退院してからのこと
2週間ぶりの我が家、やっぱり落ち着く。
息子達の部屋を見ると 案の定すさまじい状況になっていた。
ここは しばらく目をつぶることにしよう。
乳がんと言う病気は 手術前は痛くも痒くもないのでまったく
普通にしていられるが手術して帰ってくると
とたんに「病人」になってしまっている自分に愕然とする。
手は上まで上がらない、重いものは持てない、何をするにも
気力がない、そしてこうした状態がいつまで続くのか、
いつになったら元の生活にもどれるのか、
全く先の見通しがつかず 不安になってくる。
退院してからも 週に2回ぐらい 脇にたまった水を
抜くために通院した。
脇に針をさして 水も抜くのだが
脇の感覚が麻痺していて、何にも感じない。
2週間ほどで 水もたまらなくなった。
手術の結果がでて 今後の治療方針が決まる。
右が乳頭腺管がん、左が硬がん、左はリンパに転移あり。
ホルモンレセプターはともに陽性。
ということで 半年の予定で抗がん剤の点滴と
ホルモン療法をすることになった。
退院後 1ヶ月もすると ほとんど元の生活にもどっていた。
横向きに寝られるようになる、
電車のつり革がもてるようになる、
車の運転ができるようになる、
かぶりの洋服が着られるようになるといった
できなかったことが 一つ一つできるように
なっていくことが とても嬉しく感じる。
そんな私の回復を助けてくれたのが アロマセラピー。
植物たちのパワーをもらって
どんどん元気になっていく。
素敵な香りに包まれて 身も心も癒される。