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WEEK-11 | |
12月10日(火曜) 雪だ 毎年のことではあるが、雪が降り積もっている。 朝からぼっさぼさと降り続いている。 雪の降らない、積もらない地域に住んでいる方には、この「ぼっさぼさ」という表現がわからないらしい。 かといって、どう説明すればいいのか、こちらも術を知らない。 なんせ、物心ついたころから、雪は「ぼっさぼさ」降ると決まっているのだ。 そのニュアンスを伝えるべく、 ある家族の、朝のシーンを題材にそのパターンを分析してみよう。 ピピピピッピピピピッピピピピッ(電子音) 夫:「朝だぞー。はよおぎろー。」 妻:「んー?もちっと。あど5分」 夫:「ったぐ、もー・・・」 シャッ(カーテン開け) 夫:「んがっ!ゆぎだ!ぼっさぼさ降ってる!おぎろ!」 ガバチョ(布団出) 妻:「うっそ!」 夫:「いや、まぢで、ぼっさぼさ降ってる!」 妻:「あーほんとだ、ホントだ。ぼっさぼさ降ってるー」 イソイソ(身支度) といった具合である。 ちなみに、最後のイソイソは、雪が積もった場合、通常20kmの自動車通勤路およそ50分間が 渋滞のせいで倍以上かかったりすることがあるからなのだ。 これは、雪がぼっさぼさ降ってた場合なのであるが・・・ それに対して ピピピピッピピピピッピピピピッ(電子音) 夫:「朝だぞー。はよおぎろー。」 妻:「んー?もちっと。あど5分」 夫:「ったぐ、もー・・・」 シャッ(カーテン開け) 夫:「・・・」 ジー・・・(外の雪景色を見る) 夫「雪ふってんなぁ・・・」 シーン・・・ 夫「雪ふってんぞー!はやぐ、おぎろー」 妻:「うっせ!」 夫:「雪ふってんのになぁ・・・」 zzz(眠) こちらは、雪が降っているが、ぼっさぼさではなかった場合なのだ。 ぼっさぼさ降らない雪は、危険度が低いのだ。 道路も、触れた瞬間に消えてしまう。 多少残っていたとしても、融雪の水がじゃばじゃば出てるので強制的に溶かされるのだ。 ちなみに、夫がカーテンを開けたときに、 ぼっさぼさの場合は、瞬時にぼっさぼさ降ってることに気がつく それに対して ぼっさぼさではない雪の降り方の場合、景色が雪のせいで白いので、降っていることに気がつくのが遅い。 それほどまでに差があるのだ。 また、その後の妻の起こし方も、 ぼっさぼさの場合は、かなり大きめな声で、 「んがっ!ゆぎだ!ぼっさぼさ降ってる!おぎろ!」 なのに対して、 夫「雪ふってんぞー!はやぐ、おぎろー」 かなり小声である。 これは、ぼっさぼさではない雪なのに、5分早く起こされた妻にキレられるのを 恐れているためだろうと思われる。 また、妻の対応にしても、 雪が降っていると告げられたときに ぼっさぼさの場合、 ガバチョ(布団出) 妻:「うっそ!」 なのに対して ぼっさぼさじゃなかった場合、 妻:「うっせ!」 である。文字は一文字しか違わないのに、意味は180度方向転換である。 ということで、ぼっさぼさ降る雪のニュアンスは伝わっただろうか? (注)この日記はフィクションです。この夫婦は実在しません。(タブン) |
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12月12日(木曜) ファンヒーター 一日の1/3を事務所で過ごすわけだが、いろいろお客さんが来るものだ。 いや、モチロン石けんを買いに来る方が殆どな訳ではあるが、 仕入れの商品を届けにくる運送屋さん、ヤクルトの、おばさんと言ったら失礼にあたるようなおねいさん、 車のセールスの方、大嫌いなキャッチやマルチの方、個人的なお友達。 4坪の事務所のウチ、1/3が商品の陳列、1/3が在庫商品の棚、1/3が事務机と事務スペース。 そんなかんじなのだ。何が?って今、こうしてキーボードを叩いている環境がだ。 で、そこに1台のファンヒーターがおわせられる。 6畳向けの小型石油ファンヒーターである。 15度くらいの温度に設定するだけど、事務所中が暖かくなる。 ところがどっこい、事務所と言っても、しがないプレハブ。 こんな雪に周りを囲まれているのだから、ファンヒーターが消えると一気に寒波が訪れる。 そして、この小型ファンヒーターが曲者である。 突然『ガタッ』とか言って止まりやがる。 見ると換気ランプがチカチカしている。 ハイハイ、換気すればいいんでしょ。 こんな狭い事務所なのだから、一酸化中毒死と背中合わせである。 換気扇があるので、定期的に換気扇は回している。 ま、これは普通であろう。 しばらくすると、また『ガタッ』とか言って止まりやがる。 見ると、【A1】なんてディジタル表示されている。 残念ながら、このファンヒーターは、年代物なので説明書なんてどっかにやってしまってる。 意味不明な【A1】は無視して、また運転ボタンを押す。 一時間に1〜2回このファンヒーターとの問答をしなければならない。 その他にも、ピピーピピー!と給油しろ給油しろと煩かったりもする。 そんなファンヒーターなのだが、一番やっかいなのが、【A2】のエラー。 2日に1回くらい表示される、この原因不明のエラー。 なんと、換気しても、運転ボタンを押しても、無駄なのだ。 また、すぐに【A2】のエラー表示がされて、止まってしまう。 10分くらい放置してあげないと、再運転してくれないのだ。 まったく気分屋さんのファンヒーターさんだ。 お客さんが来て、ドアを開けるとあっという間に寒くなる事務所。 温度を上げてやると、『ガタッ』と停止。 もう、ファンヒータに向かって愚痴るしかないのだ。 たのむ、ちゃんと役割を果たしてくれと。 そんな毎日を送ってます。オチは無いです。ごめんちゃい。 |
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12月13日(土曜) 誤字脱字 キーボードを打つのは早いほうだ。 そりゃぁシステムの仕事を10年以上もやっていたのだから、 人より遅くちゃ仕事にならん。 プログラムを組むのも、設計書を書くのも、すべてキーボードだったのだから。 しかし、毎日のことだったので、逆に慢心してしまって、 誤字脱字のチェックをおろそかにしてしまう傾向があるのだ。 こうして、パンチしていても、頭に浮かんだ文字をそのままパチパチと、叩いている。 で、全部打ち終わると、一度サラッとだけ読み返して、すぐに更新する。 結果、誤字脱字が多い。・・・と思う。 でも、何故かアップしている文章にはそれが少ない。 何故でしょう? 正解は・・・ 誤字脱字を見つけると、突っ込んでくれる人がいるから! アナタです。ありがとう! コレカラモタヨリニシテイマス。 |
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