前田の算数

前 田 の 算 数  実 践 事 例
5年 「合同な図形」
「あれ?」を生み出すアイディア教材×2

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 「あれ?」を生み出すアイディア教材@
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導入は、トリックアートで!

「合同かどうかを調べましょう」と教師が言うのではなく、
「合同かどうかを調べたい!」と子どもが動き出すようにしたい。

「合同な図形」の学習の導入では、次のようなトリックアートを提示した。
@とAえは一見同じには見えないが、実は同じ形だという仕掛けである。

これを見た子どもたちは、
「え、本当に同じ形なの?」
とものさしをあてて確かめて出す。
長さが同じであることを確かめたら
「でも、待てよ…」と角度を調べ出す。
角度も同じであることを確かめたら
「長さと角度が同じなら、本当に同じ形と言えるのかな?」
と切り取り重ねて確かめ出す。

子どもが自ら、動き出すのである。




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 「あれ?」を生み出すアイディア教材A
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作図は、鈍角三角形で!

合同な図形の作図で、次のような鈍角三角形を教材に用いた。

通常“2辺とそのはさまない角”では作図できない。
下図のように、2通りの三角形ができてしまうからである。

しかし、次のような場合はどうだろう。


辺BC・辺CAの長さと角Bの大きさが分かれば、三角形は1通りに決まる。
2辺とそのはさまない角で、作図することができるのである。

「“2辺とそのはさまない角”でも作図できる」
そう言われると、
「でも…」と言わずにいられなくなる。
「でも、辺BCと辺ABと角Cだったら…」
「他の三角形だったら…」
と他の場合を確かめてみたくなるのである。

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