「変化しなければならないPDA」

ついにPalmの日本語版が発表された。

PDAの世界市場シェア70%という「怪物」がついに日本に上陸したのだ、迎え撃つシャープは、携帯情報端末ザウルスのソフト開発ツールとして、新たに「CodeWarrior for Zaurus」を採用する。これによってソフトの開発環境を拡大し、ザウルス向けソフトを増加させることを目指すという。

しかし、最近は携帯電話に比べてPDAはどうも元気が無い、ザウルスは93年の販売から累計台数が200万台を突破したが、iモードはわずか13ヶ月で500万突破した。

最近はiモードなどのインターネットに接続できる携帯電話の機能は向上しており、PDAの主な機能である、アドレス帳やスケジュール帳が携帯電話でも十分使えるのである。そうなってくるとわざわざPDAを持ち歩く理由がまったくなくなってくる。

ではPDAは消えゆく運命なのだろうか?そうではない、PDAには第二の人生が待っている。まずはゲーム機との融合だ。最近は携帯電話向けに提供されるゲームも多くなってきたが携帯電話の小さな画面と10キーだけでは操作性かせかなり苦しくなってしまう。既に任天堂の次世代携帯ゲーム端末「Game Boy Advance」は既に携帯電話と連携を考えている。

また、ゲームだけではなくインターネットとの連携をますます深めていく、現在のPDAは限られたメモリにソフトをインストールしなければならないが、インターネットでその機能を提供できれば、少ないメモリを意識せずに最新のデータや機能を使う事ができる。

現在のPDAは主にモバイルを意識して作られているが、インターネットと連携したPDAはモバイルだけで使うのはもったいない。パソコンよりも安価で操作が簡単なゲーム機などのインターネットアプライアンスが注目されているが、モバイルにも使えるPDAベースのインターネットアプライアンスは意外にゲーム機などよりも便利で使い勝手が良いのではないだろうか?

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「携帯できないケイタイ」(3)

携帯電話の問題点はまだある。

一番の問題点は料金の高さだ、普通の通話料金の高さは言うまでも無いことだが、インターネットに接続した場合のパケット料金もかなり高い。

携帯電話で音楽配信が始まると聞き、現在のパケットの料金で3メガバイトのMP3ファイルをダウンロードしたと仮定して計算したところ、なんと8000円程度の料金になる計算になった。(ただ、現在の携帯電話での音楽配信の計画を見ていると、各社ともはじめはパケットを使わないPHSでの配信を考えているようだ。)

今後は多くのユーザーか携帯電話でインターネットに接続するようになると考えられるが、接続料金の高さは必ず大きなネックとなる。

このように、携帯電話の「欠点」を見てきたが、ここから今年〜来年にかけての携帯電話にどのような変化が起こるか考えてみる。

まず、第一に防水や耐ショック型携帯電話の普及や指輪型、時計型の情報端末が普及する。これは「携帯できないケイタイ」に書いたとおり、携帯電話は壊れやすくしかもなくしやすい。このような問題点に対処するため、防水携帯電話が普及するだろう。このような、携帯電話はカシオから出ている「C303CA」が有名だが、このようなアウトドア用の携帯電話ではなく普通の携帯電話にも防水や耐ショック加工をした携帯電話が出てくるだろう。

第二にPDAと合体した製品が登場するが、市場からは受け入れられず失敗に終わるだろう。繰り返しになるが、重要なのは機能を一つにする事ではなく、自分が欲している情報を一つにする事である。(しかも最近の携帯電話はヘタなPDAよりも機能が充実している、無駄な機能付け足しただけではかえってジャマだ。)何も強引にPDAとケイタイを一緒にする事はないそれよりも別々にして、「情報」をお互いに利用できるようになれば良いのである。ブルートゥースが普及すると考えられている2002年程度にはこのような考えはなくなっているだろう。

第三に携帯電話の料金が安くなる。一般の電話回線に比べて携帯電話でのインターネット接続は料金が高くなるという事は上記の通りだが、各社とも様々なコンテンツに接続させるようにするため料金を安くするだろう。将来はデシタルラジオなど多メディアとの融合も考えられる、そうなった場合接続料金が現在のままであれば大きなマイナスポイントになるは確実である。

関連リンク

携帯電話向けの音楽配信技術規格

音楽はケータイで聴く時代へ? 三洋,日立,富士通が携帯電話向け音楽配信システムを発表

CeBIT2000レポート CeBITで見かけた世界の携帯電話 【前編】

携帯電話がクレジットカードに!?

 


 

「続・携帯できないケイタイ」

最近、ずいぶんと携帯電話が話題になっている。iモード会員が@niftyを抜いて国内最大になったり、iモードの他にもインターネットに接続できたり、電子メールをやりとりできるようになり、パソコンに代わってネットの主役になると携帯電話はオオモテだ。

しかし、携帯電話にも弱点がある。一番の弱点は画面が小さくて文字などが見にくいという事だろう。そこで、次世代携帯電話の試作品の中にはPDA型PCと携帯電話を合体させたようなものが登場してきた。これがあれば電話もできるしアドレスやスケジュールを管理しやすいだろう。しかし、それの使い勝手はPDAと携帯電話を別々に使っていたころよりも悪くなるだろう。

まず、通話が非常にやっかいになる。大きさがPDAの電話を持って通話するとなると手が非常につかれる事になる。もちろん、今の携帯電話のように使わずにイヤホンマイクを使うと考えられるが、四六時中イヤホンマイクをつけていない人は通話するたびにマイクをつけなければならない。

携帯電話とPDAが一つになれば確かに便利だ。しかし重要なのは携帯電話とPDAを合体させる事ではなく、お互いの情報が相互通信できるようにし、最新のデータをPDAからも携帯電話からみ見られるようにする事が重要なのだ。

形だけPDAと携帯電話を融合させても意味がない、本当に重要なのはお互いの「中身」を融合させる事が重要なのだ。

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「携帯できないケイタイ」

携帯電話を持っていなかったウチのサークルの部長がついにケイタイを買った。
外出が多く、つかまらない事が何度もありサークル員の中から「部費で部長にケイタイを買わせる」 という意見まで出たのでケイタイ嫌いの部長もついに観念したのだろう。しかし、彼が携帯電話わもっていたのはわずか10時間だった。なんと、買ったその日のうちに無くしてしまったのである。買ってその日のうちになくすか、ふつー

しかし周りを見てみると彼のような事は珍しくはないようだ。どうも携帯電話を無くしたり、こわしたりする人が周りに多いのだ。特に壊れる理由として「水」関連が多い、洗濯機で丸洗いされたり水たまりや洗面所に落としたりする事故も多いが、以外に見落とされがちなのが「」だ。胸ポケットに携帯電話を入れたまま走ったり軽い運動をすると発生する「汗」で携帯電話が壊れてしまうケースもあるらしい。

もうひとつ壊れる大きな要因は携帯電話を落としたり叩きつける時に生じる「衝撃」だ、胸ポケットなどに携帯電話を入れた時、前屈みになったりすると携帯電話を落としてしまう場合がある。

最後に、携帯電話が壊れる理由の一つとして上げられるのは、携帯電話への「八つ当たり」だ携帯電話から聞こえてくるのは心地よい声だけではない、悪い知らせ(別れ話や株の暴落、受験の失敗)なども知らせてくれる場合もあるかもしれない。そのとき主人の八つ当たりにあうのは不幸な携帯電話だ。今の携帯電話は様々な個人情報が凝縮されている、もう一人の自分だ。別れ話を持ち出されたぐらいで 「 もう一つの自分」を壊さないように ・・・・・・・

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「カガミよカガミ・・・・」

ゼミの友達からメールが来た「ネット家電で、一個疑問点があるんですが。 ネット家電ってハック(クラック)されたらどうなるの? オーブンレンジとかは爆発したりするの?」 というメールが来ていた。

ネット家電(デシタル家電とも呼ばれる)とは簡単にいうとインターネットに接続できる、家電の事。インターネットに接続できる冷蔵庫や洗濯機が既に販売されている。悪い冗談のようだが、ヤツラは本気だ、本気で売ろうとしている。

「コレを何に使うの?」というのが普通の反応だ。ネット家電の使用例として例えば、インターネットに接続できる洗濯機はなんと外から洗濯ができる。インターネットに接続できる電球はなんと電球が切れそうになると知らせてくれるらしいのだ。しかし、「外でも動かせる洗濯機」を高い金を出して誰が買うのだろう?

しかし、あと数十年もすれば家電製品はこのような「ネット家電」になる可能性もある。「ネット家電」はインターネットにつながる事で様々な情報を家電で処理する事ができるのだ、例えばこの前シャープが発売した、「インターネット電子レンジ」は離乳食やダイエットメニュー、などのガイドブックに載っていない変わったメニューでもインターネットを利用して電子レンジのプログラムをダウンロードする事ができる。また、それぞれの家電が相互接続する事で一つの家電をセットすれば、他の家電のタイマーもセットする事ができる。

さらに、今までとは違った商品コンセプトも考えられる。自分の顔の輪郭が記録できたり皮膚の情報を表示できる鏡や、受話器を取れば体温と血圧計ってくれる電話が登場するかもしれない。白雪姫ではないが自分の美しさを鏡に問いかける日もやってくるかもしれない。それはそれで色んな意味で不健康になりそうだが・・・・

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2月19日 「2」との新旧交代?

2月18日、今日は様々な新商品や発売された。

先日発表されたばかりのアップルの「i book SE」やMicrosoftの「Windows2000」が 今日発売された。しかし、話題に上ったのは「i book」でも「Windows2000」でもなく、発売を2週間後に控えたPS2だった。

それにしてもすさまじい、「PS2」を先行予約できるサイト「プレイステーション・ドットコム」は久多良木健SCEI社長によると、最初の一分間で10万ヒット、ピーク時には40〜50万ヒットを記録したという。人々がPS2に注目しているという事が具体的な数字を通して証明されたわけだ。

いわゆる「デジタル家電」と呼ばれるものが最近登場しつつある。おそらく今回のPS2はただのゲーム機できなく「デジタル家電」の先駆けとなる事になるだろう。

安価なDVDプレーヤーとしてまた2000年以降はCATVを使ったインターネット接続も期待されている。セガのドリームキャストでインターネットに接続しているユーザーですら100万人を突破している。PS2が本格的にインターネットに接続を始め、何人もの人が新たにインターネットに接続するかはわからないが、インターネットや今後のネットワーク社会に大きな影響が出る事は間違いがない。

 

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2月17日 きみのページじゃダメだね。

自分のページを公開した!早速、友人に知らせようと思ってメールを出す、よくある光景だ。そして、友人はアドバイス送ったりあたりさわりのない言葉をメールで返信してくれる。

「一言で言ってブザマ」

「小学生でも考えられるレイアウト」
「3ヶ月に一回しか書き込みのない掲示板の方がまだおもしろい」

ページを見てくれた友人3人に私のページの感想を聞いたところ上記のような3通りの答えが帰ってきた。
ミンナキライ、ミンナキエチャエ・・・・・・

こうなれば、自分よりヒドイページを探すというとても後ろ向きな行動に出るしかない。もちろん「ひどいページ」といっても人によって印象が違う。何十億ページの中の「真の最悪ページ」はどこにあるのか?ところがこのような「最悪のページ」を決めるコンテストがあったらしい。

最も“見苦しい”Webサイトを選出・表彰するための賞「Mud Brick Awards」は「最悪のサイト」を98年度は「ICQ」の運営元であるMirabilisに、また99年度Quaker Oatsに決定とている。

おもしろいのは、「Mirabilis」と「Quaker Oats 」の選ばれた理由が正反対という事だ。審査員のコメントを引用すると。「Mirabilis」は「これぞ“なんでも食らえ”のWebサイトである。読者は確実に吐き気を催すであろう」「このページを見れば,大晦日のニューヨークのタイムズスクエアですらがらがらに思える」「石鹸のラベルに記載されている成分表のようである」というコメントが示すように、ユーザーが何処に行っていいのかわからないほど、一つのページにあまりに多くの情報を表示したために使いにくくなった事が選ばれた要因になっている。

それに対して「Quaker Oats」の方は、「味気ない簡単な画像にリンクを並べただけのトップページという,1992年当時の“暗黒時代”そのまま」 「冗談に違いない。スプレーペイントを吹き付けたくなる」と逆に情報の少なさが選ばれた理由のようだ。

当然の事だが、やはりwebに表示する情報は多すぎても少なすぎてもいけない、「適度」な情報量と、ページのユーザーが望む情報を上手くナビゲートしなければwebページを魅力的なものにはできないという事なのだろう。

そうなると、私のページは何が悪いのだろうか?表示する文字数が少ないのか?よし、あと5000文字は多く表示できるようにしよう。

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2月16日 MusicからMovieへ

少し前までDTMといえば「デスク トップ ミュージック」の事だったが、最近は「music」よりも「movie」の方が一般的になりつつあるようだ。

今までも、パソコンで映像編集用のソフトは確かにあったが、それらのソフトはどれも高価で一般のユーザーにはなかなか手が出せずにいたが、99年10月に「iMAC」にデジタルビデオムービーを作成するソフトウェア「iMovie」が搭載された事や、Windows98やiMACなどのパソコンがIEEE1394をサポートした事、またデジタルビデオカメラが以前よりも低価格になった事など、ここ1.2年でパソコンでビデオ映像を扱うチャンスが一気に増えた。

業界のトップ達もこの動きを見逃してはいない。たとえば、MicrosoftはWindows98の後継OSのWindows MEにビデオ編集用の『Microsoft Movie Maker』が含まれると発表している。またappleのCEOスティーブジョブズ氏は1月4〜8日に行われた「MACWORLD Expo/San Francisco 2000 」の中で同氏は、発売されて90日しかたっていないにもかかわらず、iMac DVユーザーの10%はiMac DVを使って映画を制作したことがあるとし、「iMovieは、非常に大きくなる。これは、キラーアプリだ」と述べた。 さらに今日から始まった「MACWORLD Expo/Tokyo 2000」の基調講演の中で「PowerBook G3」の新しいモデルを発表する時に「PowerBook G3は,ポータブルムービースタジオになる」と語った。

さて、パソコンでビデオを編集した後どうするのだろう? せっかく作った「映画」を見てもらわなければしょうがない。

では、どうやって人に見せるのか?今のところ、いちいちCDにコピーして人に配るぐらいしか自分の「映画」を見てもらう手段がないだろう。webで公開すればよいのだが、容量が大きすぎてとても気軽に公開できるものではない。

ここでも「music」から「movie」へと進化する。
世界中の有名/無名アーティストの曲が1,500万件以上登録されており、無料でダウンロードできる「MP3.com」などの音楽関連サイトが人気を集めていたり、インターネットで音楽配信が話題になっているが。これと同じ動きが「個人用のビデオ編集」でも起こるだろう。

容量が大きい「動画データ」を無料で公開できたり、ストリーミングで見られるようになる「ビデオ版mp3.com」が出てきてもおかしくないし、ビデオカメラを購入してくれた人に100Mほどビデオデータをおける容量を使えるようになるようなサービスも今後出てくるだろう。 もっとも、公開されるのは「お父さんが撮った運動会」ばっかりになってしまう可能性もあるが・・・・

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2月15日 eーバレンタイン?

この時期になると、どこかに必ず「あなたはバレンタインがすきですか?」というアンケートが結果で出てくる。答えは必ず男性よりも女性の方が「すき」と答える割合が多い。まあこのアンケートは「物を提供する人間と物を提供される人間のどちらが強いですか?」と聞いているようなものだ。弱者な男ども(の大多数)はチョコという黒い権力の前にひざまづきながら「ギブミーチョコレート、ギブミーチョコレート」と叫ぶしかないのだろう。(そんな大げさなもんかい!)

では質問を「バレンタインデーがなくなったら困りますか?」というふうに変えたらどうだろう?今までは「お菓子屋さん」ぐらいしか困らなかったがこれからは「オンラインショップ」もバレンタインがなくなっては困るようになるだろう。

米E-BuyersGuide.comによると,68%がバレンタインのギフトをオンラインで購入するあるいは購入したと回答している。さらに、33%が,今年バレンタインに50ドル以上をオンラインで費やし、チョコ以外のもの(花や本といったもの)の売り上げも順調に伸びている。

去年まではクリスマスだけかと思った「e−ギフト」「e−ショッピング」もアメリカでは着々と浸透しているようだ。日本でも「季節のイベント」と「オンラインショッピング」の結びつきは数年で協力になっていくだろう。(就職活動でインターネットを覚えた人達がインターネットで「卒業旅行」の注文に使うなど、日本でも活用例は増えている。)

さて、e−バレンタインの売り上げ上位を見ると。女性が選ぶギフト上位は,チョコレート,音楽,花,書籍。となっているが、男性は男性が選ぶギフト上位は,花,チョコレートに続き。宝石,エステ・サービスとなっている。やはり、「提供される立場」の人間はツライ。

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