前田の算数
算 数 以 外 の 実 践 事 例 | |||||||||||||||
道徳 イソップ物語「水を打つ漁師」 (中・高学年) | |||||||||||||||
イソップ物語で討論の道徳を! | |||||||||||||||
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ イソップ物語で、討論の授業を! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ イソップ物語に「水を打つ漁師」という話がある。 この話を教材にして、道徳の授業をおこなった。
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1、互いの意見を主張し合う ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お話を読んだ後
と発問した。 ワークシートに自分の考えを書いた後、討論の場を設けた。 ここでの討論では、多少の悪ノリがあってもよい。 お互いの主張がはっきりと見えてくることが大切である。 討論が活発になるように、座席を移動し、漁師派と川下派に分かれて向かい合わせた。 討論では、次のような意見が出てきた。
最初のうち、子どもたちは、
しかし、時間が経つに連れ、
といったように、相手の立場も考えた上で、妥協案を考え始める意見が出てきだした。 |
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2、互いの立場を考える ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ そこで、新たな発問をすることにした。 「いったん、それぞれの立場を忘れてください」と言い、
と発問した。 どちらの立場も考えた上で、もう1度、問題を見つめ直してほしいと思ったのである。 子どもたちからは、次のような解決策が出てきた。
どれも、どちらの立場も考えての解決策である。 話し合いのまとめとして、次のような発問をした。
子どもたちからは、「〜」に入る言葉として、
最後に、次の詩を紹介し、授業を終えた。 |
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楽しさってね (山本真吾) わたしが楽しいだけの1日ではなく あなたが楽しいだけの1日ではなく あの人が楽しいだけの1日ではなく みんなが楽しい1日だとイイね わたしが100%楽しいと、あなたが楽しくないかもしれない あなたが100%楽しいと、あの人が楽しくないかもしれない あの人が100%楽しいと、だれかが楽しくないかもしれない わたしがほんのちょっとがまんして あなたがほんのちょっとがまんして あの人がほんのちょっとがまんして みんなでほんのちょっとがまんすると みんなが80%楽しいんじゃないかな みんなで楽しいと、120%楽しいよ 人と人が生きていくって、そういうことじゃないかな 一人でいても、きっと楽しくないよ だから、みんなでほんのちょっとがまんして みんなでほんのちょっとがんばって 楽しくいこうよ |
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お わ り に ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2人以上で生活していれば、必ずケンカがおこる。 どちらかが正しく、どちらかが悪いとはっきりするケンカばかりではない。 時には、互いの正義と正義がぶつかり合ってケンカが起こることだってある。 個人的には、7主張して3譲るぐらいが、仲良く過ごす極意かなと思っている。 大切なのは、自分の主張ばかりではなく、 相手の気持ちも考えて、よりよい着地点を見つけることではないだろうか。 |
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