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レポート6 親の為のストレスマネージメント
(めだか:児童福祉、養育家庭の専門誌 no.25 平成16年4月))

 今回は20年ほど前からprevention program(防止プログラム)としてスタートしたミシガン州にあるEaton Intermediate School District's Professional and Program Service(PPS)のプログラムを紹介します。常時32種類のミニシリーズ講座と16種類の6週間コースを親たちの為に提供しています。20名の正社員と30名のパートの人たちが働いています。
 
  プログラムの一つ「親の為のストレスマネージメント」を紹介します。このプログラムについては、実際にプログラムのコーデイネイターに話を聞きました。2時間の講座にはレクチャー、アクテイビィテイ、デイスカッション、ビデオ鑑賞があります。このプログラムは親、学校、エージェンシーのリクエストや、連邦、州、専門誌によるリサーチの結果をみて、必要と判断した時に開講しています。参加者のほとんどは父子、母子家庭の親だそうです。興味があり参加する人と、裁判所の判断で来る人がいます。通常のクラスは8人から18人です。
 
  講師側からみて、このプログラムは、親たちにどう日常生活のストレスを解消することができるのか、いくつかのヒントを提供できることがとてもいいことと思っています。その一方で受講者全員をデイスカッションに参加させることが難しいようです。
 
  受講者側は、親のストレスがどのように子育てに影響するのかを学ぶことができることや、ストレス処理のアイデアを得ることができることがとてもいいと感じているようです。ただ自分のスケジュールを受講日に合わせることが難しいようです。
 私はプログラムのコーデイネイターのお話や、すべての講座が紹介されているパンフレット、エージェンシーの規定を見て感じたことは、いろいろな市民のニーズに対応したプログラム作りが成されていることが、素晴らしいと思いました。日本でも近い将来家庭教育プログラムの土台をしっかりと組み立てていくことが必要になってくると思います。