まさに廃材(切れっぱし)です。貪欲に「何かに使える」と思って保管しておかなければ、何の役にも立たないただのゴミですね。
また、とっておいても、何も作らなければ、やはりいつかは捨てなければならないのであります。
まずはジグソーで使えそうなところを切り取ります。この時、廃材だからこそおもしろみのある曲線を表現できます。ブレード角を付けて切断すると、余計にいい味が出ます。
時計の部品は、キットで買うのもいいけれど、一家に1つや2つ使わなくなった時計があるでしょう。そいつを分解して、ついでに針も紙ヤスリで丁寧に磨けば、しぶ〜い時針、分針、秒針の出来上がり!ちなみに私は黒と赤に塗られた2倍以上の長さの針を短く切り、加工しました。
紙で文字盤を作って、障子紙張りの要領で、うすく溶いた糊で直接貼ります。加工後に軽く水につければきれいにとれます。次にセンターの穴をボール盤であけます。電動ドリルでもよいけれど、かなり注意深くやっていただきたい。
ルーターやトリマーで、貼った紙の上から文字を刻んでいきます。ビットは2.5ミリのものを使いました。最初吸塵機を使わずにやっていたのですが、エンジ材が堅くてものすごい煙(火事になるんじゃないかと思った)で、目が開いていられないため、慌てて吸塵機につなぎました。
ひっくり返してルータービットを6mのものに交換して、時計の部品が収まるミゾを彫ります。1ミリくらいずつ根気よく深めていくことが何より大事!
センターの穴で、残りの厚みを確かめながらやらないととんでもないことになりますから・・・(板の厚みは、3ミリ程度のところまでいかないと、時計の部品が表側からねじ止めできませんよ。
表面にサンダーを根気よくかけます。
時計は表側からしか見ない。だからと言っては何ですが、裏面は結構ラフにやっつけてしまいました。最後に丸棒を付ければ置き時計の出来上がりです。棒をはずせば掛け時計!あ〜こりゃこりゃ。
エンジ材のほかにも2×6材でも作ってみました。でも、厚みがありすぎて、トリマーの作業がとっても大変でしたよ。適当な厚みを選ぶ方が無難です。以上 !!