耐力 : 材料強度で補正した値
 F  : 丸鋼筋かい(SS400)の基準強度
 A  : 丸鋼筋かい(SS400)の断面積
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転造溝加工費用は、高力ボルト一本分の価格と同等程度であり、羽子板・ガセットプレートのサイズ縮小による材料コスト減及び施工性を考えると筋かいM24以上では更に有利な方法と言える。また、接合面は錆止め塗装を標準としているため、ショットブラストは不要となる。
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筋かい
サイズ
締め付け
ボルト
溝接合部
最大すべり
(mm)
締め付けボルト
のクリアランス
(mm)
M12 M12(中) 0.6 1.0
M14 M12 0.2 1.0
M16 M12 0.9 1.0
M18 M16 0.2 1.0
M20 M16 0.4 1.0
M22 M16 0.4 1.0
M24 M16 0.4 1.0
M27 M20 0.4 1.5
M30 M22 0.9 1.5
M33 M24 1.0 1.5
表 筋かい破断時接合部すべり量
接合部の性能は終局耐力のみならず、羽子板とガセットプレート間のすべり量も評価の対象となる。在来の高力ボルト摩擦による接合法では一面せん断の場合、偏心曲げによる板の曲げ変形により、実質的には支圧ボルト接合の場合の問題はクリアランスの存在がすべりを生じさせ、接合部の剛性が低下する。本接合では、転造溝の勘合により筋かい破断時でもすべり量をクリアランス以下とする事が出来た。以下表参照
接合部のすべり
(1)
筋かい
サイズ
(2)
筋かい耐力
(実験)
(kN)
(3)
転造溝耐力
(実験)
(kN)
(4)
安全率
(3)/(F・A)
M12 34 141 6.7
M14 47 141 4.9
M16 66 153 4.0
M18 82 153 3.2
M20 104 153 2.5
M22 124 293 3.9
M24 139 293 3.3
M27 191 293 2.6
M30 215 293 2.1
M33 286 331 1.9
表 試験結果と安全率
  構造計算指針(日本建築センター)では筋かい降状耐力に対する接合部の破断耐力の比を安全率(α)とし、筋かい材にある程度の塑性変形を期待し、現実的に設計可能なところとしてαを1.2としている。しかしここでは丸鋼筋かいが破断するまで接合部が耐えることを目標とし、一般の鋼材が降状耐力の1.5倍程度の力で破断することから、αを1.5以上とした。以下表に接合部耐力試験の結果と安全率を示す。
接合部終局耐力と安全率