前田の算数
前 田 の 算 数 実 践 事 例 | |||
計算ミスをなくす 予言パワー | |||
計算ミスは楽しくなくす! | |||
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1、計算ミスをなくす指導は、楽しく行う! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「小数のかけ算」は、計算ミスが多くなる単元である。 普通のかけ算に加え、小数点の位置や0を消す操作などが加わり、 計算が複雑になるからである。 たかがミス。 されどミス。 目くじらを立てて指導する必要はないが、 楽しく、しかし確実に、ミスをなくす指導をしていきたい。 |
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2、 間違いを予言する! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ミスをなくす方法として、「間違いを予言する」というアイディアを提案したい。 「こんな間違いをする人が、必ず3人います!」 と予言しておくのである。 子どもたちは間違う何人かの中に入りたくないから、 間違えないように必死になる。 さらに 「きっと先生の予言は当たりますよ。当たるかどうか勝負しましょう」 と付け加えれば、楽しく盛り上がる。 |
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3、 子どもに予言させる! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 先生が予言するばかりでなく、子どもに間違いを予言させても面白い。 「今度のテストで、どんな間違いをする人がいるか予言しよう」 と投げかけるのである。 どんな間違いをするか考えるというのは、大切な学習である。 その際、ドリルやノートを見させて、 自分がどんな間違いをしてきたかを参考に考えさせるとよい。 自分の間違いを振り返ることにもつながる。
「絶対に自分はそんなミスをしないぞ」と意識づけることができる。 テストの後には、予言が当たっていたかを確かめる。 「こんな間違いをした人?」と聞いて人数を数えるのである。 子どもたちは「予言が当たった」「外れた」と盛り上がる。 ちなみに1番多い間違いは「小数点の位置の間違い」であった。 どのような間違いをしたのかと尋ねられると、 計算ミスをした子は間違いを直すだけでなく、 自分の間違いがどの予言に当てはまるのかを考えなければならない。 間違いそのものを直すだけでなく、間違いを一般化するので、次回へとつながる。 |
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4、 教科書の代わりに! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 限られた授業時数の中で、何も予言の時間を特別に設ける必要はない。 どの会社の教科書の中にも、大抵、間違いを正す問題が掲載されている。 その問題の代わりに、予言を行ってみたらいいと思う。 間違えた計算が載っていて「間違いを正しく直しましょう」という問題も、 間違いを予言することも、ねらいは同じである。 ただ、間違いを正す受け身の問題よりも、 自ら予言する方が力が付くし、楽しいと思う。 |
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