時々日記:2000.1.16 - 1.31
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 録画王:その後
 2000.1.16 (Sun)
実家のビデオデッキだが、意外に安く8000円程度で修理できたらしい。よかったよかった。数年後に地上波デジタル放送が始まることを考えると、今の時期に買い換えるのはちと勿体ない感があるものねぇ。そういえば現在Panasonicの新型デッキ(S-VHS機のみ)に搭載されている5倍録画モードはこのあと他メーカーにも拡がるのだろうか。それともDVD-RAMがVHSの牙城を崩していくのか?

 あの頃の未来に
 2000.1.17 (Mon)
その時間:午前5時46分を、眠れぬまま迎えた。

 あれから5年。

 あの日、「これから一体何年かかるのだろう…」と思った神戸の街は見事なまでに復興したように見える。が、報道されているように様々な問題を抱えたままなのも確かだ。何年か前、「ムーンライト九州」で夜の神戸を通り過ぎた時、ある方向だけまったく光がなかったことにショックを受けたことを思い出す。この5年と間という歳月、いったい俺はどれだけの事ができただろう…。

…とにかく、今日はいろんな意味で自己嫌悪だらけな一日を送る。

メジロブライトが軽い屈腱炎を発症、春のローテーションが白紙になったらしい。年齢を考えると、このまま引退もあり得るだろう。父ライアンが大柄のため足元に不安を抱え5歳秋に屈腱炎を発症して実質的に競争生命が終わってしまったのに対して、ここまで故障もなく、3歳から重賞で活躍し、4歳クラシック路線を皆勤、古馬になってからもいわゆる一流馬の王道たるG1ローテーションを休むことなく歩んできたブライト。
 クラシック大本命と期待され皐月賞・ダービーで1番人気に推されながらサニーブライアンの逃げに届かず、菊花賞は上がり馬マチカネフクキタルにしてやられ無冠。有馬記念を回避して挑んだステイヤーズSからG2を3連勝、5歳春に遂に天皇賞を制しG1馬となったが、以後は追い込み馬だけに展開の不利に遭ったり、1世代下が強すぎた(グラスワンダー・エルコンドルパサー・スペシャルウィーク・セイウンスカイ)りと、不運に泣いた感があった。また、同期・同父でおそらく歴史に残るだろう名牝、G1・5勝馬メジロドーベルがいて常に比較されたことも彼には不幸だったかもしれない。ライアンの後継種牡馬っても、ライアンの初年度産駒だけにまだまだ若いからなぁ。まぁメジロだから不幸な将来ってのはないだろうけど。ところでメジロジャクソンは?

 母の曲がった流星、父の曲がった根性(^^;)
 2000.1.19 (Wed)
「馬なり1ハロン劇場」(よしだみほ)最新13巻が出ているのを見つけて買う。「馬なり〜」は以前「Fanfare」(旧:週刊競馬報知)に連載されていた毎回4ページの競馬ネタマンガで、キャラクターの可愛さと展開のうまさで人気を博し、この手のマンガには珍しくゲーム化までされた作品だ。連載初期の名作「ダイタクヘリオス・ダイイチルビー恋物語」シリーズや、ビワハヤヒデが強くなっていく過程(ビワがまだ勝ちきれない頃からよくネタに出ていた)、(株)北味(社長:ノーザンテースト)と(株)東商(社長:トウショウボーイ)の商戦、その(株)北味を傘下におさめた日静社(社長:サンデーサイレンス)とライバルBT社(社長:ブライアンズタイム)の激しい闘いが続く現在、など名シリーズも多い。
 しかし一昨年の夏に「Fanfare」が廃刊となり、他誌での連載継続を予告はしていたものの単行本12巻で一旦終わりか、と思っていたところへ13巻を見つけたから驚いた次第。ネタは昨年のフェブラリーSから夏の新潟戦までだから、昨年2月頃から連載再開されたようだ。もともと単行本を出していたのが双葉社だから、双葉社の雑誌(アクションあたり?)で連載しているのだろうか。
 昨年前半のレースがネタだけに、かつて「馬なり」でも活躍したベガがアドマイヤベガの母として久しぶりに登場(父SSとともに「目つきの悪い両親」てのは…(^^;))セイウンスカイのキャラが(同じ芦毛ということもあるが)かつてのオグリキャップの乱暴者なキャラに似てきた気がするのだが(^^;)。

 雪は降る
 2000.1.22 (Sat)
あなたは来ない…、ぢゃなくて(苦笑)

 冷え切ったところへ夕方から降り出し、さて、明日は積もるか…?

 ふたり
 2000.1.23 (Sun)
雪は思ったほど積もらず、あっさり溶けてしまった。

107歳の双子姉妹の姉:きんさんが逝った。ニュースで聞く限り、ほとんど家族に手間をかけずに穏やかに逝った「大往生」だったらしい。この8年間はテレビに引っ張りだこで、その様子を見る機会も多かったが、今はもう名古屋でも老人しか使わないような「名古屋弁」での語り方(若い人も語尾やアクセントには名古屋訛りが出るけど、名古屋弁独特の単語や言い回しのほとんどは使われない)が、京都に住んでいる僕には懐かしく聴こえたものだった。いまも元気に過ごしている実家の祖母の話し方とダブるからかもしれない。
 ダスキンのCMで有名になった訳だが、ダスキン絡みの(^^;)さだまさしがコンサートのMCで「一番下積み期間の長かったアイドル」と言っていたな(笑)。あまりのメディアへの登場の多さに、何年か前、僕の母が「きんさんぎんさんがいつか逝く時、死因は過労死になるんじゃないか」と冗談で言っていたが、人々に注目されているという意識が元気の素にもなっていただろうと思う。ときどき老人にありがちな「暗さ」みたいなものがなく、理想の「老い」の形として捉える向きもあったようだが、わかるような気がする。

海外で大手レコード会社のワーナーとEMIが合併することになる模様だ。日本法人はそれぞれワーナーミュージック・ジャパンと東芝EMI。ワーナーは昔の「ワーナー・パイオニア」から91年に米タイム・ワーナーの完全子会社化されたが、東芝EMIは今や唯一の「日本の電機メーカーと海外メジャーの合弁」形態のレコード会社。超大物の国内アーティストも数多く抱えており、東芝側が簡単に手放すとも思えないんだけど、どういう形態になるのか。まぁ日本国内ではソニーとコロンビアや、ユニヴァーサル・ミュージックとユニヴァーサル・ビクターなど、提携資本に由来する海外とのねじれ現象は数多く存在しているんだけどね。

 刻の涙
 2000.1.25 (Tue)
本日発売の模型専門誌で「パーフェクトグレード・Zガンダム」3月発売が正式に公表された。価格は呆然の24,000円。PGの初代ガンダム・ザク(\12,000)の2倍である。
 MGのZガンダムで達成された「完全変形」「MS・WR両形態でのプロポーションの両立」は勿論、PGでは恐らく内部構造完全再現も行われる筈で、だからこそこの値段なのだが、それにしても…。なんだかバンダイ技術陣がより高みを目指して挑戦するために採算を度外視してやっているような気がしてきた…(^^;) 確かに、これまでのMG・PG開発によってバンダイの技術力が格段に向上したのも本当なんだけど。だから今ではMG初期製品の初代ガンダム・ザクが、後発のモデルに比べて細かい点で見劣りするのも事実。個人的にはMGで初代ガンダム&ザクをもういちど再開発してほしいんだけど、しばらくムリかな。逆に言えば発売後5年でこれほど進化したことが物凄いんだけどね。

マスターグレードが登場したときも初代ガンダム・ザク・Zガンダムの順だったから、なんだかPGもMG同様コレクションモデル化してしまいそうで、怖い…。少なくとも、かつて1/60で出たモデル(初代ガンダム・シャア用ザク・量産型ザク・シャア用ゲルググ・量産型ゲルググ・ドム・高機動型ザク・ゲルググキャノン・Zガンダム)あたりは実現してしまいそうな…。MGもHG-UCもTV・OVAのシリーズを超えた統一フォーマットになって今後も続くだろうし、おじさんガンプラ・ファンには今後も楽しみが続きそうだが…、問題は家族の理解を得られるかどうか、でしょう(苦笑)。奥さんや恋人が同世代なら「ガンダム」を知っているだろうし理解を得られる場合もあるだろうけど。

 相対性の煩悩
 2000.1.29 (Sat)
NHK「土曜スタジオパーク」にさだまさし生出演。年末の「紅白」の時「声出てないな〜」と思って見ていたが、風邪をひいていて、全員で唄った「21世紀の君たちへ〜A Song for Children」から自分の出番までの間も点滴を打っていたんだそうだ。そうだよな、「奇跡」がいくら唄いにくい曲だからって、あの日の状態はちとヒドかった。
 その「21世紀の君たちへ」は、スティービー・ワンダーのデモテープが届いたのが12/13、締切が12/15というスケジュールで、2時間ほどで日本語詞を書き上げたらしいんだが、だからといって過去の詞で見たことあるようなフレーズの寄せ集めになってる言い訳にはしないでよね。(^^;)

このあと厚木でコンサートのあと、アメリカに飛んで、毛利宇宙飛行士から招待を受け「エンデバー」打ち上げを見るらしい。このためにツアースケジュールが2度も変更されているのだが、その度にシャトルの打ち上げも延期されていて(笑)、さて今回は大丈夫?

 さんじゅうまんっ
 2000.1.30 (Sun)
小倉競馬でJRA記録の30万馬券が炸裂。(馬連30万3080円) 18頭立て・153通りの151番人気だったそうで…。

競馬といえば昨日の銀嶺Sでミスタートウジンが99戦目の出走、シンガリ負け。そりゃ15歳で勝てると考える方がどうかしてるって(笑)。それでも最低人気でもブービー人気でもなかった(下から4番目)辺りが凄いというか(^^;)、応援馬券・心情馬券としてよく売られているのだろう。リストラに怯える中高年サラリーマンがお守りに買っていくという話も聞いたことがあるな(笑)。
 この使い方は100戦目をG1・フェブラリーSにしようという思惑なんだろうけど、今年からG1の出走資格が変わって、獲得賞金総額よりも1年以内に重賞を勝った実績の方が優先されるので、1年以内どころか重賞勝ちすらない(重賞格上げ前の時代に同レースを勝った経験はあるが…)ミスタートウジンの出走は微妙なところだ。おそらく次戦が引退レースになるだろうと思うのだが…。

 感慨
 2000.1.31 (Mon)
久しぶりにさだ研の例会に顔を出した。そうか、考えてみたら京大さだ研も今年7月で10周年なんだな…。10年前はまだ俺は参加してなかったけど(というか、大学生になってない)。