今回のテーマはこれ。
「ヤジ」
俺はご存知の通り、電波高専野球部に所属している。
そしてこれを書いてる2001年9月23日現在、
第109回九州地区高校野球熊本大会の真っ最中である。
そこで、気付いたこと、そう、「ヤジ」について意見を述べたいと思う。
「ヤジ」、コレは一体どういうものなのだろうか。
他人の動作や発言などに、からかいや非難の言葉を浴びせること、である。
要するに、相手を馬鹿にすることである。
野次を受けた人はどのような気持ちになるのだろうか?
まさか「嬉しい」と感じる人はいないだろう。
「悲しみ」や「怒り」や「悔しさ」がこみ上げて来るのが至極当然のことである。
このことから、ヤジは「いけない」モノになってしまう。
スポーツをやっている人ならヤジを受けたときの辛さは痛いほどよく分かるであろう。
俺もヤジを受けることはしょっちゅうの事である。
やはり、気持ちの良いものではない。
俺はある程度「言ってる言ってる(笑)」みたいに受け流すことが出来る。
しかし、ヤジを言われることで頭に血が上ったり、浮き足立ったりする人もたくさんいる。
それは、まだ自分の精神の制御が不完全な人なのです(すみません・・・)。
スポーツをする人間は、
「(競技に対して)熱くなれ」
と、指導者に言われているかもしれない。
が、それとこれとはワケが違う。
確かにヤジを言われると怒りで「熱くなる」が、自分を見失う。
そうなると普段出来ていたコトが力が入りすぎて出来なくなることが多いのである。
ヤジを言われても冷静な自分を保つ強い精神を身に付けたいものである。
なんかまとめっぽくなったが、まだまだ言いたい事はある。
ヤジを「言われる」人間の反応に対して散々ケチをつけたが、
勿論、ヤジを「言う」人間のほうが断然悪いのだ。
自分が言われて嫌なことを他人には言うな、ということを教えられなかったのか?
・・・と言いたくなる。
まぁ、参考までに俺の経験上、俺の耳に入ったヤジをいくつか。
(俺に対するものだけではない)
「バッター打てんとやー!? 見えとらんとだろ、球がァ! こんメ○ラ(自粛)がァ!」
「(味方へのデッドボールに対し)何ばしよっとや、ぬしゃ!? 次お前に当つっぞ!」
「(敵に得点を与え、喜んでる敵を見て)そんくらいで騒ぐなァうっしゃあ!」
熊本弁で申し訳ない。
俺から見たらどれもカワイイものばかりだが、やはり気になる人には気になるのだろう。
高野連のマークの「F」が目指すもの、それは、
ファイト、フェアプレー、フレンドシップ。
この3つうち、ヤジはどれにも当てはまらない。
相手チームに対し、いや、社会の全てにおいてヤジを飛ばすことは好ましくはない。
とにかく、どこの高校とは言わないが、ヤジが酷い学校が未だに多く存在している。
しかし、ヤジを全否定しているわけではない。
言わなくてはならないヤジも存在するのだ。
味方に対してフザケ半分で言うヤジ、
これはチームワーク確立のために必要不可欠な要素だ。
それと意気込みを全く感じないヤツに対してヤジるのも効果的だ。
ヤジにもいいヤジ悪いヤジがあることを把握し、使って欲しいものである。
「いいねェ、ショートォ! まぐれナイスキャッチィ! 試合でも見てみたいなァ!」
「何がまぐれだ!? 俺が本気になりゃこのくらいヨユーだ!」
「そんなら、いつも本気になれよ!」
あぁ・・・いいなぁ、この会話。
2001.9.23