今回は フレームページを作る際に 気を付けてほしいことをお話していきます。
このお話は 以前 「フレームのメリット・デメリット」でも少し触れたのですが、
もうすこし踏み込んだお話になります。
● 初心者には難しいかも?
フレームページの構成を よく理解できていないまま
制作していくと
フレーム枠と表示させたいページの関係や リンクの設定で躓いて
解らなくなってしまいます。
フレームページの基本は
● どのフレーム枠になんというファイルを表示させるのか、
● どのリンクからどのフレーム枠へどのファイルを表示したいのか、
これをきちんと把握していないとうまくいきません。
面倒くさくても しっかり確認するクセをつけましょう。
● ページ幅に気を付けて!
フレームページは通常ページと違って 1つのページを分割して
表示しています。
ですから 制作の時 常に内容がフレーム枠内にうまくおさまりきるように
ページの幅を確認しながら作業していきましょう。
狭いスペースにやたらと長文があると 読みづらいし かえって
ぐちゃぐちゃした印象を与えます。リンクメニューはコンパクトに
本文 解説文は簡潔に! を 意識してください。
狭い場所に だらだらした文章は禁物です。
書いた文章を 一度声をだして読んでみて もっと短く言い換えると
どうなるか いろいろと工夫してみましょう。
● スクロールバーが不格好
せっかくキレイに作ったページも スクロールバーのおかげで
なんだか台無し・・・ できれば表示してほしくない。
ということで スクロールバーを表示しない設定にしたとしても
左側メニューにいろいろと詰め込みすぎてしまうと
ブラウザのウィンドウ内におさまりきらなくなってしまいます。
こうなってしまうと 環境によっては、ブラウザのウィンドウの
表示幅を画面以上に大きくしないと メニューが使えないケースも
でてきます。
そんなことにならないために たとえ狭いディスプレイであっても
使えるような配慮も考えておきましょう。
メニュー側もスクロールできるようにするとか、
メニューの量を減らすとか
別の方法を考えるとか
いろいろと工夫してみてください。
● どのページにもトップへ戻るリンクを入れる
フレームページは 最低でも3ページ以上で成り立っています。
本来であれば フレームを分割しているページにアクセスしてほしいわけですが、
検索エンジンの結果によっては メニュー側や コンテンツ側のページに誘導
されてしまうケースもあります。
ページにアクセスしたとき ページに誘導するリンクがなかったら
訪問者は 検索結果にもどって 他のページに行ってしまいます。
そうならないために どのページにアクセスされても迷わないように
必ずトップページに戻れるリンクを設定するようにしておきましょう。
● 広告に気を付けよう
無料レンタルサーバーを借りている場合 どのページにも
ページのどこかに広告が入るケースがあります。
もちろん フレームページを作った場合も やっぱり広告が入ります。
この状態のままフレームページを作ってしまうと
広告がどうしても邪魔で 不格好になってしまいます。
サービスによっては 広告をはずせるケースもあるようですから、
困ったときはレンタル会社のほうに確認をとってみましょう。
● URLは変わらない
フレームページのURLは たとえページを切り替えても
URLが変わることはありません。
ちなみに こちらのページで アドレスバーを確認してみてください。
リンクをいくらクリックしても URLは変わってくれません。
これは アクセスしているのはあくまでも フレーム枠のページであって
切り替わっているのは フレーム枠内のページだからなんです。
例えて言うなら 額縁に入った絵が入れ替わっているだけで
額縁そのものが 入れ替わるわけではないからなんです。
そこで 訪問者が サブページだけにお気に入りをしたい場合
わざわざそのページ単体をブラウザで表示させて お気に入りに登録するという
結構面倒な作業をさせてしまいます。
ちなみに 先ほどのページのリンクをクリックしてページが切り替わった
状態でブックマークしておきます。 いったんブラウザを終了して
もう一度アクセスしたとき 初期ページの状態で表示されてしまいます。
時間があるとき ちょっと試してみてください。
● 検索エンジン対策に不利
フレームページの場合 本来アクセスして欲しいページは
フレーム枠の役割をしているhtmlファイルですね。
このhtmlファイルは フレームの役割をしているだけであって
文字を強調したり 斜体にしたりといった文章情報を入れること
ができません。 検索エンジン対策には ページにキーワードを
上手に入れていくのが効果的なんですが、フレームページの場合
は これもできません。
つまり 検索エンジン対策には不利 ということになります。
これが フレームページが嫌われる原因のひとつです。
でも 対処法が全くない というわけでもありません。
それは 次回のお話で。。。。
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