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真面目なコラム、略してマジコラです。


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第4回 コンピュータ時代の漢字能力と学力
今回のテーマはこれ。
「コンピュータ時代の漢字能力と学力」

もうパソコンの1人1台所有は当たり前のようになってきた現代に、
避けては通れない道がある。
そう、漢字能力の低下である。

昨日のニュースで小学校や中学校の教育課程が何割かカットされるというのを見た。
例えば俺達が習ってきた円周率3.14が「約3」になったり・・・などである。

こんな複雑でやっても仕方ない計算より、
もっと実用的なものを多く学ばせるためらしい。

その事には俺は反対しないが賛成もしない。
どちらにしろメリット・デメリットがあり、やってみなければわからないからだ。

当然、算数・数学だけではない。
英語、理科、社会なども同じことが言え、国語も例外ではない。

教育課程がカットされ、知能の低下が懸念される中、
パソコンの普及というのは火に油を注ぐようなものだ。

別にパソコンがダメだ、と言ってるわけではない。
パソコンが普及したならば(現に普及しているが)、
必ずしも漢字の書き取り能力と言うものは低下するであろう。

「憂鬱」や「薔薇」、「檸檬」など、俺が書けない漢字がパソコンでは一発で出てしまう。

ここに錯覚が生じるのである。
俺は『薔薇』と言う漢字を「書ける」んだ、と。

こんなことでは、常用漢字はおろか、小学校で習ったはずの漢字でも、
大人が書けない世の中になってしまうという恐ろしい事になり兼ねない。

漢字力の低下は直接ではなくとも間接的に全体の学力の低下につながると思う。


現在、日本のGDP(国内総生産)はアメリカに次いで世界第2位である。

しかし、NIES諸国などが急速に伸びてきているという事実がある。

高度経済成長というのは学力の上昇と密接な関係を持っていた、
と言っても過言ではあるまい。

しかし日本の学力の低下が叫ばれ、中国、韓国、台湾の各地域が
日本の地位を脅かす存在になった今、
学力の向上が日本に課せられた最も大きな課題だと思う。

・・・その前に自分の学力の低下をどうにかせねばならない俺であった。

2001.4.4


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