前田の算数

前 田 の 算 数  実 践 事 例
算数道場
算数を好きにさせる環境づくり

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 楽しく算数で遊ぶスペースを!
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 廊下の片隅に設置した“算数道場”。
そこは、手で触れながら、楽しく算数で遊ぶスペースである。
休み時間になると、たくさんの子供たちが集まってくる。

算数道場に置いてある教具には、昔から伝わるものもあれば、本やインターネットで見つけてきたものもある。
いろいろある教具の中から、下の条件を満たすものを厳選して置いている。


@ 手で触れて、楽しめる。
A 何回やっても、楽しめる。
B 楽しみながら、算数の力がつく。




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 教具の紹介
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九九パズル

九九表をパズルにしたもの。
「縦が4ずつ増えているから、このピース4の段のところだよ。」
などと、子供たちは楽しみながら、九九のきまりを見つけていく。



九九ぐるぐる

九九を唱えながら、商の一の位の数字をつないでいくと、素敵な模様ができあがる。
「1と9の段、2と8の段、3と7の段、4と6の段は、模様が同じになるね」
などと、子供たちは、楽しみながらきまりを見つけていく。



ジオボード

格子状の釘に、輪ゴムで模様をつくる。
図形の感覚が豊かなる。



テトロミノ

4つの正方形を1つのピースにしたパズル。
図形の感覚が豊かになる。



タングラム

正方形を7つのパーツに切り分けた
知恵の板。図形の感覚が豊かになる。



ハノイの塔

円盤を、左端から右端に動かす。

ルール1
  円ばんは、1こずつ 動かす。
ルール2
 小さい円ばんの上に 大きい円盤を乗せてはいけない。
ルール3
 棒のない所に円盤を置いてはいけない。

楽しく遊びながら、論理的な思考が身に付く。



魔法陣

0〜9までの数を、縦、横、斜め、どこから足しても、答えが15になるようにする。
計算力や、論理的な思考が身に付く。



パターンブロック


黄色の六角形、赤の台形、青のひし形、
緑の三角形などの木製色板。
図形の感覚が豊かになる他、
活用の仕方はいろいろある。



立体の色板(商標名「ピタゴラス」、メーカー「ピープル」)

磁石の力で、立体的に組み立てられる色板。
子どもたちの1番人気の教具。



パタゴロン




2平方pの直方体を転がして、
うまく穴の中に落とすゲーム。
論理的な思考が身に付く。


将棋
論理的な思考が身に付く。


算数文庫
算数に関する楽しい本。



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 前田先生からの挑戦状
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子供たちは飽きっぽい。
いくら厳選された教具でも、一年中同じものを置いていては、次第に人気がなくなってくる。
そこで、「前田先生からの挑戦状」というコーナーを設置している。
「前田先生からの挑戦状」とは、頭をやわらかくしないと解けない算数クイズである。
このコーナーは数日ごとに問題を更新していて、解けた人は算数ポストに、解答を入れるシステムになっている。

解けそうで解けない、その歯ごたえが、子供たちの挑戦意欲を掻き立てる。
中には、“前田からの挑戦状”を家に持ち帰って、家族みんなで知恵を出し合って解いたという、うれしい話も聞いた。



ちなみに、余談であるが、この“前田先生からの挑戦状”は、トイレにも掲示している。
用をたしている時というのは、意外と掲示物を見ているものである。
そして、用をたしている時にひらめくことって、結構あるものである。



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