前田の算数

前 田 の 算 数  実 践 事 例
2年生 トピック教材 折り紙で算数
おみくじゲーム 〜開いらどんな形?

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 おみくじゲーム 〜開いたら、どんな形?
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★ あれ?3種類の形ができたよ!


 「今日はおみくじをしますよ」
 そう言って、折り紙を手渡した。おみくじの作り方は、次の通りである。


 @ 半分に折って、長方形にする

 A もう半分に折って、正方形にする

 B もう半分に折って、三角形にする

  

 C すべり台の向きにおいて、てっぺんのかどをはさみで切る

  


 さて、おみくじを開いてみると…、
 あちらこちらから「あれっ」という声があがった。開いた形がばらばらになったからである。
 次の3種類の形が出来上がった。



★ 当たりの作り方が分かったぞ!

 子どもたちから「おもしろい!」「もう1回やってみたい!」という声があがった。
 そこで、
 「おみくじですから、今度は当たりを決めてやってみましょう」と提案した。
当たりの形を1つ決め、「この形になったら当たりですよ」というわけである。

 時々当たりを変えながら、こんな遊びを何度かおこなった。
 最初のうちは「当たったー」「はずれたー」と一喜一憂していた子どもたちであったが、何度かやっているうちに、「当たりの作り方が分かったぞ…」という子が出てき始めた。


★ 思い通りの形を作ってみよう!

 そこで、「どうすれば、思い通りの形を作ることができるのかな?」と問い掛け、
それぞれの形の作り方を発表する場を設けた。

      

 折り目に着目すると、説明しやすい。
「三角形にする時の折る向き」「切るときの場所」によって、出来あがる形が変わるのである。

 説明に合わせて、実際に作って試してみた。
 最後にもう1回、今日の運試し…。
 ほぼ全員が「当たり」になった。

 こうして、開いた形を予想することが、6年生の「線対称」の学習につながる
 図形感覚の素地となる。
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