在だろう。LDの場合は面積が大きかったし、メーカー側も力を入れなかったせいか、それほどレンタルは普及しなかったが。
 で、借りる側としては、LDやDVDなら、CDをレンタルしてカセットやMDに落とす(最近はCD-Rだけど(^^;))感覚でビデオカセットにダビングできるのが有り難かったりするんだけどね。最近はビデオ新作もLDで出なくなってきた(DVDに替わった)し、プレステ2は買わないけど、DVDプレーヤーは近い将来買うことになるかもなぁ…。

夕方、地下鉄・JRを乗り継いで神戸へ。約束の集合時間は7時30分だが、6時30分頃に神戸駅に到着、タカハシ氏と待ち合わせて軽く食事を取りながら披露宴の模様をデジカメで見せてもらった。途中、名古屋からやってきたみみなも合流、集合時間まで時間をつぶす。

集合したのは新郎新婦含めて7人。新婦以外はみんな公楽荘に関わりのある人たち。でもさだまさしの話題はほとんど出ない(苦笑)。けっきょく食事をしながら、ということになり、ハーバーランドのお店に入った。バイキング形式でいろいろ食べながらお話。昨日に引き続き「次(に公楽荘関係者で結婚する人)、誰だろう?」って話になるのは仕方ないかな。欠席裁判みたいになっちゃうけど(笑)。

お開きになって、タクシーに乗る新郎新婦をお見送りしたあと高速神戸から阪急電車に乗る。東京方面から来ていた2人が「(駅の雰囲気が)京成押上に似ている」と言っていた。「あ、向こうに北総開発が」…違うって。(^^;) 神戸高速-阪急神戸線を抜けて、梅田で阪急京都線に乗り換え。タカハシ氏は四条大宮で下車。僕と下宿に泊まるみみなは終点・河原町から鴨川を渡り京阪に乗り換え、出町柳で叡電に乗り継いで茶山で下車、下宿へ。辿り着いたのはちょうど日付が変わる頃だった。

 ビデオ見続け
 2000.3.5 (Sun)
みみなが持ってきた、昨年末にNHK-BSで放送されたEric Claptonの来日公演のライヴビデオを見る。やっぱクラプトンはいーわ…。最近はクラプトンというと「unplugged」ばかり聴いていたので、バンド・サウンドでライヴアレンジで聴くのは新鮮だったりする…のは間違っているんでしょうか(笑)。
 みみなはもう1本、クラプトンの来日公演の裏で桑田圭祐がAAAのライヴとして行った「エリック・クラプト」のライヴビデオ(これもNHK-BS)も持ってきてくれたが、時間が無くて見られず。次の機会にまた見せてね。

ビデオを見ている間、みみなが持ってきたSUPER BELL'S「MOTO(e)R MAN」をCD-Rでコピーさせてもらう。今、話題になってる奴。特に「MOTOR MAN 名古屋」は名鉄がネタだけに、細かいネタが分かりすぎて笑える。(^^;) 「MOTER MAB II "TRAFFIC JAM WIDE"」の「JR最強を誇る埼京線」だとか「4号車JR最強の弱冷房車」とか、ネタがどうかしてるのも好きなんですけど。(^^;)

みみなは昼過ぎに出発。そのあとは、お土産に貰った「ウルフルDVD」をS-VHSにダビングしてもらったものを流しながら、久々に溜まりまくったビデオのラベル製作&整理に没頭。夜中までかかって3/4を終えた。(そんなに溜まってたのか…)
 「ウルフルDVD」はウルフルズのビデオクリップ集で、初期の快作「すっとばす」「大阪ストラット」やブレイクした「ガッツだぜ!!」「バンザイ」まで収録されている。特に初期の、低予算のためカメラ1台で撮った「すっとばす」など、ただ単に某商店街を歩いているだけなんだが物凄く面白い。昔CHAGEがこれを見て「コイツら絶対に売れる」と確信したらしいが(笑)。
 トータス松本が殿様姿で唄い、吹矢で暗殺されるという意味不明の内容の「ガッツだぜ!!」はけっこう音楽番組でも流れていたので知っている人も多いと思う。「大阪ストラット」や「すっとばす」は関西のテレビで深夜、放送終了直前頃によく流れていた頃があったな。ウルフルズがまだ無名の頃だった…。

 季節到来
 2000.3.6 (Mon)
1日中目がなんとなく痒かった。いよいよ季節到来の模様だ。
 昨年の夏、関西はさほど天気が良くなかったので、昨年の3〜8倍といわれる関東地区のスギ花粉飛散量に比べれば、関西はむしろ昨年より少ないくらい、というからまだ救われる。
 そういえば5月恒例の大阪ライヴ、今年は東京開催がほぼ確実("大阪ライヴ in 東京"か?)だが、このニュースを聞くと、ただライヴを聴くだけのための上京ならやめておきたい気分だ…。出演する場合は話が別になってくるけど。

 事故
 2000.3.8 (Wed)
かつて僕は、たった1時間の遅れによって(予定通りなら電車に乗っていた筈)地下鉄サリン事件に巻き込まれずに済んだ経験を持つが、あのとき築地の交差点でバスの車内から見た、路上に人がばたばた倒れている様子は一生忘れることはないだろうし、あの時に受けたショックは今もなお抜けきってはいない。僕の死生観に対して影響を与えるにはじゅうぶん過ぎる衝撃だったし、以前に院試の面接で「最近、印象に残ったこと」を問われ、このことを話したとき面接官の教授陣から笑い(失笑?)が漏れたが、それほど個人的に衝撃的な出来事ではあったのだ。
 今回も、中目黒で起きた事故のニュースを最初に聞いたときには「爆発が…」という話もあったので「またテロか?」と思ってしまった。実際には違ったのだが…なに?テロの可能性を否定できない段階で首相は散髪に行っただと?(呆)

事故のあった営団日比谷線は東京オリンピックに間に合わせて急ピッチで建設された路線で、このため急カーブ区間や急勾配など線形にやや無理があるらしい。今回事故が起きた中目黒駅は営団日比谷線と東急東横線の接続駅で、ここから相互乗り入れを行っており、一部の営団車両と、北千住から乗り入れてくる東武伊勢崎線の車両はここで折り返しているのだが、恵比寿駅からこの中目黒駅(元々東急東横線に存在した)につなぐ区間も川などの存在から線形的にかなり大変なんだそうだ(東京は滅多に行かないので僕自身は実感として捉えにくいが)。事故の原因は調査によってこれから解明されていくとは思うが、ひとつ気になることがある。衝突した二つの編成で被害がかなり違うことだ。

今回、大破したのは営団車両で、破損したものの営団車両ほどではなかったのが東武車両。関東の大手民鉄の最近の車両はメンテナンス面の有利さと軽量化、耐腐食性(防錆性)の面から無塗装化が進んでいるが、関東の大半の大手民鉄がステンレス車体を採用しているのに対して、営団と京浜急行(最近、西武もステンレスから切り替えたが)だけがアルミ製車体を採用している。有限要素法による解析技術が進んだこともあって、最近10年間で軽量ステンレス構造車体の進歩が著しいが、軽量化という面に限ればアルミ車体には勝てない。また、廃車後のリサイクルという点でもアルミ車の方が優れている。スチール缶とアルミ缶のリサイクル率の違いみたいなものかな。(ちと違うか)
 ただ、素材であるアルミ自体の強度は当然ステンレスに劣る。勿論、通常の走行や負荷には十分に耐えられるような構造になっているのだが、今回のような、通常では考えられないような負荷に対しての強度でステンレス車両に劣る部分は当然あるだろう。接触した相手の東武車両(ステンレス車)に大きな被害がなかったことを考えても、そんな気がする。
 特に東京は地下鉄を介した相互乗り入れが多いだけに、異なる会社の車両がすれ違う機会も多い訳で、接触または衝突事故が起きた場合、アルミ車がステンレス車より大きな被害を受けてしまうことはありうるのかもしれない。営団はかなり以前からアルミ車両に拘ってきているが、こういう事故が起こると、今後は変更してくるかもしれないし、つい最近になってアルミ車を導入し始めた西武もこれを機にステンレスに戻るかもしれない。
 関西の大手民鉄の新型車は南海・阪神を除いてアルミ車(ただし全面塗装)が大半だが、そもそも相互直通区間が少ないので、そういう心配があるのは阪急(新車アルミ)−大阪市営地下鉄堺筋線(新車ステンレス、旧型アルミ)や近鉄(アルミ)−京都市地下鉄烏丸線(アルミ)、神戸高速を介しての阪急・阪神・山陽くらいか。むしろ関西の場合は、同じ会社の車両同士でもアルミ車体の多い新型車と鋼製の旧型車が接触事故を起こした場合、アルミ車体の新型車に被害が集中しないだろうかということかもしれない。'関西の民鉄は割と「見てくれ」を気にするので、今後もアルミ車体+全面塗装を続けるだろうとは思うが。

 美食倶楽部も御用達(…か?)
 2000.3.9 (Thu)
White Day用に、「緑寿庵清水」へ金平糖を買いに出かけた。けっこう値段が張るのだが、味はそこらの金平糖とは天地以上の差がある。合成甘味料・着色料など一切使わず天然の素材だけで色と味をしっかり出しており、裏千家のお茶でも使われ、かの「美味しんぼ」でも海原雄山が栗田さんに贈って結婚の極意を悟らせたという(笑、47巻収録)ものである。しかも、製造工程(加熱すると乳製品は分離してしまう)からして不可能に近いとされてきたカルピスやチョコレートでも金平糖にしてしまう凄さ。遂には日本酒やブランデー、七味・山椒でも作ってしまった。
 そんな金平糖だから、「解る」人にしか贈らないけどね。解らない人にあげたところで「金平糖ひと袋とは随分安く済まされたなっ」と思われるのも癪にさわるし。(^^;)

店は鞠小路通の、京大体育館の裏手にある。京大生ならバイト探しで一度は利用したことがあるだろう「学生相談所」の近くなのだが、僕もそこにそんな由緒ある店があることをほんの数年前まで気が付かなかった。お店の奥で金平糖を作っているため(奥まで案内されて実際に作っている最中の釜を見せて貰ったことがある)、実は店の近辺にはいつも甘い香りが漂っているんだけど、あの頃はバイト探しに血眼になっていてそんなことに気付く余裕は全然なかったんだろう(苦笑)。
 今日買ったのは、季節限定のと、紫蘇柚子。彩りを考えると檸檬とか生姜や味的にもベーシックなサイダーを選んだり、でセットにするのも面白かったかもしれないけど。なにしろレギュラーで置いてあるのだけで20種類もあるのだ。ひと袋500円もするので、僕もまだ全て食べたわけではない。
 参考までに、頂いた案内に書いてあるものを書き出してみると。

<レギュラー>

・蜜柑 ・檸檬 ・めろん ・苺 ・パイン ・バナナ ・バニラ ・サイダー ・紫蘇 ・巨峰 ・林檎 ・柚子 ・桃 ・梅 ・紅茶 ・珈琲 ・濃茶 ・生姜 ・肉桂 ・蕎麦ノ実黒糖
 

<季節限定>

・桃あられ ・桜 ・サクランボ ・トマト ・ブルーベリー ・カルピス味 ・スウィーティー ・ハーブミント ・ココナッツ ・ラフランス(洋梨) ・マスカット ・オレンジ ・七味 ・山椒あられ ・ブランデー ・梅酒 ・日本酒 ・チョコレート

…ううむ、すっかり宣伝になってしまった。(^^;) お礼に金平糖くれないかな。(^^;;;)

 The Guitar with the Golden Strings
 2000.3.10 (Fri)
…もはや元ネタのカケラもない…(苦笑)

ギターの弦を張り替えた。今回は初めてMartinのSPという弦を張ってみる。今迄Martinで使っていたのは、スタンダードかCRYOGENIC(超低温で冷却する工程が加わっている)、ライヴではMARQUISというPHOSPHOR弦(弦の素材が違うので、黄銅より銅に近い近い色をしている)を使ってきたが、以前弦をまとめ買いした時に初めて目にしたので買っておいたものがSP。で、今回使うことにした。

袋を開けてびっくり。1弦と2弦、そして3〜6弦の芯も黄銅色なのだった。普通の弦は、1弦と2弦、3〜6弦の芯はスチールの銀色。これはおそらく表面に黄銅がメッキされているのだろうけど、見た目的にはけっこうハデかもしれない。音的にはそりゃMARQUISの方が好きだけど。
 ついでに、輝きを失っていた真鍮削り出しストリングスピンを(プラモ用の)コンパウンドをかけてピカピカに磨き上げてみた。うーん、ハデだ。あとは演奏テクニックをハデにしてみなければ。(^^;)

張り終えてチューニングをして試し弾き。うーん、響きが全然違っていいぞ…って、今迄張ってた弦、けっこう長く使ってたから当たり前なんだけど。(^^;)

名種牡馬トニービンが心臓麻痺で急死した。現役時代はGIを5勝、88年の凱旋門賞馬。イタリア時代はセリエA:ペルージャのガウチ会長の持ち馬だったそうだ(新聞で知って驚いた)。凱旋門賞を勝った後、社台が購入して日本で種牡馬に。当初、社台ではむしろ同時期輸入のジャッジアンジェルーチに期待をかけていた節がある(交配相手の繁殖牝馬を見る限りでは)が、1992年にデビューした初年度産駒からダービー馬ウイニングチケット・牝馬クラシック二冠ベガ・94年の最優秀スプリンター(安田記念&マイルCS)ノースフライト・95年秋の天皇賞馬サクラチトセオーといった名馬を輩出(その影で偉大なるイマイチ君ロイスアンドロイスも送り出してくれたが(笑))、この大成功のお陰でトニービンの父親カンパラまでもが当時18歳と既に高齢ながら日本に輸入されてしまった。
 この後もコンスタントに活躍馬を出し、97年には牝馬で天皇賞を勝ちJC2年連続2着のエアグルーヴで年度代表馬も獲るなど、産駒デビューが1年後輩のブライアンズタイム・2年後輩でけい養先も同じ社台のサンデーサイレンスとともに近年の輸入種牡馬3強を形成していたが、その時代もこれで終わることになる。先日の山元トレセン火災といい、社台にとっては衝撃の大きいことが続いているなぁ。
 考えてみたら93年クラシック3強と呼ばれ1冠ずつを分け合ったナリタタイシン(父リヴリア)・ウイニングチケット(父トニービン)・ビワハヤヒデ(父シャルード、ただしビワ自身は持ち込み馬)ともに父親が早世してしまったことになる。まぁチケット・チトセオーと有望な後継種牡馬がいるし、既にB.M.S.(母の父)としてもダービーを獲っている(アドマイヤベガ)から、トニービンの血統は日本の競馬に確実に残っていくだろう。

 開幕
 2000.3.12 (Sun)
久しぶりにJUDY AND MARYの新曲らしき曲がテレビから流れてきたので画面を見たら、ポカリスエットのCMだった。ポカリのCM曲で、既にブレイクしているアーティストを使うのって久しぶりのような…。

F1開幕。夕方にはWebで結果を知った。暑いオーストラリアだけに完走車が少なく、マクラーレン全滅・フェラーリの1-2、復帰初戦のBMW(ウィリアムズ)3位・ホンダ(BAR)4・6位。ホンダはともかく、特にウィリアムズBMWの3位(R.シューマッハ)に驚いた。BMWは今年は失敗するんじゃないか、と踏んでいたから。どんなレース経過だったかはまた夜見るとして。

「笑う犬〜」を見たあと、みみなと長電話。はぁぁ、しょっぱいなぁ(意味不明)

 人間なんてララーラーラララ…
 2000.3.13 (Mon)
なに?吉田拓郎がテイチクに移籍?フォーライフ離脱は聞いていたが移籍先がテイチクとは…。
 吉田拓郎といえば、25年ほど前、既存のレコード会社の規制をぶち壊し、アーティスト主導の新しい形のレコード会社を作るために、小室等・井上陽水・泉谷しげるとともに「フォーライフ・レコード」を設立し、一時は社長まで務めた人だ。だが、結局はフォーライフも次第にごく普通のレコード会社化してゆき、早々に泉谷は離脱している。そして拓郎さんも昨年出したベストアルバムを最後に長期契約を解除、1作のみの契約でシングル「気持ちだよ」を出して離脱することになる。

アーティスト主導のレコード製作というのは、当時、他にも幾つか動きがあったようだが、典型的なものが1979年にさだまさしが作った「フリーフライト・レコード」だろう。これは「原盤権を自主保有する」というもので、他にも大きな組織ならヤマハ音楽振興会などがそうだが、1アーティストでこれをやったのは珍しい筈だし、しかも設立した直後「関白宣言」「親父の一番長い日」など大ヒットを連発し、週間売上で業界トップのCBSソニーや東芝EMIを抜いて見せる快挙を瞬間風速ながらもやってしまった。

原版権を自主保有する利点はいろいろありそうだが、同じく原版権を自主保有するヤマハ所属のCHAGE&ASKAの話によると、販売を担当するレコード会社の要求に流されず自分たちの思うものをリリースできる、という部分が大きいらしい。
 もっとも、販売チャンネルまではすぐに構築できないから、販売は既存のレコード会社に頼ることになる。フォーライフも長い間キャニオンが販売元になっていたし、フリーフライトもそれまでグレープ/さだまさし作品を出していたワーナーパイオニアから販売していた。で、さだまさしは98年にワンダー(のちテイチクに再吸収)に移籍したが、これも正しくは販売元の移籍で、原盤制作はフリーフライトということ。また、原版権を自主保有しているため、旧作も販売会社を変わって再リリースされる。つまり旧作の管理も自前でできる訳だが、これはCHAGE&ASKAが顕著で、初期の作品などワーナー・キャニオン・東芝EMIと販売元が変わっている。

ただ、原版権を保有していても、大きなレコード会社に販売を委託している限り、レコード会社の意見に左右される部分も多いだろう。フォーライフが「普通の」レコード会社になったのもその辺りが原因なのだろうか。先日、谷村新司がポニーキャニオンとの契約を解除、今後は自主レーベル設立・インディーズで販売していくことが報道されたが、これもその辺りを嫌ってのことかもしれない。特に最近はインディーズの流通ルートも大きくなっているし、それほど不利は感じないのかも。もし昔からインディーズの流通ルートが整備されていたら、フォーライフもフリーフライトもこの道を選んでいたのではないか、と思うのだ。

テイチクは昨年新体制となり、今年ポップス系の新レーベル「インペリアル・レコード」を立ち上げ、在籍する稲垣潤一・さだまさし(販売)・BEGINなどは今後インペリアルで売られる予定。そして拓郎さんの移籍で、更に新レーベルが設立されるようだ。
 …しかし…、吉田拓郎とさだまさしと大泉逸郎が同じレコード会社とは…。うーん、危険だ。(笑)(あ、天童よしみもいる…)

 たまには美食
 2000.3.14 (Tue)
今日は1日、親戚を京都案内。いや、美味しいモノ食べるのにご相伴させて頂いてありがとうございました。デジカメで写真撮ったし、その詳細はここで。
 案内したのは北野天満宮・大覚寺と嵐山。どちらかというと食事がメインのような(笑)。