俳句ノート

<夏5>


2017,05,20 更改

 NO 句   備考 の会 ちくわ シニア句会  枻    その他
201 *函館や 烏賊火をよぎる 鳥の影 2015,09,20
202 *草むしり 総活躍の 一人とて 2016,04,18
203 *表とも 裏とも夏の 富士黒し 2016,05,06
204 *青葉木菟 遅き帰宅の 仕舞風呂 2016,05,06 2016,05,20
205 *尺蠖の 五体投地の 歩みかな 2016,05,06 2016,07,06 2016,05,20
206 *化粧ひたる 長谷の大仏 晶子の忌 2016,05,06
207 *老漢の 食後の黙や 含羞草  2016,06,03 2016,05,23 2016,05,20
208 *金魚鉢 主治医のメタボ 気になりぬ 2016,05,23
209 *忍冬や 甘き香の ベーカリー 2016,06,03 2016,05,23
210 *現世や 風に自在の 小判草 2016,05,20
211 *田水沸く 農を継がざる 親不孝 2016,06,03 2016,08,03 2016,06,20
212 *走り茶や 白磁の底の 薄みどり 2016,06,03 2016,06,20
213 *青葉潮 船より仰ぐ 那智の滝 2016,06,03
214
215 *六月の 無礼で済ます 八十路かな 2016,06,20
216 *面を寄す 麗人揺るぐ 白牡丹 2016,06,20
217 *障害の 子に添ふ母や 虹二重 2016,06,20
218 *蝉時雨 踊場(のなき)持たぬ 男坂 2016,07,01 2016,07,06 2016,06,20
219 *蟻の道 踏ままく止むや(踏むまじく止む) 父母の墓 2016,06,20
220
221 *鎌倉の 七口(七坂)坂や 七変化 2016,06,20
222 梅雨じめり 頭を垂るる 店暖簾 2016,06,20
223 *空か海か 雲か波か 夏霞 2016,07,01
224 *交番の 日とか燕の 子の巣立ち 2016,07,01
225 *噴水の 音の高むる 高さかな 2016,07,01
226 *岬鼻 夕日に濡るる 夏帽子 2016,07,01
227 *耳しひの 耳の奥なる 油蝉 2016,07,06 2016,07,20
228 *笊蕎麦の 海苔を踊らす 扇風機 2016,07,18 2016,07,06
229 *梅雨寒や 食卓にある 常備薬 2016,07,06 2016,07,20
230 *遠泳や 父に及ばぬ こともあり 2016,07,18 2016,07,06
231 *夏の月 まだ冷め止まぬ 石畳 2016,07,06 2016,07,20
232 *みつ豆に 話の腰を 折られをり 2016,07,06
233 *鎌倉の 虹片足を 海に入れ 2016,08,05 2016,07,06 2016,07,20
234 *金魚鉢 右手空いてる 招き猫 2016,08,05 2016,08,03
235 *敷島の 限りを満たす 青田かな 2016,07,18
236 *明易の 衣桁に母の 死装束 2016,08,05 2016,08,03 2016,07,20
(短夜の 夢や母の 死装束) 2016,08,03
237

*五輪塔 空風火水 地は極暑

2016,08,03
238 *サングラス ポケモンゴーを 盗み見る 2016,08,05 2016,08,03
239 *総帆の 展張涼し 日本丸 2016,08,05 2016,08,03 2016,07,20
(帆を張つて 涼風となる 日本丸) (2016,08,03)
240 *円相を 描き切つたる ヨットかな 2016,07,20
241 *茅の輪立つ 自在に潜る 神の鳩 2016,08,03
242 *片陰に 入るや落石 注意板 2016,08,03
243 *遠花火 コップの底の 生心 2016,08,15
244 *山百合の 花粉を流す 清水かな 2016,08,20
245

*草庵の 節穴明かり 明易し

2017,05,05 2016,06,20
246 *子規展を 出で薫風の 霧笛橋 2017,05,05
247 *膝立てて くつろぐ菩薩 夏きざす 2017,05,05 2017,05,06 2017,05,20
248 *農鳥の 現れて信濃路 今朝の夏 2017,05,05 2017,05,06 2017,05,20
249 *精一杯 背伸びしてゐる 植田かな 2017,05,05 2017,05,06
250 *子規展へ 青葉若葉を 抜けてゆく 2017,05,06 2017,05,20

夏6